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【2/27~3/4】6日連続計8公演ライブレポ【前編】

 どうもです。

 今回は、2月27日(木)から3月4日(火)にかけて、6日連続で計8公演のライブに参加してきたので、そのライブレポをまとめて書いていきます。普段はライブ1本毎にレポを書いているんですが、今回は前編・後編に分けて、いつもよりコンパクトに要点を記録する形にしようかなと。その理由や経緯については、追々別の記事で触れるかもしれません。

 では、興味あるライブだけでも読んで頂ければ幸いです!


【2/27 Lorna Shore “Live in Tokyo 2025”@DiverCity Tokyo】

 アメリカのブラッケンド・デスコア、Lorna Shoreの一夜限りの初来日公演。オープニングアクトには福岡発メタルコア、Paleduskを迎えました。

 ライブが発表されてから約8ヶ月ずっとずっと楽しみにしていたライブ。神盤『Pain Remains』がリリースされてからは約2年半、遂に日本にも来てくれました。無事に実現して本当に良かったです。

 まずPaleduskですが、1月の主催企画ぶり。若干アウェーな雰囲気でしたが、「Paledusk早く終わんねえかなって思ってる人達をウォオオオって言わして帰るのが仕事なんで!よろしく!」といつも通りアグレッシブなパフォーマンスをかましてくれました。Lorna Shoreについても「2年前にツアーでヨーロッパ行った時に楽屋が隣で友達になって、日本来るって先に聞いて、向こうから声を掛けてくれた」とエピソードを語り、「デスコアみたいなサブカルチャーを好きな人がこんだけいるのは、バンドやってる身として素晴らしい事だなと思う。立たせてくれてありがとうございます」と感謝を述べる姿もありました。約30分でセトリも攻め、ラストは「Paleduskとして、日本人として、大切にしている曲です」と「PALEHELL」を披露し、会場をしっかり沸かせる姿が頼もしく、Lorna Shoreへとバトンを渡しました。

やっぱりデカイステージが似合う日本代表バンドです

1.AREA PD
2.NO!
3.TRANQUILO!
4.BLACK ICE
5.SLAY!!
6.RUMBLE
7.Q2
8.PALEHELL

 転換中はステージにもバンドロゴの垂れ幕が飾られ、本当に始まるんだな…と緊張と興奮が入り混じってましたね。そして始まるや否や、想像を超える衝撃でいきなり泣いた。憧れとか好きとかそういった感情を溢れんばかりに抱いたまま、いざホンモノを目にすると爆発して涙が勝手に出てくるんですよ…。気付いた時には笑顔でメロイックサインを掲げながら泣いてた。迫力ある音響や、それと見事に連携する照明演出も最初から最後まで素晴らしかったですし。

 Vo. Will Ramosのスクリームはガチで空いた口が塞がらなかった。ボリューム・ピッチ・キレ・スタミナ・テクニック等、全てを兼ね備えており、五角形パラメータみたいなのがあったら、オールMAXみたいなステータスしてる。普通スクリーム出す行為で一杯一杯になりがち(それ主体になる)だと思うんですが、そうならない異常な安定感と魅せ方を兼ね備えているのも凄かった。煽るタイミングとか佇まいもオーラありすぎて。
 楽器隊も普通じゃ考えられないタイトな演奏で、荘厳な世界観を体現。スピード、テクニック、グルーヴ等を終始維持しつつ、彼等もスタミナの限界を感じさせなかったので本当に訳が分からん。圧巻のパフォーマンスです。
 総じて、情報量と刺激が完全にキャパオーバーする初めての体験でした。

