新曲で彩る一週間【8/4~8/10】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。8/4~8/10リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『Kurukuru Cruise』/ Ninomae Ina'nis x Nekomata Okayu
◆所属:ホロライブ
◆作詞:Steph, Berry Risa、作編曲:Stand Alone, Carlos Okabe
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/QdFJPy
初のデュエット曲。波間を抜ける潮風の様に、涼しげなサマータイムを味わえる、トロピカルハウス系のダンスチューン。自然と身体が揺れてくるサビメロが良いですね。2人の歌声も優しくて耳にすっと馴染んできます。日英デュエット企画「Mythmash」もこれで全曲出揃いましたが、どれもライブ向けEDMだったので、現地で聴ける機会が欲しいですね。
#2『距離。』/ 春猿火
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:kenkaiyosi、編曲:Kenta Matsuba
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/pVFdguRj
TVアニメ「神椿市建設中。」第4話エンディングテーマ。ムーディでジャジーな雰囲気が広がる1曲。揺蕩う様な歌い方が印象的で、そこに秘めた感情はどこか棘もあり、不思議な感覚にさせられます。曲調に併せてこの辺りの温度感を見事に表現していて、微睡と意表、その境界線を行き来する様です。早口ラップも最高にカッコよくて惹きつけられます。
#3『main heroine』/ Synthion
◆所属:個人勢(韓国出身、アメリカ拠点)
◆作詞・作編曲:Synthion
◆デジタル配信:https://synthion.fanlink.tv/mainheroine
2ndシングル。10月26日に開催されるM3秋では、待望の1stアルバム『Lone Wolf』をリリースする事も発表されました。セカイ系の香りが隅々まで漂い、物語性を感じる1曲。バンドサウンドを土台に、キラキラとした美しいサウンドが降り注いでいます。それとは裏腹に、涙を誘うエモーショナルなメロディを紡いでいて。繰り返されるフレーズと儚げな歌声が聴き手の感情を確かに引き寄せていく。そして迎えるクライマックス、鮮烈なメッセージを残していくフェードアウトの余韻も見事でした。
#4『Starring Together!』/ ななしいんく
◆所属:ななしいんく
◆作詞・作編曲:田中隼人
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00198049
初の全国流通全体楽曲。8月22日に開催される全体ライブ「NANASHI FES 2025 "JACKPOT"」に向けて制作されました。溢れ出るショーの幕開け感、舞踏会の様な華やかさと、胸を高鳴らせる高揚感が詰まった1曲。盛大に鳴り響くブラスサウンドは祝祭の合図みたいで、観客も演者も同じ舞台に立っているかの様な一体感を作り出していますね。歌詞もその一役をしっかり担っており、"みんなで紡ぐステージ"、"みんなで作りあげたこの場所で"とかステキ。そして訪れるクライマックスよ…泣きの落ちサビからの、ラストはシンガロング&クラップで大団円!まだ全体ライブのチケットは販売中!!頼むからオタク全員来い!!ソールドアウトさせたいよ俺は。
#5『Genesis』/ hololive English -Advent-
◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:Steph、作編曲:ミフメイ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/iLQs2Y
ニューシングル。キラキラ感と弾力感が折り重なり、奥行き豊かに広がっていくサウンドスケープが気持ちいい1曲。次第にスケールを拡大していく展開の中で個性的な歌声があらゆる方向へと届けられつつ、要所要所はしっかりとキャッチーに仕上げられていますね。自然とジャンプやクラップ、シンガロングが巻き起こる正しくライブアンセム。
#6『Purity』/ 花鋏キョウ feat.藍月なくる
◆所属:花鋏キョウ ⇒ Re:AcT、藍月なくる ⇒ 一二三(Hifumi,inc.)
