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新曲で彩る一週間【5/12~5/18】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。5/12~5/18リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『FIELD ON ME』/ vα-liv(ヴイアライヴ)

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞・作曲:nyamura、作編曲:safmusic
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/ze4xDcgcx

 3月19日に発売された1stアルバム『彼方』収録曲。サブスク解禁されたのでご紹介。どことなく青春アニメのOP感があると云うか、夢に向かって走り続ける様なひたむきさが胸を打つ1曲。エレクトロ要素が絶妙なアクセントで、洗練された印象を受けますね。サビでは一気にエモーションが解き放たれ、コーラスで爽やかな広がりも生み、そしてサビ明けのシンガロングパートでは、一体感も味わえる展開が好きです。


#2『連れ出してトロイメライ feat. ヰ世界情緒, 弌誠』/ MAISONdes

◆所属:ヰ世界情緒 ⇒ KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作曲:弌誠、編曲:100回嘔吐
◆デジタル配信:https://orcd.co/maisondes_traumerei

 音楽プロジェクトMAISONdesの新曲。ボーカルにはヰ世界情緒を迎え、トラックメイカー"弌誠"とのコラボ楽曲となりました。幻想的ながらもナチュラルな心地好さを持った旋律が耳を擽るポップチューン。繰り返されるフレーズは中毒性があり、“連れ出してよ”という言葉等ロマンティックな香りも漂ってますね。穏やか且つ軽やかに歌い上げる中で見事にサウンドと溶け合い、浮遊感だけでなく、淡く滲む切なさや美しさも感じられます。


#3『Light It Up!』/ 柚子花ゆずは

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:マスティ(mustie=DC)
◆デジタル配信:https://linkco.re/Srggdeuy

 3月22日に開催された柚子花主催ライブ『Citrus Wonderland Vol.1』にて先行披露された書き下ろし楽曲。光が降り注ぐ様な透明感に満ちたサウンドが駆け抜ける、エモーショナルな王道ハピコアナンバー。フレッシュで抜け感の良い歌声に導かれ、クラップも鳴り響き、会場がひとつになっていく高揚感を音源からでも味わえますね。終盤のコーラスでは、仲の良いMarpril(谷田透佳/立花鈴)とFlare Runeを迎えており、最高潮のボルテージで心を突き動かしてくれました。


#4『ぺるそにゃ~りすぺくと』/ 猫又おかゆ

◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/PERSONYARESPECT

 2ndアルバム。コンポーザーには、DECO*27、FLG4、koyori、R Sound Design、TOOBOE、ピノキオピー、稲葉曇、式浦躁吾、神山羊など、前作からの続投を含む豪華作家陣を迎えています。2024年2月にリリースされた「ネコカブリーナ」以降のシングル4枚に、新録5曲を加えた全9曲を収録。
 タイトル『ぺるそにゃ~りすぺくと』は、「ペルソナ」をもじった造語であり、猫又おかゆが持つ “可愛さ”と“攻撃性”の二面性をテーマに、誰しもそう云った二面性を持っている事を表現した1枚になったとの事。ムーディーで穏やかな楽曲からクールで攻撃的な楽曲まで揃えつつ、前作の流れを踏襲した声の表現力と内面をより深化させた印象でした。冒頭を飾るTr.1「ネコカブリーナ」やTr.5「デコグラデーション」はテイストは違いながらも彼女の代名詞とも言える中毒性の高さが光りましたね。Tr.2「謙虚っち」では、DECO*27節全開の高速フレーズを見事なピッチ感で軽やかに乗りこなし、Tr.3「青い傷」では、感情を剝き出しで迫力あるシャウトも披露。Tr.4「Rainy」は、切なげな雰囲気で包み込む様なコーラスが沁み渡り、Tr.6「大嫌いがもっともっと積もるまで」では、ボーイッシュさとキュートさの自在な変化が楽しめました。Tr.7「つらい思いをさせてごめんね」は、脱力感ある軽やかな歌声と小気味いいリズムが良くて特に気に入っています。Tr.8「ガザニア」は、どこかダウナーで妖艶な魅力を放ち、ラストのTr.9「キスだけでいいからね」は、甘く切なく癒しにも満ちたチルアウトナンバーで、終盤2曲による何とも言えない余韻の残し方も良かったです。おかゆんの、蕩ける様に甘く、時に鋭く突き刺す歌声は唯一無二だなと改めて実感できた1枚でした。2ndワンマンも遂に来週に迫ってきたので楽しみです。


#5『Swallow Tail』/ ときのそら

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:buzzG
◆デジタル配信:https://jvcmusic.lnk.to/tokinosora_SwallowTail

 ニューシングル。5月15日に迎えた誕生日を記念してリリースされ、ライブでも披露されました。青空を思わせる清涼感が広がる、爽やかなロックナンバー。メロディには隠しきれない切なさが滲み出しており、歌詞にもほんのりと影が差していて。だからこそ、覚悟の決まった真っ直ぐな想いが強く響いてきますね。一歩高く跳び出していく様な力強さを感じさせつつ、そっと背中を押してくれる前向きな余韻が残るのも良き。