 開幕に続き、大好きな「Sun//Eater」で二度目の涙を流し、アンコールの組曲「Pain Remains I~III」も感動の渦に包まれ、三度目の涙を流しましたね。Ⅱがガチで泣きメロすぎて無理。こんなライブ初めてです。アンコール前MCで、Willが「僕らと一緒にいてくれて、生かしてくれて、本当にありがとう。この美しい瞬間を皆んなと共有できて幸せだ」と感謝を述べる姿も印象に残っています。さらに、ハイライトとして「Pain Remains III」のラスサビに入る前の間奏で、スマホライトとスポットライトに照らされる中、Willが「We Are Lorna Shore.」と一言だけ放つ姿も余りに神々しくて、脳裏に焼き付いています。

一生の想い出

 Vo. Willは「キテクレテアリガト!」「アイシテル!」と日本語での挨拶も積極的にしてくれて、最後「マタネ!」と云う言葉も嬉しかったです。改めて、音源を聴いた当時の衝撃や期待を遥かに超えてきた体験で、No.1と云うより比べる事もできない次元に彼等はいるなと。彼是10年以上色んなバンドを見てきましたが、明らかに別次元、異次元で。コレが現在進行形で歴史に爪痕を残している最高峰のバンドかと…現地で体験した人だけがその凄さを正しく実感できるライブだったと思います。ガチで凄すぎて動画を見返して鳥肌が立ちますね…死ぬ時に思い出すレベルのライブ。一生モノの想い出です。本当にありがとうございました!

1.Welcome Back, O' Sleeping Dreamer
2.Of the Abyss
3....And I Return to Nothingness
4.Sun//Eater(feat. KAITO(Paledusk))
5.Cursed to Die(feat. Nick Chance(Beautiful Child of God))
6.Into the Earth
7.To the Hellfire
8.Pain Remains I: Dancing Like Flames
9.Pain Remains II: After All I've Done, I'll Disappear
10.Pain Remains III: In a Sea of Fire


【2/28 UNPROCESSED JAPAN 2025 TOKYO@新宿ANTIKNOCK】

 ドイツはヴィースバーデン出身のプログレッシヴ・メタル/Djent、Unprocessedの来日公演。オープニングアクトにはメタルコア/スクリーモ、SLOTHREATが抜擢されました。

 SLOTHREATを観るのは、2021年11月7日に開催されたSLOTHREAT主催の「PATH OF RIGHTEOUSNESS DAY1」ぶりですね。かなり久々。代表曲「蒼華」「ILLUMINATE」を序盤から惜しみなく披露し、「Face it」などプログレッシヴな要素が光る楽曲で今夜のファン層にも刺さる様にアピールしていましたね。Vo. KAZは体形が少し膨よかになった印象を受けましたが、持ち前の抜けのいいハイトーンボイスは健在。色気があって好きなのよ(彼の前身バンドLAST CALIXの頃から惚れている)。楽器隊も派手な動きはなくとも、集中力が伝わってくる演奏で、ラスト「Utsusemi」では汗が滴ってもなりふり構わず演奏する姿がグッときました。

もっとファン増えるべき良バンド

1.心霧
2.蒼華
3.ILLUMINATE
4.Face it
5.Harmonize
6.Rebels
7.Utsusemi

 Unprocessedは、2020年の来日キャンセルで涙を流し、元々昨年6月に開催予定だったのが延期され、遂に待望の初来日公演が実現しました。

 アンチノックはそこまで好きな箱ではないんですが、折角小箱でやるなら近くで観たい!と意気込んで早めに近くを確保しました。結果、こんな至近距離でバカテク拝めていいんですか⁈って終始大興奮。一瞬たりとも目を離したくない、離せないパフォーマンスでした。音の粒感もグルーヴも音源以上で、アンチノックにしては綺麗に聴こえて、PAさんの技術力、延いては彼等のチーム力の高さも窺えました。ガチで気持ち良すぎた。

Gt. Christophの"NEZUKO"Tシャツにも目が行くのよw

 Vo/Gt. Manuelは、端正な顔立ちと美しい歌声で、颯爽とギターを弾き倒す無敵フロントマンだったなと。彼自身がギターのメインを張る曲では当然ながら前に出てくるんですが、それ以外では歌に集中したり、バンドとしての一体感を重視したりしている様に感じられました。シャウトの迫力も申し分なく、艶っぽく伸びやかなクリーンも素晴らしかったです。

