新曲で彩る一週間【7/21~7/27】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。7/21~7/27リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『花待たせ』/ 星野うみ
◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:baKe
◆デジタル配信:無し
2ndシングル。活動2周年を記念してリリースされました。素朴で優しいサウンドが紡ぐミドルナンバー。余白を大切にしたアレンジが美しく、心を軽くしつつもメロディは切なさを併せ持っていて。歌詞からは、相手を想っているからこそ送り出す、そして想いを枯らす事なく再会を信じる情景が浮かび上がってきました。そんな情景をより確かに届ける、穏やかな息遣いを含んだ包容力のある歌声も何とも言えない余韻を残してくれました。何度でも言いますが、彼女の添い寝ラジオは本当にオススメ。
#2『BREATHE』/ ヰ世界情緒
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:香椎モイミ
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/BREATHE
TVアニメ「神椿市建設中。」 第2話エンディングテーマ。お馴染み香椎モイミが手掛けた、幻想的な拡がりや繊細な彩りが豊かなバラードナンバー。現実から遠ざける、息を吞む様な緊張感が走り、切なくも美しいメロディを祈りを捧げる様に歌い上げていますね。声色を変えたセルフコーラスの重ね掛けも独特の浮遊感や神秘性を醸し出していて圧倒されます。
#3『Trigger』/ 天音かなた
◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/Trigger
2ndアルバム。先行配信された「きゅーぴっど。」「セルフサービス」を含む全9曲を収録。TeddyLoid、草野華余子、堀江晶太、すみだしんやなど豪華プロデュース陣による新曲に加え、天音かなた自身が作詞作曲を担当した楽曲まで並びました。
"人の好みは千差万別、色んな曲を入れる事で色んな方に届きます様に"、そう語った彼女の言葉通り、ジャンルや歌唱スタイルに囚われない楽曲が揃っており、9曲でも充分にお腹一杯になれる1枚。元々、ホロライブでもトップクラスの歌唱力を誇る彼女ですが更に凄みが増した印象です。草野華余子氏が手掛けたリード曲Tr.1「Last-resort」では、刺す様な鋭さと身体がゾクッとする程の迫力が感じられるはず。エレクトロスウィングなTr.2「DA・LI・LA」では妖艶なラップをリズムの上に滑らせ、自作曲Tr.2「十万億土」では得意のハイトーンを自在に操っています。Tr.4「セルフサービス」では怒涛のBPMの中でも抜群の滑舌とピッチで歌いこなし、まろん (IOSYS)節全開の電波ソングTr.5「インキャラババイ」は、テンション感に釣られて必ずライブ会場を爆発させる事でしょう。自身が作詞したTr.7「世界で一番のアイドル」は王道アイドルソングで、ブラスが華やかに響く中、真っ直ぐな想いを元気が出てくる歌声で届けてくれました。極め付けは、私が敬愛してやまない堀江晶太が手掛けたTr.9「わたしのせいだ」。2サビ無し溜め込みドラマティック展開に感動必至でした。8月13日の初ワンマンライブには友人のお蔭で無事に行ける事が決まったので、全力で楽しむぞい!
#4『불꽃(Seed of Hope)』/ 시라유키 히나(白雪ひな)
◆所属:StelLive(韓国発)
◆作詞:Fread、作編曲:IGLoo
◆デジタル配信:各種ストリーミングサービスにて配信中
スマホRPG「アークナイツ」大陸版の5.5周年記念ソング。ボーカルにはStelLiveの白雪ひなをフィーチャーしており、個人的には好きと好きのコラボレーション!夏の夕暮れ時をそっと閉じ込めたようなミドルバラードとなっており、名残惜しさと爽やかな空気感をしっかり感じますね。それでも最後は前を向いていく微かな熱を感じ、それを祝福する様な輝かしい芳醇なサウンドも魅力的。そして、清らかで透き通った歌声が楽曲全体を優しく包み込んでいるなと思います。
#5『Astella』/ 繭糸
◆所属:個人勢
◆作詞:繭糸、作編曲:エスケ
◆デジタル配信:https://big-up.style/oBY0sfxbUG
ニューシングル。夜空を駆け巡る様なシューゲイズサウンドに包まれて、現実の景色を煌めかせてくれる1曲。目の裏に点滅を繰り返す星々が浮かぶような錯覚を覚える綺麗な音像、何より胸を打つのは、サビで一気に広がるエモーション。ひたむきに憧れへと手を伸ばす懸命さが伝わってきて、あどけなくも芯の強い不思議な魅力ある歌声も真っ直ぐ響いてきますね。
#6『Colorful Rainbow』/ アイカツアカデミー!
