見出し画像

新曲で彩る一週間【4/28~5/4】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。4/28~5/4リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『サヨナラ予報』/ WeatherPlanet

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:meta etc.
◆デジタル配信:https://linkco.re/hFDCcnyX

 雨海ルカと天晴ひなたの2人によるユニットデビューシングル。雲の隙間から光がゆっくりと差し込み、何かが始まる予感を運んでくる様な、爽やかな高揚感に満ちた1曲。ピアノやアコギが紡ぐ、素朴で軽やかな旋律が心地好く耳に入ってきますね。少し憂いを含んだルカの歌声と、明るく輪郭のはっきりとしたひたなの歌声が織りなすコントラストも美しいです。


#2『Vesper』/ 水魚みぃむ

◆所属:個人勢
◆デジタル配信:https://linkco.re/tfpmEcQz
◆フィジカル:https://miimstore.stores.jp/

 3曲入りニューシングル。水魚みぃむ自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲も含まれた意欲作。今作もモモ(デザイン・作詞)、ヤミヤミ(作詞・作編曲)、wagataki(作編曲)と共に"TeamiiM"として制作されました。
 Tr.1「砂の糸」が余りに凄くて本当に感動しましたね、名曲です。導入からメンバーがステージ上で輪になって演奏を始める光景が目に浮かぶ様で、幻想的かつシアトリカルな世界観が広がっていきます。起承転結の流れが鮮やかで、まるで一本の短編に触れているかの様な展開が見事。切なくも優しさに満ちた歌声も心深くまで余韻を残してくれました。Tr.2「ひとりごと」は、コロコロした柔らかい音色と共に半ば夢心地な気分になると云うか、鼻歌の様な素朴さと親しみやすさもあり、深夜の一人時間に隣にいて欲しい楽曲でした。Tr.3「夜の向こうへ」は、ずっと心に留めていた“あの日の夜”から次の夜――夢へと踏み出す希望を感じさせる1曲。"手を取って、ほら"と云う言葉も印象的で、優しくも力強く、自然と胸の奥からエネルギーが漲ってくる様な感覚を覚えましたね。タイトルの『Vesper』が意味する"宵の明星"になぞらえる様に、どこか切なく、けれど確かに新たな始まりを照らす光を内包した1枚でした。「依代」では"ぼくら今世界でいちばんの外れ値だ!"と歌い上げたTeamiiMが、その言葉通り、トレンドや王道に左右されず、型に絶対に嵌らない自分達にしか出来ない音楽をちゃんと届けている姿勢に最大級の賛辞と感謝を贈りたい。ありがとう。音楽好きとしては、こういう楽曲が正しく評価されて欲しいと願うばかりです。


#3『ワタシイロ』/ 七篠ななしのさよ

◆所属:個人勢
◆作詞:七篠さよ、作曲:nano.RIPE、編曲:マッチ
◆デジタル配信:後日
◆フィジカル:https://nanasayo09.booth.pm/items/6856447

 2ndアルバム表題曲。澄み渡る空気感で、背中を押す追い風が吹く様な疾走感が心地良いロックナンバー。"らしくありたい"と、ただその一心で突き進んでいく力強さと爽やかさが、聴く者の胸を打ちますね。歌詞も彼女自身が手掛け、等身大の真っ直ぐな想いを清々しい声で歌い上げています。初のリアルワンマンライブ『NaNaFes 2025』開催に向けたクラウドファンディングも実施中ですので是非チェックを!


#4『春にみちづれ!』/ 現実みろ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:NARUMI HELVETICA
◆デジタル配信:https://linkco.re/BpSvX0AE
◆フィジカル:https://realmiro.booth.pm/items/6825681

 3rd EP「セ・ラ・セゾン!」収録楽曲。名曲!コンテンポラリーなセンスで紡がれたポップナンバー。粒感の大きいサウンドや、柔らかく丸みを帯びた歌声など、視聴体験として余りに心地良すぎる。どこかノスタルジックな空気を纏ったメロディは自然と記憶に残り、煌びやかなストリングス系が加わる部分では、まるで春の日差しに包まれる様な晴れやかな高揚感も押し寄せてきて好きです。


#5『さだめ』/ Lir.E

◆所属:ProjectBLUE
◆作詞・作編曲:彼方
◆デジタル配信:おそらく後日

 ”エルセとさめのぽき”としての活動を経て、2024年より再デビューを果たした、ボーカルのElseとコンポーザーの彼方による音楽ユニットの新曲。3月29日のワンマンライブ「特異星」にて初披露されました。ピアノ伴奏でしっとりと静かに始まりながら、内に秘めた想いが少しずつ湧き上がってくる、熱さと美しさを兼ね備えた展開が魅力的な1曲。言葉の一つひとつのニュアンスを変えながら、丁寧に感情を込めて歌い上げていて。後からじんわりと感動が押し寄せてきましたね。