◆作詞・作編曲:MIMI
◆デジタル配信:https://linkco.re/mHQD6MdT
ニューシングル。フィーチャリングゲストに藍月なくるを迎えた、個人的な推しと推しの最高コラボ…っ!"生き辛さを抱えるこの世界で、等身大の自分を愛せたら"、そんなテーマを優しく描き出した1曲。MIMIさんらしいピアノの繊細な旋律を始めとしたサウンドが包み込み、エモーショナルなサビが胸の真ん中を刺激してきますね。交錯する2人の美しい歌声も相性抜群で、それぞれの青で塗り重ねていく様に情景を浮かび上がらせています。
#7『Meowlaxy girl』/ NiBOSHI
◆所属:RINNEKO
◆作詞・作編曲:烏屋茶房
◆デジタル配信:https://linkco.re/dB367mfh?lang=ja
初のオリジナル楽曲。8月8日に開催された3D生誕ライブで初披露されました。スポットライトが降り注ぐ明るいステージをイメージさせ、愛らしくてキャッチーなメロディが溢れたロックナンバー。初オリ曲らしいキャラクター性とメッセージ性を両立させた歌詞からは、リスナーと一緒に進んでいきたい想いが感じられ、前向きな気持ちになりますね。可愛らしさだけじゃなく、スッと透明感を以て真っ直ぐに伸びていく歌声がとても気持ちいい。
#8『セカイの色彩』/ AZKi×内田真礼
◆所属:AZKi ⇒ ホロライブ
◆作詞・作曲:Haruka Kato、作編曲:田辺望
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/3p8qHH
メタバースプロジェクト「ホロアース」のアニメPVテーマソング。ゲストには声優・内田真礼を迎えています。足音が聞こえてくる、それが胸の鼓動と重なる様な高揚感に満ちたロックナンバー。視界が開け、色付き、まだ見ぬ世界へと一歩踏み出したくなる様なメロディがステキ。2人の清純で美しい歌声は、澄み渡る空気の流れそのもので浄化されます。
#9『架空と本当』/ 不知火フレア
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:栗山夕璃
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/lCta8w
ニューシングル。絵本の1ページから音が零れ落ちた様な童話的な雰囲気で、優しく小気味いい音色が広がる1曲。足取りも心も軽くなると云うか、気持ちが晴れやかになるキャッチーなメロディがむっちゃ良いですね。気付けば踊ってます。楽曲全体を照らしている歌声の安心感も素晴らしい。
#10『ChewyChewy』/ 常闇トワ
◆所属:ホロライブ
◆作詞・作曲:nqrse、編曲:柿迫ヒカル
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/dWnaPE
ニューシングル。本楽曲を含む、2ndアルバム『SHIN』を10月8日にリリースする事も発表されました。重力が加速する様なドープな雰囲気と身体を否応なく突き動かすトラップビートが鳴るクールなダンスナンバー。迫り来るメロディは洗練され、妖艶な歌声で波打つ様に乗りこなしていますね。更に、煽る様なラップも痺れる。10月29日には2ndワンマンライブの開催が決定。1st行けなかったので、今度こそ掴みにいきたい!
#11『SUGAR (feat. nqrse & somunia』/ Joint Beauty
◆所属(レーベル):Trigger Records
◆作詞・作曲:Seijiro Yojo、作編曲:Joint Beauty
◆デジタル配信:https://linkco.re/cxThAuYy
トラックメイカーJoint Beautyのニューシングル。ボーカルに、ネット発アーティストnqrseと、バーチャルアーティストsomuniaを迎えています。ちょっとオシャレすぎ~。甘い記憶が時の流れと共に溶けていく、そんな情景をグルーヴィーでメロウなトラックで包み込んだ1曲。浮遊感に身を任せられる優しさがありますね。nqrseの色気あるハスキーボイスと、somuniaの繊細で儚げな歌声によって生み出されるコントラストも非常に鮮やか。切なくはなるのだけれど、これもまた美しい形だと受け容れる様な、不思議と心地好さが勝る素晴らしい1曲でした。
#12『Chasing Shadows』/ coldrain
◆ジャンル:オルタナティヴ・メタル
◆国:日本(名古屋)
◆レーベル:Century Media Records
ニューシングル。リフが耳に残るアグレッシブさはそのままに、クリーンのみでMasatoの歌唱力を全面に押し出したメロディアスなナンバー(バッキングでスクリームあり)。本当に彼のクリーンボーカル好きなので嬉しい。更に、遂に日本語詞まで解禁し、シンガロングできるライブアンセムへと仕上げてくる辺りは流石。その日本語詞も輪郭をハッキリさせすぎずに歌い上げている曖昧さが好きですね。期待のニューEPは秋頃リリース予定との事で、9月から始まるツアーにはファイナル東京行くので楽しみです。
