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新曲で彩る一週間【4/27~5/3】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。4/27~5/3リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『呪り-inori-』/ 焔魔るり

◆所属:RK Music
◆作詞:つむぎしゃち、作編曲:Street
◆デジタル配信:https://linkco.re/dmfGumu0

 ニューシングル。重厚なクラシックを基調に、劇場の幕がゆっくり上がる様な緊張感が漂う1曲。美しくも静かに、狂気を充満させ、気づけば、祈りが呪いへと変質していく過程が丁寧に描かれています。美しさと共にやってくるのは終焉の気配。舞台の上に立つ演者の様に、芝居がかった歌唱で世界観を押し出していますね。


#2『サイレンス』/ Kotone(天神子兎音)

◆所属:SPIRAL STAIRS STUDIO
◆作詞・作編曲:みちる
◆デジタル配信:https://linkco.re/CdRXr7MM

 ニューシングル。ラウドロックを骨格に、叙情性による深みを持つ1曲。ピアノがむっちゃ良い仕事してます。"敢えて沈黙を選び、自分に託された物語を静かに紡ぐ"、そんな姿を提示したとの事で、内側に秘めた決意が心を震わせてきますね。メロディも哀愁を帯びていて。凛とした佇まいの歌唱が綺麗な線を通しています。ラストのコンパクトブレイクダウン好きよ。


#3『Moon Phase』/ 巫ロキ

◆所属:Phase Connect(カナダ発)
◆作詞・作編曲:imie
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。琴や三味線、篠笛など和のエッセンスを織り込んだEDMとなっており、花魁の様な高貴な空気が良いですね。後半、その空気の深まりと共にグルーヴも一気に引き締まっていく感じも。美しく踊り舞う様な旋律と、ウィスパー気味の抑えたトーンの中に潜む艶やかさ。クールな表情変化に惹かれます。


#4『LastTear』/ すとらてぃあ-Stratia

◆所属:Fillnecode(個人勢グループ)
◆作詞・作編曲:芳田
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。ピアノの軸に、幻想的でキラキラとしたサウンドスケープが広がるバラード。点だったものが、いつの間にか線になる、視界の奥行きが変わっていく様な広がり。メロディがどこか懐かしい、あの頃のボカロ曲に触れているエモーショナルさが不思議と沁みますわ。高鳴る鼓動を、そっと掬い上げる距離感で。ピュアネスな歌声が活きていますね。5月9日が初配信日になります、今後期待ですね。


#5『Re:PRISM』/ WeatherPlanet

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:meta etc.
◆デジタル配信:https://linkco.re/rxeZsg8X

 2ndシングル。どことなく香るClarisっぽさ。魔法少女始まる?と云う冗談はさておき、1stからガラッと空気を変えてきましたね。美麗なオーケストラサウンドに支えられた、導かれる様な柔らかさを持つ、滑らかなメロディライン。雲の隙間から光が差し込む様に、ゆっくり視界を変えていきます。波長を揃え、一つの響きへと収束していく歌唱が良かったです。


#6『放課後ボーダーライン』/ 花譜

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作曲:の子、編曲:の子、木村篤史(glasswerks)
◆デジタル配信:https://kaf-suite.lnk.to/SKC

 ニューシングル。「組曲2」第9弾は、神聖かまってちゃんとコラボ。触れたらバチっと火花が散りそうな、刺々しいロックナンバー。思春期の内面が描かれており、颯爽としながらも鋭利で、剝き出しの熱量が渦巻いていて。衝動的に叫び続ける様に、前へ前へと進んでいますね。どこか叛逆的ですらある勢い。ラストの、シャウトを交えたラッシュが最高ですね。理屈を超えて押し流される感覚。


#7『自分ごっこ』/ CULUA

◆所属:RK Music
◆作詞・作編曲:rinri
◆デジタル配信:Coming Soon..

