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私の中の西洋コンプレックスー2009年4月ヨーロッパひとり旅 no2 パリ編 EVERYTHING IS OK?

*この記録は、2009年4月から1か月弱のヨーロッパ1人旅から帰った後、作成したポートフォリオ的な小冊誌の内容を、旧ブログで公開し、その記事を再構成してnoteに移動したものである。

現在とは、ユーロ円の相場も、物価もかなり違う。日本でのアイフォン発売が、2008年にはじまったばかりで、スマホもなかった。ガラケーも電源を切ったまま旅行中は使わなかった。現在の海外旅行事情とは、状況が異なることを、お知らせしておきたい。



1日のはじめに入るカフェが当たりだとその日は気持ちよく過ごせる。11 時頃ホテルを出て20分程度歩いたパリ最古の広場、プラス・デ・ヴォージュに向かった。

小さな公園を囲むようにヴォージュ広場はある。公園には、芝生で空を仰いで昼寝をしている人、子供を遊ばせながら読書に耽っている人、ぼぉーっとサンドイッチをかじっている人が見える。

そこをぐるりと囲んだ回廊沿いにギャラリー、カフェ、ブティックなどが並ぶ。一巡して大通り沿いのカフェに入る。

慣れない場所で食事をする時、私は大抵、観光客が見向きもしない地味な店を選ぶ。そういう店は、地元の人がひっそり食事したり、カフェを飲んだりしていることが多い。

テーブルに着き「本日のおすすめ」を頼む。メインは鴨のローストソテー、ジャガイモ添え、フランスパン、食後のカフェ付で12ユーロ。
*2009年4月の価格です。

一般的な一品だが、表面がカリッとローストされた鴨肉は香ばしい。注文を取った男の子も賄い料理をもって、入り口の見通しのよい席に座り食事をはじめる。

顔なじみの客が一人、また一人と「ボンジュール、サバ?(こんにちは、元気)」「Tu vas bien?(元気)」などと挨拶しながら、店内に入っていく。

彼は、適当に相槌を打ちながら黙々と食事を取っている。こちらに背を向けているので中身は見えないが、パンとメインを交互に口に運ぶ仕草がせわしなく、いかにも若者っぽい。

カフェをエスプレッソではなく、外国人が良く頼む
「カフェアメリカーノ」に代えてくれる?」
と頼んだら
「Bien sur もちろん」
とマシュマロのような女の子が暖かい目で応じてくれた。

食事を15五分ほどで終えた若きギャルソンは、鴨のローストを口一杯頬張っている私に、
「C’est bon?(おいしい)」
と聞きにくる。 うんうんとうなづいて見せる。食べ終わって地図を取り出して行き先を思案していると
「Tout va bien?( Everything is ok) 」
本当にその日は 「Everything is ok」だった。

参考:Le Bistro des Vosges 
31, BOULEVARD BEAUMARCHAIS
75004 PARIS

The Hotel Marais De Launay
42 rue Amelot 75011 Paris

パリで食べたものメモと、続きは、こちら!



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