新曲で彩る一週間【10/27~11/2】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。10/27~11/2リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に、自信をもってオススメできる新曲をお届けします。読んでくださった方に1曲でもステキな出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『不可侵』/ 導凰-TAO
◆所属:HAMMER COLLECTIVE(ポニーキャニオン)
◆作詞・作曲:水槽、作編曲:KOTONOHOUSE
◆デジタル配信:https://lnk.to/TAO_UNDERCONTROL
3rdシングル。水槽×KOTONOHOUSEというハイセンスタッグが実現した、近未来的でスタイリッシュなナンバー。都会の夜を疾走する様なビートが身体を疼かせ、時に無重力の様な浮遊感へと導いてくれるドライブ感が良いですね。スピード感も自在。メロディを乗りこなしながら、クールにも、艶めきも魅せる、歌声の多彩さも光ります。
#2『キャンディーゲリラ』/ 理芽 × 花譜
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作曲:Kanata Okajima, 栗原暁 (Jazzin’ park)
作編曲:久保田真悟 (Jazzin’ park)
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/candyguerrilla
超久々のコラボ曲。2024年9月に開催されたツーマンライブ「Singularity Live Vol.3」で初披露され、満を持してリリース。Bigroomに和のエッセンスを取り入れた様なエレクトロポップナンバー。華やかに弾け、まるでお祭りの夜を思わせる楽しさに満ちていて、特にサビの爆発力は圧巻。心をくすぐるメロディに思わず飛び跳ねずにはいられないですね。2人の歌声のテンション感やキュートさの相乗効果も凄まじく、魔法にかかった様に開放的な気持ちになります。メチの「治したげる」がヤバすぎ。
#3『get lucky』/ 鷹嶺ルイ
◆所属:ホロライブ
◆作詞:KIRA, Sena Kiryuin、作編曲:KIRA
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/32hoju
12月3日にリリースされる2ndアルバム『Lapis Lazuli』からシングルカット。ギャンブルをモチーフに生き様を描いた、魅惑的なK-POPテイストのダンスナンバー。危うさと華やかさが同居する大人な雰囲気、色気を帯びた確かなグルーヴが彼女にピッタリですね。クールに決めるラップパートから、パワフルに響くがなり声まで、表現力の振り幅も存分に発揮されてます。
#4『I’m Diamond』/ IMI
◆所属:RK Music
◆作詞:MaCky:、作編曲:KB
◆デジタル配信:coming soon…
4thシングル。IMIらしいダークでアングラな空気感を今作でも貫きつつ、ドリルビートが重く鳴り響く、よりドープな1曲に。しかし同時に、スピリチュアルな緊張感を漂わせ、荘厳な輝きも纏っているのが良いですね。歌声もこれまで以上に、深淵の底へと引きずり込む様な凄みが増しています。
#5『空に沈む。』/ ヨノ
◆所属:RK Music
◆作詞・作曲:ヨノ、編曲:rinri
◆デジタル配信:coming soon…
8thシングル。いきなりポエトリーリーディングが印象的な1曲。前作『夢に溺れる。』の続きだとすれば、歌詞中の"私"は、夢から覚めて現実と向き合おうとする過程で生まれたもう一人の"私"の様に思えます。夢と現実の狭間の様な幻想的なサウンドスケープの中で、霧がゆっくりと晴れていく様に歌声が美しく響き、コーラスの重なりも柔らかく沁みますね。彼女が紡ぐメロディの輪郭は、いつも優しくて、その静かな光を掴める様になってきました。12月21日には初の現地ワンマンライブが開催決定!絶対に行くわよ~。
#6『改変 -心-』/ 心世紀
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO「少女革命計画」