 ニューシングル。rinriとのタッグも板に付き、かるたその世界観が着々と出来上がっている気がしますね。淡い空気が揺らぐ叙情系ロックナンバー。生々しく、人間臭さに溢れていて。"僕が僕と向き合った証"だと、もう隠さず、傷痕も自らの輪郭として抱きしめていく。そんな静かな決意を感じました。感情が溢れ出るままに歌声になっている様な、真実味が刺さる…。5月31日には同事務所・妃玖のツーマンライブが開催決定しましたので是非。


#8『とある語り手から、どこかの君へ』/ 涼海ネモ

◆所属:ななしいんく
◆作詞・作編曲:椿山日南子(Dream Monster)
◆デジタル配信:https://linkco.re/nhT7Rfm7

 ニューシングル。4月29日の卒業ライブで初披露されました。自然と幻想間、ケルト・アイリッシュ系のエッセンスも取り入れた寓話的バラード。絵本の中を旅している様な、柔らかい広がり。門出の祝福と同時に、これまで宿ってきた希望や願いが溢れ出ていく様な展開が良いですね。繊細なニュアンスで言葉を掬い上げ、セルフコーラスで包み込む。そっと手渡して、届いて、どこまでも続いていく、彼女らしい優しさを感じました。ネモた!今迄沢山の想い出を本当にありがとう!!


#9『闻香(voc. 佳鏡院)』/ Purukichi

◆所属:佳鏡院 ⇒ KAMITSUBAKI STUDIO「少女革命計画」
◆作詞・作編曲:Purukichi
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/wenxiang

 ニューシングル。楽曲提供をした「キリガサガリキ」繋がりで、佳鏡院をボーカルに迎えています。"遠く離れた故郷の記憶へと香りが誘う"、というテーマで制作された1曲。メロウな質感で、湯気の様に、ゆっくりと立ち上っていく感じが良いですね。その広がりに、引き寄せられる感覚もあって。中華特有の清涼感も漂い、とても贅沢な流れを感じます。清らかで可憐な歌声ともピッタリで、スーッと呼吸を整えてくれますわ。


#10『ノクタンブルー』/ LEWNE

◆所属:RK Music
◆作詞:Soflan Daichi、作編曲:伊藤 翼
◆デジタル配信:https://linkco.re/F38dMGGy

 3rdシングル。夜に生きる人々の孤独と美しさを描き出したと云う1曲。アコースティックを軸にしたバラードナンバー。淡い光が少しずつ輪郭を持って、キラキラと形を変えていく。ゆっくりとした増光が、希望そのものに感じます。どこか子守唄に近いニュアンスが全体に行き渡っているのは、彼女の歌声の魅力でしょう。相変わらず響きが綺麗すぎる。柔らかく揺蕩う余韻も含めて。心が静かに解いてくれますわ。5月17日には初のワンマンライブが開催されますので是非!


#11『咲き跡』/ Figaro

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:ユシナ
◆デジタル配信:https://lnk.to/Figaro_Sakiato

 4thシングル。名曲~!!柔らかな揺らぎが満たすバラードナンバー。静止に近い時間から、サビで一気に訪れるダイナミクスよ。光が差し込み、花が咲き誇る様な、閉じていた世界が反転する瞬間。ずっとずっと抱え込んで、向き合ってきた、言葉にできなかった、あらゆる蓄積が溢れ出ていく。それは代え難い美しいモノで、前に進めるからと、背中を押してくれて。透明感のある歌声だからこそ、手を伸ばす様な切実さが、ちゃんと浮かび上がっていますね。この時代に5分超の楽曲を創り上げた魂にビッグリスペクト。


#12『永久に枯れぬ花』/ ヰ世界情緒

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:香椎モイミ
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/TheFlowerThatNeverWilt