#13『Crossing Nails』/ Crystal Lake
◆ジャンル:メタルコア
◆国:日本
◆レーベル:Century Media Records
ニューシングル。クラシカルなメタルコアを骨格に、彼等らしい強靭なリフでアグレッシブに攻め立て、うねる様なグルーヴを生み出す。それでいてキャッチーにも食い込んでくる素晴らしい1曲。Vo. Johnの咆哮も容赦なくて最高です。皆んなで拳突き上げて叫べる、ピットこじ開けられる、王道ライブアンセムが久々に来たのは嬉しい限りですね。2026年1月にニューアルバムもリリース予定との事で、期待しましょう。全国ツーマンツアー「CHAMPIONSHIP TOUR 2025」は東京行きます。
#14『ENEMY』/ Chaosbay
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ(ベルリン)
◆レーベル:Circular Wave
ニューシングル。2024年9月にリリースされた4thアルバム『ARE YOU AFRAID?』以来の新曲。Djentyなリフの密度感や、ポリリズム的なブレイクダウンなど彼等らしい持ち味は健在で、シンセアレンジがまた新しくなって良いですね。スペーシーなニュアンスが刺激的。最終的にはそれらをキャッチーでメロディアスにまとめ上げる調理力・構成力がホントに秀逸。
#15『Don't Let Go』/ Not Enough Space
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(セントラル・フロリダ)
◆レーベル:Thriller Records
ニューシングル。本楽曲を含む、待望のデビューアルバム『Weaponize Your Rage』が9月12日にリリースされる事も発表されました。今作も好みすぎ~。美しい緊張感が漂う静のパートと、パワフルに突き抜けるメタルコアの動のパートを行き来しながらも、サビはとことんキャッチー。シンプルな構成故に際立つメリハリを越えた魅力がありますね。ツインボーカルながら2人ともスクリームもクリーンも綺麗だから改めて味わい深いなと。
#16『Buried In Jade』/ Thousand Below
◆ジャンル:ポストハードコア、オルタナティヴ・ロック
◆国:アメリカ(カリフォルニア州サンディエゴ)
◆レーベル:Rise Records
4thアルバム。前作『Hell Finds You Everywhere』からは約2年7ヶ月ぶり。2024年3月にリリースした「SHAKE」以降のシングル5枚に、新録を7曲を加えた全12曲を収録。
捨て曲ゼロ大名盤!10年近いキャリアで培った強みを確固たるものにしつつ、多様性に富んだ1枚でした。溢れ出すエネルギーをメタルコアとモダンポップのグラデーションを付けながら表現し、ヘヴィながらも強烈にキャッチーでメロディアスに仕上げています。Tr.1「Kerosene」やTr.7「The Way Down」等は特にエモやポップパンクを土台に、ポスコアのエッジをプラスした活動初期のエッセンスを感じて、とても耳馴染みが良い。エレクトロ要素の装飾もより繊細でクリアになりましたね。一方で、Tr.2「Palace Of Dread」の様にローチューニングになった曲もあり、沈み込み様なうねりのあるリフが迫る場面もあって。そして何よりVo. Jamesのボーカリストとしての成長を強く感じました。低音域でのドスの効いたスクリームを新たに手にし、クリーンでは相変わらずの滑らかさと抜け感を維持。どんな歌唱でも感情を余す事なく乗せていて、何度も心を震わせてくれました。Tr.3「Save Me」やTr.6「Los Angeles」では、泣きを誘う高音域まで達し、胸を締め付けるエモーショナルなバラードナンバーを完成させています。他にもTr.5「The Quiet And Cold」やTr.9「Feel It End」はリード曲でも問題ない程のキラーチューン。終盤は、アコースティックのTr.11「Michell’s Song」を経て、表題曲Tr.12「Buried In Jade」へと辿り着きます。これがガチで良かった。Jamesの生々しい熱を帯びた激情的な叫びが最後の一音まで涙腺を揺らす、これ以上ないクロージングでした。Thousand Belowは1stが名盤すぎてずっと超えれんかったんですが、それに並ぶくらい好きになりそうです。
#17『The Lost Years』/ Dreamwake
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ(コネチカット州ニューヘイブン)
◆レーベル:UNFD
2ndアルバム。2022年リリースの1stは年間ベストにも選出したお気に入りです。そんな彼等がUNFDとも契約を果たし、2024年1月にリリースした「Memories」以降のシングル4枚に、新録を8曲(Interlude1曲)も加えた全12曲を収録。
