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SpotifyでMD作ってみた(6):世界が終わる曲名縛り

夏休みが終わって憂鬱な皆さんこんにちは、大豆柴です。
Spotifyに懐かしの「MD」を見立てたプレイリストを作成して自慢する記事の第6弾です。
久々の新作!


世終の80分

作成条件

  • 収録時間の上限は80分

  • 曲名に「世界/World」かつ「終わる/End」が含まれる曲(それぞれカタカナ表記は可)

  • (なるべく)1アーティスト1曲

  • 自分が知っていた、または聴いてみて良いと思った曲

  • 【追加ルール】「ミックス」機能は使用しない MDにそんな機能は無いので笑

本企画で初めて、2つ以上の単語をANDで探して作るプレイリストとなりました。
結果は以下です。

収録曲

  1. Worlds end / Mr.Children

  2. 世界の終わり - Smash Hits Version / Thee Michelle Gun Elephant

  3. It's the End of the Worlds As We Know It (And I Feel Fine) / R.E.M.

  4. By the End of the World / METAFIVE

  5. WORLD'S END / TM NETWORK

  6. ワールズエンド・ダンスホール / ヒトリエ

  7. WORLD'S END UMBRELLA / ハチ

  8. World's end Rhapsody / Nujabes

  9. 世界の終わりと最後の言葉 / Emi Evans

  10. End of the World / 浜崎あゆみ

  11. Never Ending World / SEKAI NO OWARI

  12. End of the World / Nao'ymt

  13. 世界の終わる夜に / チャットモンチー

  14. ワールズエンド・スーパーノヴァ / 安藤裕子

  15. 世界が終るまでは… / WANDS

  16. 世界の終わり - Primitive Version / Thee Michelle Gun Elephant

  17. The End of the World / Skeeter Davis

「1999展」"から"の思い出

今回のMD制作のきっかけは「1999展〜存在しないあの日の記憶〜」を観に行ったことに由来します。

もしも1999年ノストラダムスの大予言が的中していたら、というテーマを六本木の一角で大規模にインスタレーション化したこのイベント。

公式サイトは1999年verと2025年verが存在するという趣向で、イベント前からちょくちょくスマホで覗いて面白いなぁと思ってたんですが、この記事の執筆にあたってPCから改めて開きました。
自力でhtml書いて(まだ書けてた)ジオシティー(死語)とか魔法のiらんど(死語)とかに作ってたホームページ(死語)のあの感じがより鮮明に思い起こされました笑
同世代の方は是非一度訪ねてみてノスタルジーを味わってください。

iframeタグ、でしたっけ?この画面分割。
常に画面の端から他のメニューに飛べるよ~って、親切設計のつもりで並べて。
そこに困るほど大したコンテンツも無かったくせに笑

"都合の良い"世界崩壊の具現化

このイベントに行こうと思ったキッカケは、もうすっかりマイブームとして自身に沈着したJホラー&モキュメンタリーの文脈ですよね。
近畿地方のある場所について」原作者の背筋氏もメンバーであるクリエイターグループの展示会ということで、有休を使って遊びにいきました。

てので、スタンスは「どんな新感覚のホラーが味わえるんだろう🤩」だったんですが、いざ行ってみると、怖さよりもエモみの方が強い展示でしたね。

とにかく驚いたのは、1999年当時に抱いていたガキっちょろい終末待望感が強烈な精度で再現されていたことでした。
ガキっちょろい終末感というのは、例えばコロナ蔓延というシナリオだったり、国際情勢の不安定さから各所の戦禍が加速するだったり、災害で知人や街を失うといった、現実的に起こり得る悲劇はすべて無視して、あくまでワタシの居るこのセカイが一瞬でみんな無くなっちゃえばいいのにと思ってしまう、どこまでもチープで浅はかな類の終末思想のことです。
あの頃って確かにしばしば思ってました、そういうこと。
そんな当時の脳内をこんなに高解像度で再現されて、わりとみんな共感しているのがとにかく恥ずかしく感じました。