 ニューシングル。5月1日のワンマンライブ『Flower Closet』で初披露されました。明るく優雅な響きを放つオーケストラサウンドが広がっていくミドルナンバー。脈を帯びていく、鼓動が前に出て来ると云うか、その瞬間毎の心拍や感覚を大切にしている様なテンポ感が良いですね。サビでは一段階、明るさが増すのと同時に、目線が持ち上げられるのを感じます。祈りに近い眼差しで届けられる歌声、信じて疑わない、静かな強さがありますわ。ライブレポ公開まで、お待ちいただければと思います。


#13『放-HANATE-』/ VESPERBELL

◆所属:RK Music
◆作詞:有馬えみり(GOLDTAIL)、作編曲:ミツル(Crystal Lake)
◆デジタル配信:https://linkco.re/qEZ2ntam

 2曲入りニューシングル。クレジットの字面がメタルすぎて?!と期待していたのですが、ブレイクダウンは無し。でも、彼女達にとっては新しい風が吹く、新鮮で爽やかな音が飛び交っていました。身体を引き上げる方向で作用するグルーヴ、ライブでの一体感を生める動力があって、解放感に変わっていく感じ。シンガロングできたら最高な気がしますね。カップリング曲「Don't take it back」も爽やか系で、こっちは皆んなで全力ジャンピングできそうですわ。5月15日に開催される、VESPERBELL発フェスイベント「#VRF2026」はまだチケットあります、オタク全員来い!このメンツでソールドアウトしないの色々とマズいで。


#14『imagine』/ ubique

◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/nQBz6n5Y

 2nd EP。既発シングル「bAd Gravity」「どうか届きませんように」に、新録2曲を加えた全4曲を収録。
 今作もこのユニットらしい、メッセージ性や信念を感じる1枚でした。矛盾じみた前提で、複雑だけど真っ直ぐと云うか。表裏一体的な、ネガティブだからこそポジティブな優しさへと着地しています。既発シングル「bAd Gravity」を始め、ライブを意識した楽曲も増えましたね。Tr.2「お困りメイビー」はグルーヴが心地好く、逡巡している様で既に答えは出ている時間を見事に表現しているなと。そして、Tr.4「CITY」がもう最高でした!アップテンポなロックナンバーで描き出すのは、"ひとり"が沢山集まった共鳴。ライブ空間と云う居場所を大切に、解像度高く、その実感に寄り添う様に、想いを届けてくれました。歌詞がステキすぎて、鎖那さんの歌声も優しすぎて、本当にフィナーレに相応しい楽曲です。初ワンマンのライブレポもお待ちいただければと思います!


#15『世界の歩き方』/ 月詠み

◆所属:ビクターエンタテインメント
◆作詞・作編曲:ユリイ・カノン
◆デジタル配信:https://jvcmusic.lnk.to/ThroughtheWorld

 ニューシングル。プロセカへの書き下ろし曲となっており、新ボーカルにnoaを迎えています。軽やかに弾むサウンド、ギターリフはどこか祭囃子の様な高揚感があって、自然と身体を前へ運ばせますね。踊る様な推進力。空気も晴れやかに開けていて。思いのままに、音が鳴る方に、世界へ飛び出せる。その感覚が間違ってないって感じさせてくれますね。noaさんの歌声も、陽だまりのような柔らかさが完璧にマッチしてますわ。今年こそはガチでライブあれば行きたい(血涙)。


#16『Mirage』/ tayori

◆所属:ワーナーミュージック・ジャパン
◆作詞・作編曲:raku
◆デジタル配信:https://tayori.lnk.to/Mirage

 ニューシングル。むっちゃ良い!いつもよりアップテンポなビートが新鮮な1曲。ポワポワしたエレクトロ要素とオーケストラ要素のコントラストが彼等らしい独特の浮遊感を生み出していますね。サビで自然と追い風が吹いてくる感じも好き。未来へ向かう歩みを止めない、旅に出る様な、意志を感じました。優しい歌声が寄り添いながらも導いてくれていて。ライブではシンガロングが期待できそうで楽しみです。7月3日に結成3周年を記念したワンマンライブがありますので是非!