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/KAIHEN-kokoro-
1stアルバム。ソロ曲は収録されず、ユニット曲のみをまとめた1枚。「フェイクナイト・シンデレラ」や「パーフェクション」などこれまでリリースしたシングル6枚に、新録4曲、全体曲である「改変」の心世紀ver.を加えた全11曲を収録。
名盤。既存シングルは全て記事で取り上げてきましたが、改めて聴いてみても、心世紀はエレガントな美しさと、洗練された都会的センスが際立ちますね。ジャズロックやエレクトロファンク、シティポップなど、兎に角オシャレで、かつキャッチーにもテーマを押し出せています。三者三様の歌声はキュートにもクールにも表情を変え、楽曲毎に色彩を自在に塗り替えているなと。新曲追加も嬉しい限り。Tr.3「ロストオービット」は、浮遊感が広がる中に優しさが滲むミドルバラードで、新たな一面を見せてくれました。Tr.7「コントラスト」は、我らが矢野達也氏が手掛けた心世紀らしいエレガントさと、パワフルなグルーヴが光る1曲。この2曲は特に気に入りました。そしてやはり外せないのが、上半期VTuber楽曲10選にも選出したTr.10「ミリオン・コンプレクシティ」。もしまだ聴いていない方がいたら、是非この機会に必ず聴いてください。
#7『改変 -罪-』/ 罪十罰
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO「少女革命計画」
◆デジタル配信:https://zula.link-map.jp/links/KAIHEN-tsumi-
1stアルバム。心世紀と同じく、ユニット曲のみをまとめた1枚。「弔花」や「DIGGER」などこれまでリリースしたシングル6枚に、新録4曲、全体曲である「改変」の罪十罰ver.を加えた全11曲を収録。
名盤!罪十罰も既存シングルは全て取り上げてきました。心世紀とは対照的に、ダークでミステリアスな雰囲気、どこか近未来的な世界観も持ち合わせているのが魅力的。EDMを軸に展開されるサウンドは、時にスタイリッシュで、時に陶酔的でありつつ、フロアライクな遊び心も忘れない。3人の歌声も、低音から超高音まで揃うだけでなく、歌唱法も幅広く、隙無しの強さを誇ります。新録曲もどれも良かったですね。梓川によるTr.3「RAVEN」は、アングラなインダストリアルサウンドが殴りにかかってくる様がカッコイイ。椎乃味醂によるTr.6「アウフヘーベン」も、エスニックな彩りの中、トラップ風のビートハットを刻み、強靭なグルーヴに飲み込まれる傑作でした。どちらもライブ映え抜群だと思うんで、早急に少女革命計画2ndライブを開催しましょう。披露してないソロ曲もあるのでね。
#8『終点』/ 神椿學園新聞部
◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆デジタル配信:https://thinker.lnk.to/Terminal
ニューEP。「神椿市建設中。」シリーズの最新タイトルである、新作都市探索學園ADV「神椿學園新聞部」の為に書き下ろされた全6曲を収録。
どの楽曲も普段の延長線上でありながら、ゲームならではの雰囲気に寄り添った少し挑戦的な一面も窺えた1枚でした。花譜の「Innocent Flower」は、ヒゲドライバーによる小気味いいゲームサウンドが響き、胸の高鳴りを誘うポップロック。理芽の「NECROMANCE」は笹川真生との黄金タッグで、重低音と不穏な空気が交錯するシネマティックな1曲。春猿火の「World Factor」は、未来へと地を思い切り蹴って飛び出していく様な爽快なロックナンバー。ヰ世界情緒の「キレイナヒカリ」は、光に包まれる様な荘厳なオーケストレーションとクワイア、そして変拍子による展開が特徴的な1曲。幸祜の「ivory」は、別れの情景が浮かぶシンガロング必至のエモーショナルなナンバーでした。そして、メンバー全員が揃ったV.W.Pによる「終点」。笹川真生らしい、ほんのりと奇妙だけど、高揚感と不安、そして希望も共存した、絶妙なバランス感で描いた美しいミドルバラードでした。
#9『DIAMOND in the ROUGH』/ ぶいすぽっ!
◆所属:ぶいすぽっ!