◆所属:バンダイ(レーベル:Lantis)
◆作詞:稲葉エミ、作編曲:うたたね歌菜
◆デジタル配信:https://lnk.to/LZC-3194
ニューシングル。7月26日の1周年記念ミニライブにて初披露されました。ブラスが高らかに響く華やかなサウンドで幕を開ける祝福感に満ちた1曲。軽快なステップを誘うリズムに、自然と心が跳ねてしまうパレード的な進行が良いですね。追い風が背中を押してくれる様な明るいメロディラインで、自然と笑顔がこぼれてしまう感じ。特にラスサビは、"アイカツアカデミー!"って叫べる跳びポすぎますね。9月20日には初の単独リアルライブの開催が決定。私は他現場と被ってしまったのですが、興味ある方は是非!
#7『ノンフィクション』/ ザスター
◆所属:合同会社ALIVE MUSIX
◆作詞:MaiR、作曲:FKBC、編曲:FKBC・夜迷子
◆デジタル配信:https://linkco.re/BHYDhcqS?lang=ja
デビューシングル。VsingerのMaiRが7月26日の活動7周年を機に、これまで彼女の楽曲を多数手掛けてきたFKBC(ふくぶちょー)と正式に新ロックユニットを結成。デビューライブでも披露されました。乾いた大地を蹴り上げ、狼煙の様に立ち昇るエネルギーが込められたギターロックナンバー。押し引きが巧みで、サビでは拳突き上げシンガロング必至な爆発力が際立っています。MaiRの推進力あるボーカルは、繊細さや憂いも織り交ぜた表現力が光りますね。8月9日からはワンマンライブ開催&アルバム制作プロジェクトのクラウドファンディングを開始予定。支援してワンマン行くぞ!
#8『Glow in the Dark』/ Takanashi Kiara & La+ Darknesss
◆所属:ホロライブ
◆作詞:Stephanie Snyder、作曲:Yuka Goto・Yutako、編曲:Yutako
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/Zc2cmV
初のデュエット曲。ピアノの旋律がエモーショナルに煌めくプログレッシブハウスナンバー。メロディアスな展開が続き、星空の下での野外EDMフェスを想起させますね。ドラマティックなビルドアップで高まった高揚感を開放する様にシンガロングできるのも最高です。この系統は意外とホロのオリ曲だと初めてなので新鮮でしたし、ラプ様は大好きなキアラちゃんと歌えてきっと嬉しかったはず。
#9『ルミナスブルー』/ しほ
◆所属:無所属
◆作詞・作編曲:yoss
◆デジタル配信:https://linkco.re/R5rsGGzf
3rdシングル。夏の空気感をそのまま閉じ込めた様な、瑞々しく爽快なロックナンバー。軽快に駆け抜けるギターリフが、揺れる心の隙間を縫う様に鳴り響き、ピアノが柔らかくコーティングしていく様で非常に美しい。描かれるのは、将来に不安を抱きながらも、前を向こうとする10代の繊細で揺れ動く心。それでもサビでは一歩を踏み出した様な勢いが感じられ、しほさんの丸い輪郭のある歌声も、解き放たれた風のように伸びていますね。
#10『選り好み』/ ubique
◆所属:無所属
◆作詞・作編曲:瀬名航
◆デジタル配信:https://linkco.re/SvseXVMc
Composer瀬名航と、Vocal鎖那によるユニットの2ndシングル。小気味よく可愛らしいポップなサウンドが彩るロックナンバー。クラップが高揚感を煽り、リズミカルな進行の中で軽快な浮遊感を生み出していく。サビメロの跳ね感のある余韻がとても好きですね。人付き合いに於ける距離感の葛藤を自然かつ正直に描き出しており、その言葉にするのは難しい感情を、時に物憂げに、時に無邪気に、柔らかく歌い上げています。
#11『SALVATION LAUGHS IN THE FACE OF A GRIEVING MOTHER』/ PSYCHO-FRAME
◆ジャンル:デスコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:SharpTone Records
