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新曲で彩る一週間【7/14~7/20】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。7/14~7/20リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『参蘭花』/ 柊エル

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:Amala
◆デジタル配信:https://linkco.re/4SHGrszu

 2ndシングル。ダークで艶やかな雰囲気の中、和の音階とエレクトロサウンドが巧みに織り交ぜられたダンスナンバー。古風な言葉も交え、小気味いい語感の妙で楽しませつつ、"何者でもない人生にバイバイバイ"など自己革新へと進む強い意志も感じられますね。グルーヴィーに攻め立てるメロディと、輪郭のはっきりしたエネルギッシュな歌声も呼応していてグッド。


#2『Kazura』/ 幸祜 -KOKO-

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:牛肉、作編曲:雄之助
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/oO7IjqzA

 6ヶ月連続リリース第3弾シングル。幸祜とはお馴染みのタッグになりつつある牛肉・雄之助による1曲。いつものサイバー感を僅かに残しつつ、夜明けの気配を色鮮やかにブレンドしたサウンドがお洒落で、メロディラインも色気を纏っていて良いですね。フロアライクに仕上がっており、ドロップの極太キックも身体の奥まで響く。艶やかさはそのままに、絡み付くようなアンニュイさが歌声にも宿っていて、サビのセルフコーラスが好き。


#3『Dancing Reed』/ ときのそら

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:アオワイファイ
◆デジタル配信:https://jvcmusic.lnk.to/dancing_reed

 ニューシングル。TVドラマ『グラぱらっ!』主題歌に起用されました。ネオンが滲む夜の街を、主役の様に練り歩く、そんな煌びやかな雰囲気が漂うポップロックナンバー。ピアノやブラスサウンド、リズムにもジャジーなテイストが織り込まれており、身体が自然と揺れるグルーヴが気持ちいい。クールで魅惑的な歌声がリードしてくれる二段構えサビは、皆んなで楽しく飛び跳ねられそうです。10月1、2日には活動8周年を記念したワンマンライブの開催が決定。今年も遊びに行くわよ。


#4『Silent Siren』/ IMI

◆所属:RK Music
◆作詞:Zinee、作編曲:D&H(PURPLE NIGHT)
◆デジタル配信:https://linkco.re/Ay6Syv2p

 3rdシングル。前作に続き、作詞作曲陣は変わらず、築き上げてきたダークでアングラな空気感は、今回も一切のブレなく貫かれていますね。今回はそこにストリングスやピアノなどオーケストラ的な装飾が加わり、荘厳な彩りと奥行きが出ていているのが魅力的。歌声は相変わらずダウナーかつクールで、沈み込むようなグルーヴに飲み込まれます。


#5『改変』/ 少女革命計画

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作曲:たなか、作編曲:Kazuto Okawa:LLLL
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/KAIHEN

 3曲目となる全体曲。7月11日に開催された1st LIVE/第一幕『改変』にて初披露されました(ライブレポはこちらから)。神秘的なオーケストレーションを軸に、穏やかに舞い上がる様な光に包み込まれるサウンドスケープが印象的な1曲。エモーショナルなメロディが感情を余す事なく掬い上げ、優しくも勇敢な情感を乗せたハーモニーが真っ直ぐに胸へと響いてくる。"書き換えるの わたしを 過去の痛みが光になる"と、確かな決意が宿っており、未来を見据えた姿に此方も勇気づけられますね。


#6『OVER//RIDE』/ Mori Calliope×Nerissa Ravencroft

◆所属:ホロライブ EN
◆作詞・作編曲:鎌田瑞輝
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/9zxxHW

 デュエット曲。ゲーム「カオスゼロナイトメア」テーマソングに起用されました。メタリックで疾走感のある強靭なロックナンバー。パワフルにメロディラインを乗りこなしながら、サビで更にギアを一つ上げてると云うか、本気を出した様な伸びが気持ちいいですね。ゲームソングとは言え、日本語詞なのも想いがストレートにグッときます。カリオペはキレと迫力で切り込み、ネリッサは艶やかさと深みで包み込む。2人とも本当にカッコイイ。


#7『夏の瞳』/ みなとん。

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:みなとん。
◆デジタル配信:無し

 ニューシングル。花火の音を素材に制作された、風情と情緒の詰まった1曲。音だけでも打ち上がる瞬間から、夜空に咲き誇るまでの情景が目に浮かびますね。メロディも非常にエモーショナルで、花火の儚いからこその美しさを織り込みつつ、そこに込めた願いは消えないでと、そんな祈りある優しい歌声が沁みました。


#8『All for One』/ hololive English

◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:Stephanie Snyder、作曲:BLACCHOLE・Haruna・Yohei Abe
 編曲:BLACCHOLE
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/r6AlO9