#6『GROWL』/ KMNZ

◆所属:RK Music
◆作詞・作編曲:nyankobrq,YACA IN DA HOUSE
◆デジタル配信:後日

 書き下ろし3曲入りニューシングル『DROPS』から先行公開。アングラ感強め、沈み込む様な低重心のDrillビートで押し切る攻撃的なヒップホップナンバー。危うさすら感じるダークなムードが新鮮で、言葉遊びが効いたパンチラインもスリリングな魅力を放ってます。三者三様のフロウもカッコよすぎて、大歓声が沸き起こる光景が目に浮かぶ程でした。6月25日の4thワンマンライブもガチで楽しみになってきた。


#7『ホワイトバランス』/ KizunaAI

◆所属:Kizuna AI株式会社
◆作詞:KizunaAI・ueil、作編曲:ueil
◆デジタル配信:https://lnk.to/whitebalance

 活動再開後の3カ月連続リリース第3弾シングル。キュート&ハイセンスなサウンドメイクが光る、穏やかな陽だまりに包まれる様な繊細な浮遊感に満ちた1曲。木漏れ日や踊る葉の影を想起させ、日常のそっとした隙間に寄り添ってくれる様な音楽に仕上がっていますね。散歩のお供にもピッタリと云うか。柔らかく揺蕩うアイちゃんの歌声も良すぎて、再開後シングルではコレがイチバン気に入っています、鬼リピ中。


#8『Yellow Yellow』/ 夕凪機ゆうなぎ

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:フジムラ(サイダーガール)
◆デジタル配信:https://girls-rev-project.lnk.to/Yellow-Yellow

 3rdシングル。彼女のイメージカラーである黄色が持つ"希望"や"好奇心"を元に、未知の世界へと飛び込む冒険心や仲間との絆をテーマにした1曲。刺激的で遊び心に満ちたサウンドが弾けるポップナンバー。不安や葛藤さえも塗り替えていくエネルギッシュに駆け抜けるメロディも、胸の奥をくすぐる高揚感をもたらしてくれますね。明るくリズミカルに、ハネ感もある歌唱がやはり魅力的。


#9『Ma’Scar’Piece』/ Ma’Scar’Piece

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞・作曲:早川博隆、作編曲:柿迫ヒカル
◆デジタル配信:https://sndo.ffm.to/bv2arle

 ニューシングル。電音部ではお馴染みとなった早川博隆氏による本作は、セルフタイトルを冠し、メンバーそれぞれのキャラクターにフォーカスした“自己紹介曲”的な1曲に仕上がりました。シモキタエリアの特徴であるトランスサウンドを軸に、個性と情熱がぶつかり合うアグレッシブな一面と、優雅に突き進んでいくメロディアスな一面が共存していますね。コーレスも盛り沢山で、サビではずっと飛び跳ねていたい。今年は必ずライブ行くわよ。


#10『追憶のファインダー (feat. Kotoha)』/ Imy

◆所属:無所属
◆作詞・作曲:みゅー (Imy)
◆デジタル配信:https://linkco.re/QpBffMzr?lang=ja

 ニューシングル。ボーカルには、HoneyWorksやハコニワリリィで活躍するKotohaを迎えています。“空想の友達”というモチーフを通して、過去の記憶や、失われていく大切な瞬間への想いを描いた1曲。メロディ自体はとても切なげで"戻れない過去"の輪郭を浮かび上がらせながら、“忘れたくない想い”の温もりがストリングスを始めとした芳醇な音色から滲み出す様な仕上がりになっていて凄まじい…。Kotohaの可憐さを残した繊細で透明感溢れる歌声も、楽曲に物語性を深く与えてくれてます。


#11『タイトル』/ 優莉-Yuuri-

◆所属:無所属
◆作詞・作曲:優莉、編曲:HONNWAKA88・awawa・ナツメユウキ
◆デジタル配信:https://linkcloud.mu/7ce3ad6e

 3rdシングル。バンドをテーマに、これまでには無かった疾走感溢れるロックナンバー。荒々しくも地に足つけた力強いサウンドで、泥だらけで傷だらけになっても走り続けている様な、逞しくひたむきな姿を感じさせる展開が最高ですね。1番サビ入り、リフが一瞬無音になるのも大好き。優莉さんも感情をしっかり乗せてキレのある歌唱が雰囲気あってむっちゃカッコイイです。カップリング曲「Always」は、アコギメインのミディアムナンバーで、哀愁漂いつつも爽やかさが同居した1曲でこちらもオススメ。