待望のデビューアルバム。2024年にDr. Leo McClain(ex-Immortal Disfigurement)、2025年1月にVo. Colter Adams(ex-Serration)が加入した新体制でSharpTone Recordsと契約。先行リリースされたシングル3曲に加て、新録8曲も含む全11曲を収録。
名盤です。全楽曲デスコアリバイバルすぎて、約38分間、息もつかせぬ残虐性と生々しい衝動に満ちています。クラシカルなデスメタルを継承しながらも、現代のカオスさを突き刺す様にしてモダンに昇華したスタイル。ブルドーザーばりの分厚く粗いサウンドでワイルドに攻め立て、飛び道具はホラー映画等のサンプリングくらい。ブラストビートを軸にねじ込む様なテンポチェンジを繰り出すドラミング、高速ピロピロギターなどテクデスの面影も結構あり技巧派で美しい。ツインボーカルを活かしたLowとHighのスクリームが交錯し、這い寄る狂気感と切迫感が重なり合って生まれるケミストリーも特徴的。そして、最大の魅力は突如として躍動するフックとなる瞬間が必ずある事かなと。Tr.3「THE PORTAL」の1:30~とか顕著で好き。他にも、Tr.7「I WON'T BE THERE TO WATCH YOU GO」は僅か2分間ながら濃縮展開で、前後の繋がりを丁寧に構築したブレイクダウンが印象的。Tr.9「GOD IS BUSY」もラストまでの運びが非常に丁寧でグルーヴィー。ラストを飾るTr.11「Neuro++Terror」はトリッキーなリズムが不協和音を調和させながら刻まれていくのが快感でした。総じて、昨今のデスコアシーンに対するアンチテーゼとして研ぎ澄まされた1枚。休憩トラックは存在せず、胃もたれする可能性は大きいですが、少しずつでも是非聴いて欲しいですね。
#12『To Rid Myself Of Truth』/ Signs of the Swarm
◆ジャンル:デスコア
◆国:アメリカ(ペンシルベニア州)
◆レーベル:Century Media Records
8月22日にリリースされる7thアルバム『To Rid Myself of Truth』から表題曲をシングルカット。依然としてブルータリティに溢れながら、緩急をつけたグルーヴィーな展開や、インダストリアルな質感で色を出していますね。それら全編を覆う暴力的なまでの音圧を感じるサウンドプロダクションにも驚きます。Davidのガテラルのグロさ・粒の粗いざらつき感がエグい…。
#13『Wick』/ Silent Planet
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ(カリフォルニア州ロサンゼルス)
◆レーベル:Many Hats Distribution
今年初となるニューシングル。もう導入から容赦なく荒れ狂う音が襲いかかり、一直線かと思えば、緩急を巧みに織り交ぜた展開美。衝動性を見事に閉じ込めつつも、そこに漂う神秘性と危うい美しさは、2023年にリリースされたアルバム『SUPERBLOOM』にも通じる世界観だなと。何かに憑依されたかの様なボーカリゼーションも、クリーンでは一転して浄化作用があり、そのグラデーションに吞まれると気付けば終わっている没入感…。
#14『Fell So Hard, Felt So Right』 / blessthefall
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(アリゾナ)
◆レーベル:Rise Records
9月5日にリリースされる7thアルバム『GALLOWS』からシングルカット。誰かの"全て"になる事は決してできない、そんな人間関係の劇的な変化を謳ったバラードナンバー。彼等の原点回帰を感じさせる非常にノスタルジックなムードで、Story Of The YearのVo. Dan Marsalaをフィーチャーしているのが黄金期の"あの頃"感に拍車を掛けていますね。クリーンは情感たっぷりに伸びて心を締めつけながらも、ブレイクダウンはしっかり強烈でグッド。
以上、7/21~7/27はアルバム2枚、シングル12枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
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