 Manuelに限らず、Gt.ChristophやBa. Davidも笑顔で、ずっと信じられないテクいプレイしかしてなくて、ずっとニヤけながら観てしまいました。それは何?!って驚いてしまう、独特のスタイリッシュなサウンドが織り成す超絶技巧の数々はライブでも健在で。Davidはシャウトも担当しつつ、誰よりもフロアに向けてサークルやステダイを煽り、盛り上げてくれました。
 Dr. Leonはずっと缶ビールを飲みながらプレイしていて、余裕たっぷりのノリノリでダイナミックな姿が印象的で、楽曲によってはエキセントリックでカオスなリズムを刻んでいるのに、グルーヴに満ちた演奏は流石でした。全体的に途轍もなく高度な事をやっているのに、溢れ出る余裕が色気やオーラに繋がっている気がしました。チームのカメラマンがiPhoneで撮影しながら、ステハンもしつつ、ダイバーキャッチーまでしていて。お蔭で音だけでなく、ライブを楽しめる心地好い空間が広がっていたと思います。

 セトリは3rdと4thアルバムがメインで、最新シングルも披露されましたね。ラストのMCでは、ファンへ一緒にいてくれた事と、実現に至ったチーム全員への感謝、さらにソールドアウト公演の喜びを語ってくれました。そして、私が彼等と出逢った楽曲であり、大好きでどうしても聴きたかった曲「Haven」がラストに披露されました。友人とも笑顔でうおおおお!と思わずガッツポーズ。YouTubeの何度も見たライブ映像の光景が目の前で繰り広げられている喜びたるや!もう本当に最高の時間でした。改めて、来てくれて本当にありがとうございました!

1.Hell
2.Lore
3.Blackbone
4.Snowlover
5.Fear
6.Thrash
7.Abandoned
8.Sacrifice Me
9.Orange Grove
10.Die on the Cross of the Martyr
11.Rain
12.The Longing
13.Deadrose
14.I Wish I Wasn't
15.Haven


【3/1 藍月なくる Birthday LIVE2025 昼公演「概念」・夜公演「質量」@立川ステージガーデン】

ガチ最前感謝際

 一二三(Hifumi,inc.)所属、リアルとバーチャルを行き来するインターネット発の声優/シンガーである藍月なくるのバースデーライブ。昼公演はバーチャルでのライブ、夜公演はリアルでのライブと、それぞれ全く異なる内容だと事前にアナウンスされていたので、昼夜2公演ともに観てきました。

 昼公演は、かなりバラエティに富んでいて、まさに誕生日ライブらしい華やかさと多彩な演出が詰まっていましたね。撮影可能パート、カバー曲、ゲストである棗いつき・健屋花那・影山シエンとのコラボ、新衣装お披露目、Synthesizer V 2『無來』の発表など盛り沢山。事前収録である事を開き直りつつ、コーレスを試みるのも彼女らしかったなと思いますw

 夜公演は、サプライズ新曲やスペシャルアレンジなど、どれも凄かったんですが、個人的に最も刺さったのは、サプライズゲストでImyのギターみゅーさん登場による「残照のレゾナンス」でした。1曲目で新曲「煌命残滓」、2曲目で「Dreamscape」でワンチャンあるぞ…!と祈っていたら3曲目で本当に来た瞬間の喜び…っ!心を全部持ってかれましたね。目の前でギター弾いてるみゅーさんもカッコよすぎて、着席指定だったんですが立ち上がりたかったし、普通にメロイックサイン案件で最高でした。みゅーさんが裏話的な記事を上げてくださったのでこちらから是非。