◆作詞・作曲:小池竜暉、作編曲:菊池博人 (KEYTONE)
◆デジタル配信:https://bnml.lnk.to/LZC-3168
初のオリジナルアルバム『ぶいすぽっ!Songs Collection “DIAMOND in the ROUGH”』に収録された、メンバー23名による全体曲。本アルバムは"ダイヤモンドの原石"をテーマにしたとの事で、眩い輝きの満ちた王道アイドルソングに仕上がっています。華やかなブラスサウンドがステージを彩り、前へ進む足を止めない推進力あるメロディが胸を打ちますね。普段の活動からするとアイドルソングは新鮮ではあるんですが、仲間と共に夢や目標を追う姿、それを応援したくなると云う点では、どのVでも共通の認識なので、やっぱり感動的に映ります。
因みに、同アルバムに収録されるソロ曲は、先行リリース済。全員分が揃うのを待って、敢えて取り上げてこなかったので、この場でお気に入り曲を挙げておきます。ダントツで好きなのは、神成きゅぴの「Thunderbolt」。バチバチのEDMでブチ上がり。次点で、歌唱力No.1の存在感を放つ夜乃くろむ「Ready set glow」、バラードを見事に歌い上げた英リサ「翠彩花」と空澄セナ「Momentary Light」、清涼感ある声を存分に活かした藍沢エマ「藍染の空」、只々元気が出てくる猫汰つな「適材適所ワンモアトライ」辺り。歌の得意不得意に関わらず、全員が参加してくれた事は改めて感謝しかないですね。ぶいすぽフェスは11月23日のライブチケット握れたので楽しみ!
#10『The Crumble』/ 拠鳥きまゆ
◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:犬絵
◆デジタル配信:https://linkco.re/RvpBPtzy
ニューシングル。お馴染み"犬絵"氏が手掛けた1曲ですが、まさかのメタルコアナンバー。新たな風穴を開ける強烈な一撃で、これまで発表してきた楽曲的に驚かずにはいられないかと。ゴリゴリの重低音と、キレキレのシャウト、疾走感を更に押し上げるシンセの彩り。サビはなるたけキャッチーになってますが、容赦ないブレイクダウンにフルモッシュ不可避ですわ。
#11『真相』/ 藍月なくる
◆所属:一二三(Hifumi,inc.)
◆作詞・作編曲:にお
◆デジタル配信:Coming Soon…
10月26日に開催された秋M3にて頒布されたベストアルバム『真相』の表題曲。今年3月1日のワンマンライブ夜公演『質量』で初披露された楽曲ですね。優雅に響くピアノとストリングスが織りなす、メロディアスなミドルバラード。なくるさんの歌声は、ありったけの透明感に加え、余りにも繊細なビブラートが美しく広がっていて。凛としていながらも、確かな温もりを感じますね。落ちサビからの力強い展開には、どんな世界の真相であっても、消える事のない希望の光を残してくれました。アルバム自体のサブスクは後日だと思うので、レビューもその時に。
#12『雨雫とプレアデス』/ Imy × Endorfin.
◆所属:無所属
◆作詞・作編曲:sky_delta、みゅー
◆デジタル配信:https://linkco.re/5v8FR3Bc
10年以上という歳月を、ネットシーンで、それぞれの音楽を紡いできたImyとEndorfin.による夢にまで見た最高コラボが実現したEP。10月26日に開催された秋M3にて頒布されました。表題曲「雨雫とプレアデス」が共作に当たり、Imyの神秘的なオーケストレーションと、Endorfin.の瑞々しくキラキラとしたシンセが自然に溶け合ったロックナンバーに仕上がっていますね。満天の星が煌めく様なエモーショナルなメロディも素晴らしい。ボーカルには勿論、どちらのユニットでも活躍してきた藍月なくるを迎えており、美しい透明感と潤いを行き渡らせてくれました。カップリングには、お互いの楽曲をアレンジした「LØST-IDEA (Imy ver.)」「宝石を宿す (Endorfin. ver.)」を収録。どちらも妥協なく自分色に染め上げていて、ニヤニヤしてました。
#13『Return to Bloom』/ Imy
◆所属:無所属
◆作詞・作編曲:みゅー
◆デジタル配信:https://linkco.re/GzmyDctf
9th EP。10月26日に開催された秋M3にて頒布されました。ボーカルには、お馴染みの棗いつきを迎えています。描いたテーマは"回帰"。活動初期から貫いてきた神秘性と切なさを洗練させた様な1曲。メタルリフを刻み、重厚なグルーヴを生み出しながら、そこに煌びやかなピアノの旋律が舞い落ちる。優雅なサウンドスケープは流石ですね。いつきさんのパワフルなアクセントを残していく歌唱もグッド。カップリングには懐かしい「unclear」のリアレンジが収録されて嬉しかったですね。
#14『solitude』/ ubique
◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/4FXmAaFz