名盤候補。前作から変わらぬ音楽性で、シンセウェーブとメタルコアを融合させた、どこかノスタルジーな雰囲気が広がっています。その追い風として吹き込まれる豊かなサックスの音色。80~90年代にタイムリープした様でありながら、だからこそ未来がキラキラして見える、そんな逆説的な情景を色鮮やかに描き出した1枚でした。演奏はタイトでプログレッシヴ、メリハリの効き方が心地好く、仏・Novelistsの影響を感じるスタイリッシュかつ浮遊感あるメロディも印象的。それを器用に美しく歌い上げるVo. Naborsのボーカルワークも健在でした。先行シングルは漏れなく気に入っていますが、特にTr.7「Afterglow」はエモーショナルな香りが際立ち、耳に残る余韻が長いですね。Tr.10「Oasis」は非常にアグレッシブでピロピロギターの嵐なのが堪らないです。新録曲はTr.2「Daydream」とTr.5「Cold Summer」、Djent感が強いTr.8「Supernova」、今作屈指のブレイクダウンを搭載したTr.11「Static Haze」が気に入っています。ただ1点、アルバム全体を通すと、トーンやテンポ感が若干似てる楽曲があるなと(良く言えば統一感)。自分達の型は崩さずに更にクリエイティブにできるかは今後注目していきたい処です。日常のBGMにもピッタリなので、まだ聴き込んでいきたいですね。
#18『METAL FORTH』/ BABYMETAL
◆ジャンル:J-POP、メタルコア、エレクトロコア
◆国:日本
◆レーベル:Universal Music Group
4thアルバム。既発シングル4枚に、新録6曲を加えた全10曲を収録。KAWAII METALというジャンルを確立し、今年で結成15周年。グローバルな活躍を続ける中で出逢った、Slaughter to Prevail、Bloodywood 、Polyphia 、Spiritbox、Tom Morello(Rage Against the Machine)といった豪華アーティストをゲストに迎えています。
アルバム全体としての感想は控えさせて頂き、これまでの作品同様、特に気に入った楽曲だけ触れますね。先行シングルに関しては、以前記事でも取り上げた通りTr.2「RATATATA」とTr.3「Song 3」が好き。そして、新録曲なんですが、Polyphiaを再びゲストに迎えたTr.6「Sunset Kiss」が最高傑作すぎて無限リピート。Djentyなリフは勿論の事、和風な音色や音階に溢れていたのが本当に最高でした。1:43~のティロリンティロリンとか細かい処まで風情を感じますし、サビもノスタルジックで好き。ラストを飾る「White Flame -白炎-」も良かったですね。ベビメタらしい壮大なメロスピに仕上がっており、ギターソロまで滾る滾る。程よい煌びやかさとSU-METALの突き抜けるハイトーンが美しい。一言だけ、全体としては、バラエティに富んだ挑戦的な1枚で、寄せ集め感は否めないものの、それ故にリスナー毎にお気に入りの楽曲が分かれるタイプの作品かなと思いました。ベビメタには「FOX FEST」をまた開催して欲しいですね…。
#19『Silk & Static』/ Wind Walkers
◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:Fearless Records
ニューシングル。むっちゃヘヴィでアグレッシブなの来て神です。テクニカルリフも多く散りばめられ、そこにインダストリアルやハイパーポップの要素を織り交ぜた煌びやかな色彩も好き。ポスコアらしいブレイクダウンも洗練されてます。そして、メロディアスなクリーンで聴く者を射止めるセンス、クライマックスの余韻はやはり一級品。ニューEP『I Don't Belong Here』は10月3日にリリース予定との事です(新録ほぼ無し)。その翌月には来日しますからね、楽しみすぎ!
#20『Specter』/ Bad Omens
◆ジャンル:ニューコア、オルタナティヴ・メタル
◆国:アメリカ(バージニア州リッチモンド)
◆レーベル:Sumerian Records
ニューシングル。2024年6月にリリースされた『CONCRETE JUNGLE [THE OST]』以来の新曲。どこかに迷い込んでしまったかの様な不気味で幽玄な雰囲気が広がる1曲。シネマティックに展開する先で現れる、恍惚とした美しさ、鳥肌を誘うダイナミクス、リバーブによって余韻を残すNoahの情感に満ちた歌声。楽曲が持つ奥行きにしっかりと吸い込まれますね…。次の作品リリースが近い事が分かっただけでも嬉しい限り。
以上、8/4~8/10はアルバム3枚、シングル17枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
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