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【第49回】中学受験 × 算数~旅人編~

 わが家のタブさん(息子)の
 得意科目は算>>>理>国/社です。


 異型の類と取引をした記憶はありませんが、
 他の教科と引換に算数の技術を会得して
 バランスを保っているようです。

 
 しかし、会得したはずの技術に
 ほんの少しかげりがみえました。

 

 旅人算。(旅するな)


 小学生の算数において、
 切っても切れない腐れ縁的存在。
 

 今回はタブさんがなんとか
 旅人の気持ちを理解するに至った、
 わが家流の旅人算の解法について、
 具体例をベースにご紹介します。


#1 プールの競争の問題

AさんとBさんがプールを2往復泳ぎました。2人は同時にスタートしましたが、Aさんが初めて折り返してからBさんが初めて折り返すまでに11秒間ありました。そして、Aさんがゴールしたとき、Bさんはちょうど1.5往復したところでした。

某塾テキスト引用

 AさんとBさんはライバルです。
 何かあるたびに競っています。
 アオハルを感じますね。

<図>
 △=Aさん,▲=Bさんとします。

プールを伸ばした図

<問>
Aさんはスタートからゴールまで
何分何秒かかったか。

<条件>
①△と▲の速さの比は4:3
②1つ目の折り返しで△と▲の差は11秒

<考え方>
・区切1つの所要時間:
 △=33秒,▲=44秒

⇒△と▲は4と3で違いは1つ。
 同時にスタートしてその1つの違いが
 11秒なので、△には×3,▲には×4
 してあげれば良い。

 これが逆比※の考え方です。

 したがい、
 △の所要時間:
 33秒×4区画分で132秒
 ▲の所要時間:
 44秒×4区画分で176秒

 ※逆比=
 その距離(プールの長さ)が同じとき、
 速さと時間は反比例となります。

#2 給水所の問題

スタート地点を出発し、折り返し地点で折り返し、スタート地点まで戻ってくるとゴールとなるマラソンコースがあります。スタート地点と折り返し地点の間には、3箇所の給水所が等間隔に配置されています。A君とB君の2人が同時にスタート地点を出発しました。A君が3つ目の給水所を通過したとき、B君は3.12km先を折り返し地点に向けて走っていました。その後、B君は折り返し地点を折り返した後、3つ目の給水所と折り返し地点のちょうど真ん中でA君とすれ違いました。

某塾テキスト引用

 A君頑張れ。

 そんな気持ちをぐっと抑える問題です。
 (違います。)

<図>
 ▲=A君,△=B君とします。

マラソンコースの簡略図

<条件>
①△から5分12秒遅れで
 ▲が最初の給水所を通過した。
②▲が3つ目の給水所に到着したとき、
 △は3.12km先を走っていた
③▲が3つ目の給水所と折り返し地点Pの
 ちょうど半分に到着したとき、
 折り返してきた△とすれ違った
 (▲:△=7:9)

<問/考え方>
1)▲が3つ目の給水所に到着したとき、
  △との時間差を求めなさい。
 ⇒1つ目で5分12秒遅れているので、
  シンプルに掛け算してあげる。
  5分12秒×3=15分36秒

2)△の分速(速さ)を求めなさい。
 ⇒①と②の条件により、
  ▲が3つ目の給水所に到着したとき、
  △は+15分36秒(3120m)多く
  走っているので、
  3120m÷15分36秒=200m/分となる。
  
  合わせてこの段階で▲:△=7:9を
  利用して、▲の分速が1400/9(m/分)
  であることも確定する。

3)全体の距離を求めなさい。
 ⇒距離を求める問題なので、
  1区画の距離が分かればOK。

 Aパターン:
 3つ目の給水所地点で、
 ▲が3区画進んだ一方で、△が進んだのは
 3×9/7(速さの比)=27/7区画分と、
 ▲よりも6/7区画多く進んでいる。

 6/7区画で3.12kmなので、
 1区画を★とすると、
 6/7★=3.12 ★=3.64kmとなる。

 Bパターン:
 同じく1区画分★を計算で出す方法
 (5分12秒の差を使用する方法)。
  ▲(の1区画所要時間)
 -△(の1区画所要時間)
 =5分12秒差となるので、

 ★÷1400/9(m/分)-★÷200(m/分)
 =5分12秒(=5.2)
 2×★=1400×5.2
 ★=3640m 1区画=3.64kmとなる。

 あとは3.64×8区画分なので、
 29.12km

 Aパターン、Bパターン
 いずれでも解法に辿り着けます。
 分かりやすいやり方で正解を
 導ければOKです。

#3 ポイントはどこに?

 
 今回は時間がなかったので、
 とりあえず自分で解いてみて、
 どうしたら感覚的に定着するのか
 考えながら図にして整理してみました。

 私も決して得意分野ではありませんが、
 こうして腑に落ちる形にできたことで、


 魂を売るのはまだ先でいいかと
 胸をなで下ろした次第です。


 とはいえ、
 人様に教えを垂れるほどの
 レベルではありませんので、
 あくまで参考例の一つとして
 見ていただければと思います。


 強いて挙げれば一度悩んでみること。

 実際に頭を使って考えてみることで
 相手がどこで悩んでいるか、
 何につまづいているのか、
 ぼんやり理解できるようになります。

 ただひとつ、
 ──よく寝ないと頭が働きません。


 情熱の注ぎ方を間違った息子の
 マイブームに関する記事はこちら👇️👇️


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中受奮闘おじ 記事を書いてる間、息子は既に夢の中。。。 それでも続けているのは、もはや父の意地。 「仕方ない、応援してやるよと」思っていただけたら、 応援ボタンでチップを投げつけていただけると、泣いて喜びます(たぶん)。