 そして、今回イチバン書き残しておきたいのが、終盤でのMCについて。毎度恒例時間を取って、真面目に語ってくれる時間です。

 昼公演では、"バーチャルを手に入れた理由"について語られました。「リアルだと不健康でボロボロの身体だけど、バーチャルだったら老いる事がない。この活動が好きだからずっと続けたかったし、バーチャルならずっと明るく楽しく踊れる。79歳になってもこの身体で歌って、その時は皆んなもバーチャルかもしれないし、きっと明るい未来が待ってる。死んでもこの身体と声は残り続ける」、そう言ってバーチャルと云う存在に懸ける想いと期待を真っ直ぐに語ってくれました。最後に披露された「クラリムステラ」も、バーチャルでもリアルでも伝えたい事は同じだと、想いを象徴する最高の流れだったと思います。

 一方、夜公演では、"生まれてきて良かったか、後悔しているか"の問いがファンへ投げかけれました。なくるさん自身は"後悔している派"。「でも後悔しているからと言って泣き寝入りはしたくなかった。救われたかった。後悔とか負の感情を大切にして生きて、音楽を作ることで自分が救われたかった」と語っていて。「これから歌う曲の歌詞については共感しても共感できなくても大丈夫、自己中心的な考えを今日だけは聞いてくれたら嬉しい。生誕祭にこの曲を歌いたかった。私なりの世界への反抗、反骨精神です」と続け披露されたのが「何も知らないまま。」でした。予想通り、凄く繊細なライブ映えソングであったし、MCからも凄く大切にされている気持ちが伝わってきたので、楽曲の解像度が上がり、より好きになりましたね。

 アンコールでは、バンドメンバーから一言や、誕生日ケーキが運ばれ勿論お祝いをも。そして、ラストのMCでは、「2月に嫌な事があったけど、この曲を聴いて救われた。年によって救われる曲って変わってくる、捉え方も変わってくる」としみじみと語り、「1stライブは大雪で、2ndライブは台風、ファンミはチケットトラブルが起きて…。これまで"普通に"ライブを開催できなかったからこそ、今回のライブコンセプトは、"普通"でした。普通が特別であり幸せです」、そう語って日常の有難みや幸せを伝える流れでトワイライトが披露されました。イルミネーションの様にステージ上空から無数の灯りが垂れ下がり、ラスサビではそれらが一斉に上昇していく。まるでこの空間に降り立った命がまた日常に還っていく様で。最後の一つはなくるさんの両手の上から送り出される演出も締め括られました。

 昼夜の2公演を通じて、なくるさんにとって活動の主たる願いは、死ぬまでずっと歌い続ける事で、何ならその後も生まれた事を永遠に世界に残し続ける事なんだなと改めて実感しました。歌い続けたくて…救われたくて…バーチャルもあくまでその為の一つの手段に過ぎず、彼女の核たる想いは昔からずっと変わっていないんだなと。なくるさんがバーチャルの世界へ足を踏み入れた当初、正直なところ違和感みたいなモノを覚えた事もあったんですが、今ではすっかり前向きに受け容れられています。それに、この願いに共感できる近い想いを私自身も抱いているので刺さる処がありました。
 この誕生日ライブで、生へのアンチテーゼを唱えながらも、確かな幸福を我々に灯してくれた、素晴らしいライブでした。目の前でこんなステキなライブを観させて頂いたら、先の問いに関しては、生まれて来て良かったと思わざるを得ないですし、今日と云う日を迎えられて良かったなと。なくるさん生まれてきてくれてありがとう。気付けばファンになってから10年近くの月日が経とうとしています。運良く最前で観る事ができたこの日は、本当に最高の景色を拝めて幸せです。

 この約1年間でハイペースにワンマンライブを重ね、全部異なるコンセプトで想い出を残してくれたなくるさん。それでもまだ披露してない曲が山程あるのが恐ろしいです。改めて、素晴らしいライブをありがとうございました!今後の更なるご活躍を楽しみにしています!

藍月なくるポストより

 結局、どのレポもコンパクトとは言えないボリュームになってしまったんですが、今回は一旦これで完成とさせてください。後半へ続きます!


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