 8月23、24日に米ニューヨークにて開催される『hololive English 3rd Concert -All for One-』の為に書き下ろされた全体曲。澄み切った空気が隅々まで流れ、身体を揺らす心地良いアッパーなビートがテンションを上げてくれる1曲。サビではしっかりと多幸感に満ちたメロディが感動を誘いますね。掛け声で参加できるポイントも多く、ライブでは盛り上がる事間違い無しでしょう。メンバーそれぞれの個性的な歌声が、この楽曲を通して再認識できたし、その魅力を活かした緻密な歌割りも素晴らしい。多分リズだと思うんですが、ラスサビのバックコーラスが特に好き。


#9『きららかにうたえ』/ 皇 美緒奈

◆所属:RIOT MUSIC「無原唱レコード」
◆作詞・作編曲:Akki
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00198055

 6thシングル。むっちゃ完成度高い!壮麗なオーケストレーションで幕を上げ、徐々に鼓動が高鳴るのを感じる1曲。奥行きのある重厚なサウンドは美しさと力強さを丁寧に共存させており、そこに織り交ぜられた和のエッセンスが音の輪郭を柔らかく彩り、気品のある仕上がりにしていますね。アニソンライクな切なくも勇壮なメロディラインも感情を揺さぶってきます。そして、歌声は繊細で優しく、しかも確かな推進力を持っていて、セルフコーラスも美しい。8月23日にはバースデーライブを配信予定との事なので是非。


#10『灯火』/ DUSTCELL

◆所属:ALLT STUDIO(KAMITSUBAKI STUDIOから分岐)
◆作詞・作編曲:Misumi、編曲:Shoma Ito・Sosuke Oikawa
◆デジタル配信:https://lnkfi.re/dustcell_tomoshibi_250716

 ニューシングル。TVアニメ『ガチアクタ』のEDテーマとして起用されました。怪しげで闇に溶け込むアングラ感たっぷりなサウンドで惹き込み、サビは一変して光が差し込む様なエモーショナルで鮮やかな仕上がり。この変化を見事に表現したVo. EMAの歌唱力からも何とも言えない慈しみを感じます。あと、2番からメタリックなギターサウンドも聞こえてきてグルーヴが強固になっていくのがお気に入り。11月には東京・大阪にてワンマンライブの開催が決定。武道館ぶりに遊びに行こうと思います。


#11『Sense feat.ねんね』/ *Luna

◆所属:無所属(「BASYAUMA_RECORDS」主宰)
◆作詞・作編曲:*Luna
◆デジタル配信:恐らく後日

 ニューシングル。ボーカルにはお馴染み、シンガーソングライターの"ねんね"を迎えた、久々の”ねんるな”楽曲となりました。静かに灯るキャンドルの様に優しく豊かに拡がっていくサウンドスケープが印象的。EDMが下地にありながらも、素朴な手触りで音の一つ一つに鼓動が宿っていると云うか、メロディからもいつも以上に強い生命力を感じる1曲でした。特にラスサビの展開は圧巻。感動がブワッと押し寄せてきて、ねんねさんの歌声も、切なさを孕んだ情熱が伝わってきました。ライブではきっとシンガロングできそうですね。


#12『Ignore The Sun』/ Adept

◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:スウェーデン
◆レーベル:Napalm Records

 ニューシングル。2016年以来初のフルアルバム『Blood Covenant』を10月24日にリリースする事も発表されました。北欧メタルらしい透明感と哀愁を感じさせるメロディアスなリフが心を掴んで離さない。ハードコア由来の激しく牽引力のあるボーカリゼーション、落とすまでのフリが気持ち良すぎるブレイクダウン、そして、転調サビ以降はエモ要素強め、壮大なスケール感で贈るクライマックスによる泣きのカタルシスよ。最新鋭メタルコアも好きですが、あの頃のスクリーモ文脈のあるメタルコアはグッときますね。復活してからのシングル全て100点満点なのでアルバム期待大。