#6『オレンジ』/ 幸祜 -KOKO-

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:TKT(AliA)、作編曲:EREN(AliA)
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/OqTdfmGh

 ニューシングル。5月14日に開催された3rdワンマンライブ『PLAYER III』にて初披露され、本作を皮切りに6ヶ月連続新曲リリースも決定しました。名曲!夕暮れに染まる空の下、過ぎゆく時間の美しさと切なさを映し出すノスタルジックなバラードナンバー。1日の終わりを告げる焦燥感と、訪れる明日への高揚感が静かに同居している感じも良い。幼い頃の自分を否定せず慈しみながら未来へ更新していく。そしてその原動力となっている大切な存在が常にいる事も言葉の端々から伝わってきます。繰り返されるメロディは、王道ながら次第に力強くなり、クライマックスで重なるコーラスで一気に感動が押し寄せてきますね。聴く人の人生にも寄り添い、今後ともずっと愛され続ける楽曲になるでしょう。ライブもとても良かったので、レポお待ち頂ければと思います。


#7『八咫烏』/ Ibuki

◆所属:Revival Production
◆作詞・作編曲:ATOLS
◆デジタル配信:Coming soon...

 7thシングル。活動1周年を記念してリリースされました。何かが目覚める、そんな予感に満ちた狼煙が上がる直前の緊迫感と期待感が入り混じる重厚で神秘的な雰囲気が良いですね。推進力のあるメロディが前へと突き動かし、言葉を噛み締めながら力強く響く歌声が、静かに確実に胸の奥を熱くしてくれました。


#8『遠くはなれる思考の聞きとり』/ 長瀬有花

◆所属:RIOT MUSIC「汽元象レコード」
◆作詞・作編曲:Kohei Hiromura (from pepetterz)
◆デジタル配信:恐らく5月23日

 5月23日にリリース予定のコンセプトアルバム『Mofu Mohu』から先行公開。昨年10月のワンマンライブで初披露され、個人的ハイライトとして印象に残っていたガチ名曲です。バンドサウンドを軸に有機的なリズムで絡み合うエレクトロニカを織り交ぜ、長瀬ちゃんの柔らかく脱力感溢れる歌声で、独自の世界観へと染め上げていく1曲。インディロックやエモ、シューゲイザー、ハードコアとジャンルごった煮でカオティックなのに、確かな浮遊感を感じる不思議なバランスが心地良すぎる。目まぐるしい展開の中でもシャープな変拍子と自由に暴れまわる躍動感も良いですね。あらゆるモノを融解させ、音楽と云う表現が本来持つ“自由さ”を感じさせてくれました。全国4都市での『もふもふツアー』は東京公演に遊びに行くので楽しみです。


#9『SATISFACTION feat. KMNZ』/ P*Light & DJ Noriken

◆所属:KMNZ ⇒ RK Music、P*Light & DJ Noriken ⇒ HARDCORE TANO*C
◆作詞:P*Light・KMNCREW、作編曲:P*Light & DJ Noriken
◆デジタル配信:https://linkco.re/Emh4dvYP

 HARDCORE TANO*Cでお馴染みの2人による合作で、ボーカルにKMNZをフィーチャー。止まる事なく加速し続ける勢い満点のUKハードコア。トランスっぽいシンセのメロディラインや、ブラスサウンドもあって華やかさと賑やかさもありますね。KMNZならではの高速ラップが炸裂し、衝動のままにテンションをブチ上げていく、身体を動かさずにいられないですね。KMNZワンマンでも聴きたいところ…っ!


#10『Better Luck Next Time (feat. Shiki Miyoshino)』/ Alohaii

◆所属:無所属(アメリカ出身)
◆作詞・作曲:Alohaii
◆デジタル配信:各種ストリーミングサービスにて配信中

 海外のVTuberをフィーチャーし楽曲制作するトラックメイカーAlohaiiがリリースを予定しているニューアルバムからシングルカット。今回ボーカルには元「PRISM Project」所属で2023年にはメジャーデビューも果たした実力派Vsinger・美吉野しきを迎えています。南国の陽射しを思わせるバカンス気分全開のトロピカルサウンド、軽快に刻まれるカッティングギターが爽やかな風の様に耳を抜け、自然と身体がリズムを刻んでしまう1曲。高揚してくるアップテンポなサビも最高ですね。透明感溢れるハイトーンから、胸を揺さぶるパワフルながなりまで表現力豊かな歌声が楽曲に瑞々しい生命力を与えており、多幸感に浸れる…。コレ聴いて散歩するとガチで気持ちいい。


#11『シミュラクル』/ 獅白ぼたん

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:椎乃味醂
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/zFHUu3