"ひとりがいい、ひとりもいい。"をコンセプトに掲げる、Composer瀬名航と、Vocal鎖那による音楽ユニット。待望の1st EP。これまでリリースしたシングル4曲に、新録2曲を加えた、全6曲を収録。
名盤。"ひとりでいたい"、"ひとりでいる時間も好き"、そう感じる人々に寄り添う優しいメッセージが込められた1枚。繊細な心象風景を、キラキラ・コロコロとポップなサウンドに昇華して魅せる、遊び心と温度感が実に巧みです。跳ね感あるリズミカルな進行の中で、軽快な浮遊感をもたらしてくれるのも特徴的。鎖那さんの歌声もそよ風の様な柔らかくキュートで、空間いっぱい響き渡ります。そして、これらの要素からは想像つかない程、歌詞はネガティブで難しい一面も含めて包み隠さずに伝えてくる。この良い意味でのアンバランス感が癖になると云うか、真に寄り添ってくれていると感じられますね。既存シングルでは「君の人格、最悪であれ」が特に好きです。聴いていると凄く気持ちが吹っ切れて前を向ける感じ。新録となったTr.5「青夏塗りの蝶々」は、サビの疾走感とほんのりエモーショナルな香りが心地好い。Tr.6「ひとりぼっち」は、ブラスサウンドの華やかな彩りもある中、"ひとりだからこそ"を突き詰めて美しく歌った、これからも名刺代わりになるであろう1曲でした。嬉しい事に、来年5月4日には早くも初のワンマンライブが開催決定。必ず行きますよ!
#15『Only way』/ 9Lana
◆所属:ソニーミュージック
◆作詞・作曲:9Lana、作編曲:GP
◆デジタル配信:https://9lana.lnk.to/OnlyWay
9thシングル。低重心のDrillビートに乗せて、自身の言葉と歌を武器に、リアルな想いを吐き出していくヒップホップナンバー。作詞・作曲を自ら手掛けた生々しさがしっかり出ていますね。ラップだけでも圧倒されるのに、パートごとに声色、表情、そして距離感までも自在に操っており、全てが絡み合った独特の世界観を完璧に形成。圧巻です。ガチで現地ライブ切望系。
#16『GOLDEN SUN』/ Invert Hourglass
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:日本(新潟)
◆レーベル:自主
ニューシングル。音むっちゃ良くなったな~と思って概要欄見たらLance Prenc?!Alpha Wolf、Dealer、Polaris等を担当したきたスーパーミキシングエンジニア。持ち前のアグレッションを活かしながら、よりプログレッシヴにドラマティックに情景を描き出していく展開美。哀愁を帯びたリフ、胸を熱くさせるサビのコーラス、サビ裏ピロピロギターも堪らない。次第にスケール感が増し、燃え尽きるまで熱を絶やさないのが本当に素晴らしいです。
#17『Angel』/ Unprocessed
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ
◆レーベル:自主・MARQUEE/AVALON(日本)
今年2月の来日公演の衝撃がまだ脳裏に残る中で届けられた、6thアルバム。前作からは約2年ぶり。2024年9月にリリースされた「Sacrifice Me」以降のシングル6枚に、新録7曲を加えた全13曲を収録。
名盤。前作で取り入れた過激なアプローチは止まる事を知らず、更に実験性を纏いながら、Unprocessed唯一無二の響きと世界観を正確に再確立した1枚。デスメタルの血が滾るブラストビート、理解に苦しむDjentyなリフ、空間が歪む様なブレイクダウン、神聖で仄暗く輝くアンビエントやクワイア。更には、膨張する様なスケール感と、いつ爆発するか予測不能なプログレの枠さえ超越した規格外の楽曲構成。狂ってるとしか思えない。開幕を告げるTr.1「111」から既に、これらの要素は十二分に感じられます。前半、Tr.6「Terrestrial」までは殆どヘヴィな楽曲で構成され、荒々しくもキャッチーなフックを残していきます。Vo/Gt. Manuelは、穏やかで艶っぽいクリーンから、同一人物と思えない獰猛なスクリームへと豹変する。この振り幅の暴力性もまた恐ろしく魅力的。後半はTr.7「Your Dress」以降、少しテンポを落としてきます。でも、ラストトラックに至るまで一貫して、神聖で奇妙な世界に迷い込んだかの様な空気が蔓延っていて。心地好くも、かなり壮大でシネマティックなサウンドスケープが通し聴きを誘導してくれるでしょう。ゲストボーカルも起用し、Tr.9「Solara」では、Paleface SwissのVo.Zelliを迎え、緊張感が漂う中スクリームラップを披露。このニューメタル的アプローチは、Tr.10「Head In The Clouds」でも炸裂。Fever 333のVo. Jason Buがフィーチャーされており、グルーヴィーなラップに波長を合わせながら、徐々に牙を剥く展開が最高に熱い。アルバムを締め括るのは、先行リリースされた傑作「Dark, Silent, and Complete」。カオティックなドラマ性ですが、間違いなく余韻を残し、彼等の真髄に触れられる1曲です。改めて、一度足を踏み入れたら虜になる未体験の領域でした。再来日求ム!!
