【色彩の雑学】風水における「色の由来と基本思想」とは?日常に活かせるマインドの整え方
「この方角に黄色を置くと金運が上がる」
そんな言葉で知られる風水。インテリアやファッションでなんとなく気にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、風水における「色」の考え方は、単なるラッキーカラーの占いではありません。
今回は、約3,000年の歴史を持つ風水の「色の由来」と「3つの基本思想」、そして現代の私たちが日常に活かせる思考法を分かりやすく解説します!
風水における「色の由来」とは?
風水の色に関するルーツは、古代中国で生まれた
「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」という自然哲学的思想にあります。
古代の人々は
この世のあらゆる存在(季節・方角・感情など)は
「木・火・土・金・水」の5つの要素で成り立っていると考えました。
そして、それぞれの要素が固有の「色」を持っているとしたのが、風水カラーの始まりです。

つまり、風水における色は単なる「見た目の違い」ではなく、「自然界のエネルギーそのもの」を表しています。
風水が大切にする「3つの基本思想」
風水では、色を組み合わせる際に以下の3つの原則を大切にしています。
相生(そうじょう)=引き立て合う組み合わせ「水が木を育てる(黒/青×緑)」や「木が燃えて火になる(緑×赤)」のように、調和する色同士を組み合わせることでエネルギーが高まります。
相克(そうこく)=反発し合う組み合わせ「水が火を消す(黒×赤)」のように、お互いの良さを打ち消してしまう関係です。ぶつかる色の間に別の色(土の要素である黄色など)を挟むことで、全体の気を整えます。
陰陽(いんよう)のバランス明るく鮮やかな色(陽)ばかりだと落ち着かず、逆に暗く落ち着いた色(陰)ばかりだと気が停滞します。空間全体でバランスが取れている状態を「良い状態」と考えます。
私たちの日常に活かせる「風水の思想」とは
風水はもともと「環境学」である
古代の風水は、「住む場所の気候や地形(環境)を整えて心地よく生きる」ためのサバイバル技術であり、本来は「環境学」でした。
その主体は、どこまでも人間です。
「特定のモノを置けば自動的に運が良くなる」のではなく、「良い環境に身を置くことで心と体が健やかになり、結果として行動が前向きになって成果を生む」という明確な因果関係こそが、風水の本来の考え方
視界(環境)から自分の感情をコントロールする
この「環境を整える」という智恵において、特に重要なのが「目に入る色」の活用です。
現代の色彩心理学でも、「赤を見ると交感神経が刺激される」「緑を見るとリラックスする」と言われるように、視覚情報(色)は私たちの無意識の感情や行動にダイレクトに作用します。
古代の風水を現代的に捉え直すと、日常の中で次のように応用できます。
集中したいデスク周り心を落ち着かせる「水」や「木」の色(ペールブルーや緑)を置く
新しいことに挑戦したい時行動力を高める「火」の色(赤やピンク)をワンポイントで身につける
気持ちを落ち着かせたい時安心感を与える「土」の色(ベージュやブラウン)を部屋に取り入れる
「この色を置けば自動的に幸せになれる」と運任せにするのではなく、「なりたい自分に合わせて、視界の色(環境)を整える」。
これこそが、古代から受け継がれてきた「色を活用する智恵」の真髄です。今の自分に必要な色を、上手に味方につける
さいごに
風水の本当の面白さは、「どの色にも良い悪いはなく、今の自分に必要なバランスを教えてくれる」という点にあります。
情熱的な「火」の赤も、心を整える「木」の緑も、それぞれが固有のエネルギーを持っています。大切なのは、流行りや見た目だけで選ぶのではなく、「いまの自分がどんな状態になりたいか」に合わせて色を身の回りに添えてあげること。
お気に入りの小物やインテリアに「自分の状態を整える色」をちょっと意識して取り入れて、心地よい空間と毎日をつくっていきましょう

次回予告|この思想、実は「犬」にも応用できる?
「言葉が通じない愛犬の環境づくりにも応用できるのでは?」と思いました。
人間の感覚と犬の感覚はきっと違うはず。犬の「色の見え方」や行動心理についてもしっかり調べて、記事にまとめたいと思います!
次回は
「人間と犬の心理学をつなぐ、愛犬のための環境学」
でお届けします。
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