 ニューシングル。コレは現地ライブで聴きたいですね。混沌としながらも洗練された前衛的なサウンドアプローチで、夢と現実の境界が曖昧になっていく様な疑似感覚を覚える音像が魅力的な1曲。繊細で儚げなメロディが心を撫でる一方で、パワフルなドロップで一気にテンションブチ上がるのも良い。ししろんのクールかつスタイリッシュなラップも最高にマッチしていますね。


#12『Heaven』/ ADEPT

◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:スウェーデン
◆レーベル:Napalm Records

 ニューシングルにして、約9年間の活動休止を経ての復活作。いやぁ…ガチで嬉しすぎますね。しかも滅茶苦茶カッコイイ。ハードコア由来のアグレッシブな疾走パートに、ソリッドなメタルコアリフ、破壊力満点のブレイクダウン、エモ/スクリーモ寄りの青臭さが堪らないサビのハイトーン、叙情的なギターソロまで。10年代前半に花開いた彼等世代のメタルコア/ポスコアの文脈を今この時代に改めて体感できる喜びたるや。来日リベンジして欲しいですね…(切実)。


#13『Oblivion』/ Lorna Shore

◆ジャンル:ブラッケンド・デスコア
◆国:アメリカ(ニュージャージー州ウォーレン)
◆レーベル:Century Media Records

 9月12日にリリース予定の5thアルバム『I Feel The Everblack Festering Within Me』からシングルカット。約2年半ぶりの新曲ながら、尺が堂々の8分超。それでも冗長さを一切感じさせず、聴き手を一気に飲み込むような映画音楽的スケールの世界観が圧巻でした。"自ら破滅の種を蒔いてしまった終末世界を想像した"と云う本作は、ダークで荘厳、そしてやはり情感に溢れたメロディを展開。前作程シンフォニックアレンジは際立っておらず、やや初期に回帰した印象も受けますが、前作で磨いた様式美を貫いていますね。リズミカル系と多段系、2種類のブレイクダウンで魅せつつも、ボーカルとギターリフでメロディアスに牽引。Vo. Will Ramosの獣の様な獰猛さがエグイし、ラスト切り込んでくるギターソロが良すぎてメロイックサイン掲げざるを得ない…。アルバム楽しみです。


#14『Infinity of Horrors』/ Shadow Of Intent

◆ジャンル:シンフォニック・デスコア
◆国:アメリカ(コネチカット州)
◆レーベル:Blood Blast Distribution

 6月27日にリリース予定の5thアルバム『Imperium Delirium』からシングルカット。テクニカルリフと高速ブラストビート、邪悪なスクリームの応酬。その極限的なアグレッションにオーケストラやクワイアが重なる事で緊迫感を帯び、荘厳な世界観が立ち上がってくるのが最高。彼等の妖しくも美しいメロディは"怖いもの見たさ"に近い好奇心を搔き立てられるのが好きですね。終盤ブレイクダウンと共にスケール感を纏ったドラマ性まで完璧。因みにLorna Shoreのアメリカ・カナダツアーに帯同するっぽくて羨ましい…。


#15『Yakyoku』/ Mirabi Frame

◆ジャンル:ポストハードコア、プログレッシヴ・ロック
◆国:ロシア、日本
◆レーベル:自主

 ニューシングル。2024年12月にリリースした「Kirai Kirai Kirai」以降のシングルをまとめた4曲入りEP『Hedgehog's Dilemma』としてもリリースされました。今回ボーカルには、日本のセツナラウドロックバンドLenoriaからAMI(あみみぴっぷ)を迎えています。同人オタクなので知っているボーカルが来て嬉しいですね。3月にリリースされた「Hedgehog's Dilemma」と同様に、セカイ系主人公像が浮かび上がる歌詞となっており、君を想い続けるエゴと抗えない世界の摂理が交差するセカイ系らしい物語性が息づいていて。その切なさや美しさが歌詞だけでなく、柔らかなボーカルやギターリフによって隅々まで漂っていますね。しっとりとしながらも前を向く意志を残したエンディング感も余韻として最高でした。名盤『Mirage』には一歩及ばずとも、セカイ系エモーショナルを音楽で描き出すGt. Igorの手腕はやはり見事。


#16『Dislocated』/ Midwinter

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ(オハイオ州クリーブランド)
◆レーベル:自主

 ニューシングル。ベースにあるのは間違い無くInvent Animate系プログレッシヴ・メタルコアなのに、幻想的なエレクトロ要素や、ニューメタルコア譲りの不協和音ブレイクダウン、デスコア的なハイピッチスクリーム、サビではキャッチーなクリーンまで。他ジャンルの武器を飛び道具的に取り入れながらも、全体は驚くほど美しくまとまっている構成力の高さ。恐ろしいセンスの塊ですわ。(以下謝罪)昨年シングル「Counting Sheep」レビューしていたのに、今年1月にリリースされていたデビューアルバムは完全に見逃していました!もしかしたらどこかでレビュー上げるかもです。


 以上、5/12~5/18はアルバム1枚、シングル15枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート


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