#18『Attitude Adjustment』/ Headwreck
◆ジャンル:ニューメタルコア
◆国:オーストラリア(ブリスベン南部)
◆レーベル:自主
3rd EP。前作からは約2年半ぶりとなるリリース。2024年8月にリリースされた「Buzzsaw」以降のシングル5枚に、新録1曲、そしてRemix3曲を加えた前9曲を収録。
これまでのシングル全て取り上げてきたましたが、改めて通しで聴いても最高ですね。前作と比較すると、かなりユーモラスで、ニューメタルコアに傾倒してきた印象。それでも、ピコピコしたレトロチックなサウンドの遊び心や、独特のリズム感から繰り出されるグルーヴ、テンポチェンジを織り交ぜたバイブスの強い展開美と云った、彼等ならではの持ち味をしっかりと伸ばしてきたなと。新録曲となった「Razor」は、どこかノスタルジックなメロディがエモーショナルで締め括りに相応しかったです。Spotifyのリスナー数を見ても確実に人気が広がってきていて、本当に嬉しい限り。
#19『All That Follows』/ Currents
◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ(コネチカット州フェアフィールド)
◆レーベル:SharpTone Records
ニューEP。サプライズリリースとなり、今年7月にリリースされた「It Only Gets Darker」に、新録4曲を加えた全5曲を収録。
僅か5曲ですが、内容は名盤級。2023年にリリースした3rd『The Death We Seek』の延長線上で、再び憎悪や苦痛をこれでもかと歌い上げた1枚。奇妙で暗澹たる世界観、刻一刻とその時が迫りくる様な緊迫感を煽りながら深淵へと引きずり込んでくるサウンドスケープ。地鳴りを起こす様に脈打つグルーヴと、目の前を突き破る強力な突進感。その一方で、初期のバイブスを感じるきめ細かなDjentリフが多用され、コントラストを鮮やかに描き出していますね。裏メロでのピロピロギターもテクすぎて好き。更に、Vo.BrianとBa/Vo.Christianによる絡み合うツインボーカルが非常に深化しており、楽曲に壮大でメロディアスな線を一本スッと通してくれているなと。Tr.2「My Severance」とTr.5「Rise & Fall」は、かなり歌いたくなります。Tr.3「Making Circles」もラストのブレイクダウンに狂うし、Tr.4「Can't Turn Back」は、プログレオタクには堪らない濃密ドラマティック展開で最も気に入っています。
#20『TANZNEID』/ Electric Callboy
◆ジャンル:メタルコア、エレクトロコア
◆国:ドイツ
◆レーベル:Century Media Records
ニューシングル。もはやメタルコアと云うより、EDMな気がしないでもないですが、彼等らしいユーモアと爆発力を備えた、極上のパーティーチューンに仕上がっていますね。ドロップを繰り出してからの、ブレイクダウンはシンプルに気持ちいい。別ジャンルでも担っている役割としては同系の二つを混ぜるのではなく、接続してくるとは。そして、嬉しい事に、来年8月には再来日が決定!東京ガーデンシアター全員で狂いましょう。
以上、10/27~11/2はアルバム4枚、EP6枚、シングル10枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他、何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteのアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
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