#13『GRIZZLY』/ Slaughter to Prevail

◆ジャンル:デスコア、メタルコア、ニューメタル
◆国:ロシア(エカテリンブルク)
◆レーベル:Sumerian Records

 3rdフルアルバム。前作『Kostolom』からは実に約4年ぶりとなる新作。2022年にリリースされた「1984」以降のシングル7曲に、新録曲6曲を加えた全13曲を収録。
 良盤(ワンチャン名盤候補)。個人的な好みだと残念ながら2ndや1stには及ばない感じです。デスコア由来の破壊力や残虐性は要しながら、ニューメタル由来のダイナミックなグルーヴは前作以上に一貫して生み出されており、ロシア語を含めた自国の音楽性まで取り込んだ独創的なモダンメタルへと進化と遂げた1枚でした。メロディアスでキャッチーなリードも増加したものの、フロントマンを務めるVo. Alex Terribleの存在感は相変わらず強烈。強靭な肉体から繰り出されるグロウルやガテラルは全てを圧倒する獰猛さで、開幕Tr.1「Banditos」から非常にパワフル。既存曲Tr.9「Behelit」から顕著だったオーケストラやクワイアの装飾もこの曲では耳を引きますね。Tr.2「Russian Grizzly In America」はアルバムの目玉とも言える存在。Alexのボーカルを筆頭にブルータリティは残しつつ、爽快なリズムや脈打つリフによる縦ノリがやはり特徴的。また、ブレイクダウンの爆発力で魅せる楽曲も増えた印象で、Tr.4「Babayka」は読経みたいなフレーズが織り込まれ不気味だなと思いきや終盤は一変してかなり激しい。民族音楽風のアコースティックスタイルで始まるTr.6「Koschei」や、パワーバラードなTr.10「Rodina」も、どこで爆発するのか、良くも悪くも展開が読めなかったです。対照的に、Tr.8「Lift That Shift」は最初からアクセル全開でザクザクとしたリフ、コアなビートで攻めるので新録曲の中では特に気に入っています。全体的には既存曲にはなりますが、ラスト3曲「Conflict」「Kid Of Darkness」「1984」が一番好きでした。認知度は前作から更に飛躍し、デスコア界に留まらずヘヴィミュージックシーンのトップに躍り出ようとする姿勢が改めて感じられた作品でしたね。かなり聴き易い音楽性になっているので、デスコアに馴染みがない方も是非。あとは来日待ってるぞ!! ※昨年のResurrection Festライブ映像が相変わらずヤバすぎるので未視聴の方は是非。


#14『It Only Gets Darker』/ Currents

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ(コネチカット州フェアフィールド)
◆レーベル:SharpTone Records

 2023年の3rdアルバム『The Death We Seek』以来となるニューシングル。奇妙で暗澹たる世界観、刻一刻とその時が迫りくる様な緊迫感を煽る展開に引き込まれますね。絡み合うツインボーカルもメロディアスな線を一本、楽曲に通してくれていてグッド。初期のバイブスを感じる細かなDjentyリフと、イントロとアウトロのピロピロがテクすぎて好き。


#15『Daylight』/ Onsight

◆ジャンル:プログレッシブ・メタルコア、オルタナティヴ・メタル
◆国:フランス
◆レーベル:自主

 通算5枚目シングル。Matteoがいた頃のNovelistsの正統継承者として注目しているんですが、今回も完璧。朝露の様な光を散りばめた、そんな自然美の中へと誘われる様なアトモスフェリックな残響感、メロディラインは揺蕩う様にしなやかなでセンチメンタル、それを情感たっぷりに歌い上げるボーカルも素晴らしい。色気と哀愁が同居してますわ。スクリームが入った途端に、Djentの美的感覚を剥き出しにグルーヴィーに攻め立て、それをキープしたまま、エレガントで技巧的なギターソロも披露。改めて惚れました。


#16『Echo Sonata』/ ERRA

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ(アラバマ州バーミングハム)
◆レーベル:UNFD

 ニューシングル。まさかの2週連続リリース嬉しすぎ。イントロから既に3rdアルバム『Drift』のバイブスを感じさせる瑞々しいタッピングフレーズ!その後も素朴でありながら粒立ちの美しいリフが空気を押し広げ、色鮮やかで奥行きのあるアトモスフェリックなサウンドスケープを演出。Gt/Vo. Jesseのクリーンの存在感も圧巻で、ヘヴィネスとのコントラストをより一層際立たせていますね。ブレイクダウンは昨今のERRAらしいグルーヴィーな重量感があって余韻が気持ちいい。


#17『Rain』/ I Prevail

◆ジャンル:メタルコア、ニューコア
◆国:アメリカ(ミシガン州)
◆レーベル:Fearless Records

 ニューシングル。新体制初のアルバム『Violent Nature』を9月19日にリリースする事も発表されました。幻想的で仄暗い雰囲気の中、静と動の緩急が実に巧妙で美しい、全体的にはメロディアスなニューコア的仕上がり。骨太で重厚なリフが空気を裂くように鳴り響いたかと思えば、甘く艶やかなクリーンが浸透してくるのがグッド。要所要所で切れ味良く繰り出されるスクリームがしっかりフックとなっていますね。寂しいはまた別として、新体制になってからの音楽性も結構気に入っているのでアルバム楽しみです。


#18『RESTART』/ Shrezzers

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア、ポストハードコア
◆国:ロシア(サンクトペテルブルク)
◆レーベル:自主

 2023年2月に新体制でリリースされた2ndアルバム『SEX & SAX』以来初のシングル。タイトルが示す通り、まさかの初代Vo. Sam Arragがカムバック!Shrezzersらしいテクニカルで捻りを効かせたプログレリフと、トレードマークであるムーディなサックスが彩りを添えていく。スクリームは控え目でポスコアっぽくもありますが、その分キャッチーで甘美なメロディが前面に押し出され、非常に心地良い気分になりました。やっぱVo. Samは特有の清涼感とジャジーな色気がありますよね。


 以上、7/14~7/20はアルバム1枚、シングル17枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。


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