【小5・時短登校期】息子が「猫が、猫が…」言うもので③#元不登校児の挑戦
【小5・時短登校期】息子が「猫が、猫が…」言うもので②#元不登校児の挑戦、の続きです。
“いやぁ、彼の自習してる姿はまるで受験生ですよ”
塾に電話をすると、開口一番、塾長からそう言われました。
息子が塾で自習してる姿を直接みることはなく、塾長が様子を教えてくださった。
“2時間は集中してやってますね。ピクリとも動きません。受験生より受験生です。”
それを聞いて私は、
“そうですか、目標を決めて、それに向けて頑張っているようです”、とだけ伝えた。
(猫のため、なんて言えません🤫)
息子は、成績優秀者15位以内に入ることを目標にして(猫を飼いたい!)、
作戦を練りに練り、自己分析にも余念なく、驚くことに、その作戦を毎日実行し始めていた。
⋯別人ですか
その姿に、私も夫も、驚きが止まらない。
くり返しになるけれど、
彼は、これまでずーーーっと、机に向かう勉強を拒否してきた。
五月雨登校、完全不登校の間も、ずっと。
やらされるのは嫌だけど、
自分で決めたことはやる、そういうこと?
夫と顔を見合わせては
ちょっと、ちょっと、もしかして本当にわが家に“猫”がくるの…!?
なんて、会話が増える。
家族との外食も、
「ただ、食べに行くだけだよね?時間がもったいないから行かない」と断るようになり、一人残って黙々と勉強に励む。
⋯ホント、別人ですか
別人かと思うほど、息子は本気も本気、大本気なのです。
その姿に、私のなかに、猫を飼ってもいいか…という気持がだんだん沸いてくる。
「ザイオンス効果」
「ザイオンス効果(Zajonc Effect)」とは、ある対象に繰り返し接することで、好感度や親近感が高まる心理現象のことです。
まさに、息子のアプローチはいつも、この「ザイオンス効果」を無意識に活かし、欲しいものや環境を手に入れたがる傾向がありました。
今回の、猫祭り😺のことも、ChatGPTに聞いてみると、
・息子さんが毎日のように猫の魅力を語る(=繰り返しの接触)
・猫の写真や動画、エピソードなどを何度も見聞きすることで、当初はそれほど興味がなかった猫に対して、だんだん「可愛い」「いいかも」と感じてくる
→ これは完全にザイオンス効果が働いている状態です。
とのこと、笑
恐るべし、息子。
注意点は、
接触が「しつこい」と感じられると逆効果になる(過度な接触=嫌悪感)らしい、笑
すでに、相当しつこかったが、
私は、万万が一、いつ猫がきてもいいようにと、誰にも気づかれないよう、コツコツと片付けを進めていた。
甘いな、私は。
✳✳✳
いよいよ、その作戦の成果を試す日、
月例テスト当日がきました。
緊張してるかと思いきや、
「もちろん緊張もするけど、ワクワクするんだよね。あ〜、楽しみ。やっぱり問題が解けた時って、スカッとするんだよね」
と言って、塾の試験会場に向かっていった。
前日の“癇癪”がウソのよう
猫が飼いたい
その一心で頑張る息子
一見すれば、こどもらしく可愛い姿にみえる
いえいえ、、、
可愛いだけじゃありません
それは、それは、大変です…
気持ちの切り替えに時間がかかる
完璧にプランが進まないと、すべてが台無しになったと思い、塾をドタキャン
(はぁぁ!??💢)
親はやっぱり、月謝を払ってますから…
ドタキャンとか、もう受け入れ難いです
癇癪が起きる、時には数時間も
行きたいのに行けないんだよ!
と泣き叫んでる
休んでても、止まってても、
こうして進んでても
何かを始めようとしては、藻掻く
本当に大変…
大人がいう
“ああしなさい”、“こうしなさい”は、無意味
“ああしたら?”、“こうしたら?”、は拒否
どしたらいい
どうすればいい
なにがしたい
「猫が、猫が…」
そう言って、がむしゃらに進む息子は、
本当に愛おしいが、こちらは大変…
がんばれ
猫を希望に、教科書を何冊も何冊も詰めこんで、
修行並みに重たくなったリュックサックを、小さい体に背負って、せっせと自習に向かう君よ
✳✳✳
いよいよ
いよいよ、だよね、ソワソワ…
うん、そろそろ
そろそろ、だよね、ゴクリ…
月例テストの結果発表は、塾のスマホアプリで確認する仕組み。
個人の成績よりも速く、
成績優秀者の一覧が通知で流れてくる。
「僕が一番に見るから!絶対にアプリをひらかないでね!」
息子からは、そう何度も念押しされていました。
そして、その日は、やってきた。
息子が時短登校で学校にいき、不在にしていた最中、スマホにお知らせがきました。
ピロン♪
(通知、キ、キターーー!!)