#17『F2F』/ nayuta

◆所属:無所属
◆作詞・作編曲:Hylen
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00216519

 初の全国流通シングルをグリーエンターテインメントよりリリース。表題曲「F2F」は、EDMながら柔らかい仕上がり。朝の扉を開けた瞬間の空気と云うか、自然特有の晴れやかさ、爽やかさを閉じ込められているのが良き。明るさの中へと連れていかれる、導かれている、確かな流れを感じますわ。その中心にある歌声は、そよ風そのものです。カップリング曲「連星」は、対照的に夜のバラードとなっており、こちらは安心の温かみがあります。


#18『Evian』/ Northlane

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:オーストラリア
◆レーベル:自主「Believe」

 ニューシングル。相変わらず唯一無二すぎてガチで好き!今迄もEDM要素を大胆に取り込んできた彼等が、今作はトランスをメインに恍惚さを魅せてくれました。こちらの意識を撫で続ける様な、陶酔感が堪らないですね。Marcusの伸びやかなボーカルも自然に浮かび上がるラインで。グルーヴが厚みを増し、渦巻いてくるタイミングでの、ブレイクダウンも最高。一気に破壊衝動を駆り立ててきます。聴けば聴くほどハマる。毎日聴いてる。


#19『Bloom』/ Aerial

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ノルウェー
◆レーベル:自主

 ニューシングル。約2年ぶりとなるリリースです。初期Northlaneの影響を思わせるDjentyなリフから生まれる硬質さ。北欧特有の透明感と冷たさも漂い、程よい輝きが散りばめられているのが良いですね。哀切に満ちたサビメロでは、ハイトーンのクリーンが胸を締め付けてきます。ラストのブレイクダウンはダーク寄りに、怪しげなアクセントの差し込みもグッド。


#20『LETTERS TO MY FUTURE SELF』/ Avalanche Effect

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア、オルタナティヴ・メタル
◆国:ドイツ
◆レーベル:Blood Blast Distribution

 3rdアルバム。2026年1月にリリースした「THE FIRE IN MY NAME」以降のシングル4曲に、新録7曲(Interlude1曲)を加えた、全11曲を収録。
 名盤候補。前作で確立したヘヴィなプログレメタルコアの骨格はそのままに、シンセアレンジの拡張とアプローチに幅が出た1枚でした。インダストリアル、トラップ、テクノ、シンセウェーブといったエレクトロ要素が増えた印象。ヨーロッパ圏らしい進化ではありますが、質感はどこかSF的で神秘的な冷たさがあり、張りつめた緊張感を煽るのが独自の魅力かなと。バンドサウンドとしても、途轍もない駆動力とグルーヴを持っています。拍の揺らし方の妙。その攻撃性だけでなく、サビではキャッチーに心を掴みに来る即効性もあって。メリハリの効いた構成の確度も引き上げられていますね。ニューメタル的なアプローチも良いアクセントになってます。何より、ツインボーカルの牽引力が凄まじく、バンドとして溢れ出るエモーション決壊させる事なく、着地点を抑えているのが見事。特にTr.10「BLOOM」の陰影、終盤の泣き要素は気に入っています。他にも、新録曲はTr.2「WHAT IF THE TRUTH IS CURSE?」はブレイクダウンがデスコア接近系で神でした。アルバムとしての統一感と流れも美しく、充分に名刺代わりとなる一枚。ただ、非常に残念ながら、5月2日付けでツインボーカル2名の脱退の報せがありました(円満ではあるらしい)。大きな喪失ですが、11月にはドイツ国内でのヘッドラインツアーが予定されており、新体制での活動継続が期待されています。どうかここで折れず、大躍進の年になるといいなと。


 以上、4/27~5/3はアルバム1枚、EP1枚、シングル18枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他、何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteのアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。


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