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ライブウィークダイアリー【7/7~7/13】

 どうもです。

 7月7日~7月13日にあったライブレポになります。今週は1本!


【7/11(Fri) 少女革命計画 1st LIVE/第一幕『改変』@川崎CLUB CITTA'】

美古途さん全力応援オタク

 KAMITSUBAKI STUDIOがおくる新レーベル「少女革命計画」の初の単独ライブ。神椿では”オリジン”と呼んでいるリアルの姿でパフォーマンスをするユニット「心世紀」と、バーチャルシンガーユニット「罪十罰」が出演。
 2024年8月の神椿フェスにて鮮烈なデビューを果たしたのですが、その衝撃は今もはっきりと覚えています。それから約1年。配信活動を重ねて人柄も解っていき、オリジナル楽曲も多数リリースされる中で、遂にファン待望のワンマンライブが開催された形です。
 オリ曲は漏れなく気に入っていたし、何より初配信で心を奪われてしまったんですよね、美古途さんに。なので、迷わず参加を決め、前方Sチケットを握る事ができました。当日は無事にソールドアウトし、満員の観客が会場に駆け付けました。


― 世界観は充分に描かれたが、ポエトリーの課題 ―

 ライブ当日を迎えるまでにリリースされたオリジナル楽曲は合計で35曲。開演時間は平日にも関わらず、18時半。ワンチャン全曲披露してくれるのでは…⁈と、そんな淡い期待をしていた自分がいました。なんですが、実際に披露されたのは、20曲に加えて、アンコールでの初披露2曲の合計22曲でした。ソロ曲とデュエット曲が削られた形ですね。ほんの少し残念な気持ちはありましたが、どうしても聴きたかったユニット曲は披露してくれたし、構成も綺麗にまとめられていて、良かったと思います。
 楽曲をフォーメーションダンスで魅せる「心世紀」と、バーチャルならではの自由な世界観で魅せる「罪十罰」、ユニットによるパフォーマンスが序盤と終盤にあり、それぞれのカラーを存分に印象付けてくれて。中盤には、メンバーの個性がより滲み出るソロ曲を順番に披露。フィナーレとして、全体曲2曲を盛大に披露し(アンコールも)、少女革命計画そのものの世界観や目指す先をしっかり焼き付けてくれましたね。
 また、各パートの転換時には各メンバーによるポエトリーリーディングが挟まれましたが、これは正直微妙と云うか、意味の解像度よりも雰囲気の濃度を優先した内容でしたね。事前に公開されているショートアニメを見て臨んではいたものの、"それっぽい空気"に留まってしまった感は否めない…。勿論、「少女革命計画」が物語×音楽をやりたいのは伝わるんですが、この辺りはもう一歩観客の理解や没入を導く工夫が欲しかった処です。特に今回MCが無かったので、それを削ってまでやる価値があるのか、そこを感じさせないとエンタメとしてはまだ成立していないのかなと。とは言え、芝居を聴けると云う意味では価値がありました。一方で、アンコールで初披露曲を準備していたのは、神椿らしく相変わらず抜け目がないなと。「ライブタイトル回収楽曲はオタク好きでしょう」ってね。


― 気迫のノンストップパフォーマンスと、六者六様の輝き ―

 先述の通り、ライブは楽曲披露とポエトリーのみの、ほぼノンストップ構成。それもあって、ただならぬ気合と気迫を感じるライブパフォーマンスでした。ここでは、各メンバーにフォーカスして感想を書いてみます。

◆御莉姫
 とにかくカッコイイ!自信に満ち溢れた堂々たる姿からはカリスマ性すら感じられましたね。ダンスが抜群に上手く、眼差しも鋭くて。それに呼応する様に甘さと棘を併せ持つ歌声を響かせてくれました。「踊れ川崎~!」の煽りも最高に盛り上がりましたね。
◆佳鏡院
 着物モチーフの衣装によるステージ映え、ひらひらと舞う姿がまるで蝶みたいな美しさでした。一挙手一投足がステージに彩りを添え、軽やかで可憐な歌声と相まって、幻想的なひとときを作り上げていて。一方で、ファンサは手厚く、笑顔で手を振っていた姿が印象的でした。
◆硝子宮
 囁く様に響く澄み切った歌声や、お人形さんみたいな佇まいから、何とも言えない麗しいオーラがありましたね。ダンスも指先まで抜かりない美しいシルエット。だからこそ、ソロ曲でも自身の繊細で透明感ある世界観を魅せれていたと思います。
◆夕凪機
 一瞬で視線を惹きつける明るいビジュと、伸びやかでクッキリと存在感ある歌声。全てが彼女のエネルギーを物語っていましたね。キュートにもクールにも色んな表情を魅せてくれる中で、パフォーマンス中は自然と楽曲の中心にいる太陽の様な存在でした。
◆美古途
 配信では物腰柔らかくキュートなんですが、ステージ上では一転してクールでカッコイイので、"高嶺の花"と云う言葉が似合うパフォーマンスで最高でした。ソロ曲での柔らかく切ないニュアンスだけでなく、ユニット曲や全体曲では、自分はどういう歌い方であるべきかをよく考えて、歌唱スタイルを細かく調整した印象。煽ってくれたシーンは一つだけでしたが、声を張り上げる時に目瞑ってたのがカワイイすぎました。
◆氷夏至
 凛とした気高さと華がむっちゃある。大きくしなやかなステージング、情熱的な凄みを持ちつつも、決して可憐さを失わない歌声で、語尾にかけて跳ね感がある独特のニュアンスは生歌でも特徴的でした。クールビューティー的な、お淑やかな存在感がグッド。