学校から帰宅してきた息子に、通知きたよ、と告げる。
「ちょ、ちょっと待って。見てないよね!?絶対見てないよね!?」
もちろん、見てないよ!
夫は仕事で不在だったので、
帰宅してきた息子と二人で、その瞬間に臨む。
息子が先に一人でみた。ゴクリ…
マ、ママーー!!
ヨッ、シャーーー!!!
ヨッ、シャーーー!!!
息子が、そう叫びながら、泣いている。
拳を握りしめて、ガッツポーズする姿は、嬉し泣きだ。
息子の顔は高揚し、ただひたすらに涙が流れている。
えっ、ウソウソ、マジで!?
・・・
16位🏅
そこに、息子の名前があった
16位!!
微妙だけど、どえらいことが起きた!!
凄いぞ!!凄いじゃないか!!
15位との差は なんと“ 1点 ” だった

✳✳✳
「ねえ、ママ!!
僕、頑張ったよね!
1点差で16位なら、もはや15位と変わらないよね!いいよね、猫!猫ちゃんくるよね!」
息子が、これだけの力を出せるまでに努力したこと、本当に嬉しい。
こんな日がくるとは…
息子の顔をみて、私の目にも涙が流れる。
でも、息子よ、聞いてほしい
ママをどうか、責めないで
15位と16位は、一緒ではないのだ
わが家には、そのあたりのことには、きっちりブレないであろう、手強い相手がいる。
そう、君のパパだ。
ママには少しだけ、未来が見えるのだ
パパはきっとこういうだろう
🧑💻「15位じゃないから、猫、ダメだよ」
もしそんなことが起きても、
息子よ、どうか、絶望しないでほしい
なぜなら
月例テストは、毎月あるのだから…
・・・
息子は逸る気持ちを抑えられず、
夫に電話をかけた。
「パパ!!
やったよ!!16位!!凄いでしょ!!
しかも、15位と1点差!!
ね、パパ!僕、凄いでしょ!!」
電話口の夫は、たぶん、泣いていた。
声が震えている。
ホントに!?本当に、凄いよ!
凄いね、凄いね!よく頑張ったね!
夫は、何度も何度も、息子の頑張りを讃えた。
「ねえ、パパ!猫ちゃん、いいでしょ!僕、頑張ったでしょ!!たった1点差だよ。猫、飼ってくれるよね!」
息子は揺るがぬ確信で、パパに訴える。
「えっ、それはダメだよ。
だって、16位でしょ。
約束は15位だったから。」
(はい、出た、鬼ーーーー!!)
それと、これは、ちがう、のだ
予想通り、夫は、息子のキラッキラした涙の報告を、一気に現実に引き戻した。
(夫に、悪気はない)
(いやぁ、私は、無理ですわ…
そんなに、よくまあ、ハッキリと
清々しく、ダメだよ、って言えるよね)
(こんだけ頑張ってきた、というか、
不登校、そして漢字書けないところからスタートした子ですよ)
(もう、感動もんですよ)
と、
胸中での葛藤は半端なかったけれど、
夫婦で反対の意見を言って、息子を混乱させるのは一番よくないだろうと思い、
私も心を鬼にして言った⋯。
「受験生にとって、1点て、とても重いからね…。
もしママが、これで、猫いいよ、って言ったら、あなたは1点くらいいいやって、これからもなるか……」
ならねえよ!! 大泣
私の話を遮り、大泣きです。
大泣きするに決まってますよ…
ママも泣きたいよー😭
なんで、1点差なの
なんで、1点差なのよーー 泣
この1点差が、
後に、大きな大きな意味を持つことになろうとは、この時のわが家は誰も知らず。
パパの、バカーー!大泣(息子)
だって、16位なんだから、しょうがないだろー!(夫)
もうやめてーー(娘)
・・・(ホント、これからどうなる)
波乱の結果を招いて、月例テストの1回目は終わったのでした、笑💧
受験本番でもない、毎月ある月例テストで、
とにかく騒がしい家族。。
話し合いの末、翌月の月例テストでリベンジをすることになりました。

さらに、アクセル全開。
とりあえず、
一旦落ち着いて、
猫アレルギーの検査もしようか、とかかりつけの小児科クリニックへ連れて行く。
結果は1週間後。
こうして、
再びリベンジが始まったのです。
長い話になりました、笑
お付き合い頂ける方、どうぞ、
④完に続きます、🙏