#12『Bloom Licht』/ Vivid Lila

◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/SSgYn3UU

 すずやみ/鈴谷皆人による同人サークルVivid Lilaの4曲入りニューEP。春をテーマに据えた1枚で、ゲストボーカルには、秋奈、hana、nayuta、棗いつき、と今回も豪華メンバーを迎えています。Tr.1「春風のピチカート」は、春らしい明るく爽やかな曲調と、可愛らしく真っ直ぐなボーカルが完璧に調和。Tr.2「まばたきの合図」は、何かが始まりそうな高揚感・期待感が一気に花開くサビが最高。Tr.3「ルミナスの欠片」は、春の夜空を彷彿させるサウンドで寂しさを前向きに昇華。Tr.4「サクラリコレクション」は、春だからこその出逢いと別れにフォーカスを当てたエモーショナルナンバーで特に気に入っています。Vivid Lilaは本当にサウンドもメロディも気持ち良すぎて、今回も安定の名盤です。


#13『飛べない蝶は夢を見る』/ トゲナシトゲアリ

◆所属:ユニバーサルミュージック
◆作詞・作曲:青ゐネコ、編曲:玉井健二, 大濱健悟
◆デジタル配信:https://togenashitogeari.lnk.to/belle_papillon

 ニューシングル。トゲトゲらしい躍動感に満ちたアッパーチューンで、胸の鼓動が次第に速まっていくような疾走感が全身を駆け抜けていきますね。聴く者の心を焚きつけるような熱量を放ち続けており、特にVo. 理名の牽引力もまた一段と磨きが掛かった印象です。日本武道館のチケットは無事に握れたので、後は開催を待つだけ!


#14『Heavenly Me』/ ARKNIGHTS x AIYUE

◆作詞:gaogao、作編曲:大濱健悟、編曲:玉井健二
◆デジタル配信:https://linkco.re/bC86aE72

 スマホRPG「アークナイツ」大陸版にて登場した新キャラ"新約 エクシア"のテーマソング。agehaspringsを中心とする音楽プロジェクト「AIYUE」とのコラボ楽曲にもなっており、ボーカルにはトゲナシトゲアリの理名を迎えています。"好き"と"好き"のコラボで嬉しさ2億点。神々しさと逞しさを隅々まで行き渡らせつつ、エクシアというキャラクターの二面性を丁寧に描き出していますね。楽観的で明るい振る舞い、その裏にある暗くシリアスな側面も「アークナイツ」では避けて通れない魅力的な部分なので。"飛び立つ"の歌い出しからは希望を感じるし、切なげな余韻を残す歌い終りも見事すぎて、理名の止まる事を知らない表現力の成長には感動を隠せません。


#15『Slow Divide』/ Lost Trees

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(フロリダ)
◆レーベル:自主

 ニューシングル。クリアで透き通った音像に包まれる中、繊細で儚く消えていく結晶の様な芸術的な美しさを放つ1曲。従来の持ち味であるプログレリフは随所に残しつつ、浮遊感あるエモーショナルなメロディを押し出して、全体としてはポスコアに一気に接近しましたね。クリーンのみでもかなりグッとくる。


#16『HELLMUSTFEARME』/ Signs of the Swarm

◆ジャンル:デスコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:Century Media Records

  ニューシングル。本楽曲を含む全11曲入り7thアルバムを8月22日にリリースする事も発表されました。気持ち良く絡み合うピロピロリフとコーラス、滑らかで強烈なブラストビート、地を這う様な汚すぎるグロウル(最大の褒め言葉)などを次々と展開。デスコア本来の重さや残虐性を残したまま、ニューメタルコアにも通ずる縦ノリグルーヴのお蔭でかなり聴き易くて好き。


#17『Memento Mori』/ Sheridan

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ
◆レーベル:自主

 ニューシングル。本楽曲と、2023年9月以降リリースしてきたシングル全16曲を以てデビューアルバム『MAZE』が完成した事になりました。荘厳で神秘的な雰囲気は貫かれており、ラストトラックに相応しく、全体を包み込む様なメロディアスな仕上がりになりました。アウトロでは、タイトル通りと云うか、心電図の心肺停止を思わせる電子音が静かに鳴り響くのも印象的でした。2023年末に制作ストップした時はどうなるかと思いましたが、完成して良かったです。改めて個人プロジェクトとは思えない完成度に拍手を。


 以上、4/28~5/4はEP1枚、シングル16枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート


いいなと思ったら応援しよう!

こーへー 最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートも嬉しいですが、代わりに「スキ」や「シェア」、「コメント」してくださるともっと嬉しいです!

この記事が参加している募集