― 高鳴る鼓動と白光の渦中で魅せたピーク ―

 個人的ハイライトは、間違い無く「ミリオン・コンプレクシティ」「SURVIVAL」。どちらも矢野達也氏による楽曲で、ライブで絶対に聴きたいと願っていた2曲で、無事にライブでも最強すぎて狂えましたね。圧巻の重低音、怒涛の展開美、ド派手な背景映像、そして、それに応えたキレキレのパフォーマンス、完璧です。跳びポも気持ち良すぎて、特に「SURVIVAL」ではメンバーの振り付けでも跳んでたので、一緒に跳んでる感じがして嬉しかったですね。これからも矢野達也には沢山楽曲を書いて欲しい限り。
 ※因みに、「ミリオン・コンプレクシティ」への愛は以下の記事で語っているので、ご興味があれば是非読んでみてください。

 あとは全体曲「現世回帰」も素晴らしかった。ライブ映えエグイだろうなと確信していましたが、その期待を超えてくるスケール感と神々しさ。ステージの白光に包まれ、現実すら滲むような錯覚を覚える程の迫力がありましたね。歌声も息を呑む程の美しいハーモニーを響かせる中、心世紀と罪十罰のメンバーが前後や対角線でそれぞれ見つめ合ってパフォーマンスする姿が印象的で、見惚れてしまったのを憶えています。
 改めて全体を振り返ってみると、少女革命計画の楽曲はジャンルの幅が広く、それ故にダンスや歌声、そして演出も目まぐるしく変化していて。だからこそ、ステージの空気が一瞬ごとに塗り替えられていく様な、多彩で刺激的な魅力がありました。ダンスもかなり高度な振り付け多かったのに、難なくこなしていたので凄かったなと…。

 因みに、6月の神椿XPに続いて今回も、巨大モニターは健在。映像演出は演者の背後にまで溶け込んでくる形だったので、迫力は申し分なかったですね。ただ一方で、神椿にしては珍しく生バンドセットではなかったのは少し驚きでした。楽曲的に難しいのかなとも思いますが、出来れば実現して欲しい処です。バンド映えする楽曲もありますし、熱量も上がるのでね。

 改めて、最高のライブでした。タイトルに掲げられた『第一幕 改変』。通常であれば"第一幕"は順番を示す言葉ですが、そうではなく、彼女達の"物語の始まり"を告げる比喩だったのかなと受け取っています。これからも、彼女達は自らの手で運命を書き換え、物語を描いていくのでしょう。そのサポートが出来る様に引き続き応援していきたいですね。今回披露されなかった残り15曲もありますし、早めの2ndライブの開催を楽しみにしています!本当にありがとうございました!

1.フェイクナイト・シンデレラ / 心世紀
2.パーフェクション / 心世紀
3.Ephemeral / 心世紀
4.Synapse / 罪十罰
5.SHOCK / 罪十罰
6.弔花 / 罪十罰
7.well / 硝子宮
8.ジャンク / 氷夏至 
9.宇宙逃避行 / 佳鏡院
10.セルフィッシュ / 美古途
11.シンユウ / 御莉姫
12.アバウト / 夕凪機
13.ココロト / 心世紀
14.うそ鳴き / 心世紀
15.ミリオン・コンプレクシティ / 心世紀
16.blindness / 罪十罰
17.Digger / 罪十罰
18.SURVIVAL / 罪十罰
19.鈍色幻灯 / 心世紀×罪十罰
20.現世回帰 / 心世紀×罪十罰
(encore)
21.主人行路 / 心世紀×罪十罰
22.改変 / 心世紀×罪十罰

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