「セカイ系」なんて言葉が立ち上ってくるのはもう少しあとだった記憶なんですが、その芽が出だした頃だったと思うんですよね、99年て。
展示でも露骨に旧エヴァを連想するモチーフが沢山ありましたし。

ミュージアム入り口に貼られてた看板も
文化祭みが強くてエモ

ということで、プレイリストのキーワードは「世界の終わり」ですが、上記のようなチープな終末を連想しながら聴いてもらえたら嬉しいです。 

プレイリストガイド「世終の80分」

終わりは突然始まる

最初のお勧めポイントは、とにかく最初の2曲です。
この繋がりを是非聴いてほしい!

①Mr.Children「Worlds end」
②Thee Michelle Gun Elephant「世界の終わり - Smash Hits Version」

誰かのレビューか何かの記事か忘れましたが、①の曲をしてNirvanaの「Smells like Teen Spirit」だと称賛した人がいて、いくらなんでもそれは言い過ぎだと私も思ったものの、言いたいことは理解できました。
とっくにミスチルのファンだった自分でも、アルバム1曲目に16分連符から突然始まるイントロの、鳴った瞬間に世界が変わったみたいな気迫を初めて聴いた時の衝撃を、今でも思い出せるからです。

元ネタはSmashing Pumpkins「Tonight,Tonight」と言われていますが、コバタケ成分たっぷりのピアノとストリングスを引き連れながらサビに来るまでスネアが入らずに走り続ける緊張感が、曲名とも相まって唐突で理不尽な世界の終わりを連想させてくれます。
いつどのタイミングで聴いても1曲目!て感じられる大好きな曲なんですが、アレンジも最後まで冴えてて、すべての音が突然終わるんですよね。

で!ここに!この無音に!
アベフトシのカラッカラに乾いたぶっといギターが入ってくるという。
このプレイリストは勝ち確だと思いました。

決してミッシェルに詳しいわけではない筆者です。
リアルタイムの頃は、ブランキーと並ぶ「なんか怖い」「迂闊に聴けない」バンドの代表格でした。
ミスチルと並べられて怒る人とかいるんじゃないかとヒヤヒヤしてます。
でも2曲を初めて並べて、この①から②への流れは音として鉄板過ぎると感じてしまいました。

でも①は絶対に1曲目として動かしたくなかったので、禁じ手として同じ曲の別バージョンを2回使うことで自分を納得させました。
「Smash Hits Version」は後奏がフェードアウトでカットされています。

終わる世界の混沌を味わう

ここからは、世界の終わりというテーマから如何にカオスが生まれるかを体験いただきます。

It's the End of the Worlds As We Know It (And I Feel Fine) / R.E.M.
トリの曲を除くと唯一の洋楽です。
今回ちょっと面白いと思ったのは、洋楽があんまり検索にヒットしなかったことです。
勝手な推測ですが、英語圏の「世界の終わり」には、聖書や神話に由来する固有名詞がたくさんあるのが影響してるのかなと。
カタストロフィーとか、アポカリプスとか、アルマゲドンとか。

By the End of the World / METAFIVE
故・高橋幸宏主宰のアベンジャーズバンドが最後に発表したアルバムより。
2021年に復活の狼煙として揚げられる筈だったこの作品は、小山田圭吾と東京五輪の騒動に巻き込まれて発売中止を余儀なくされました。
世界の終わりどころかバンドの終わりを迎えようとしていたと思うと笑えない話ですが、この曲だけを切り取ると、誰も想像も望みもしていなかった、コロナ禍という世界の変容する真ん中で無理矢理愉しく踊ろうとしている姿が想像されます。

WORLD'S END / TM NETWORK
混沌はまだまだ続きます。
ファンキーなイントロが1分以上続いたあと唐突にギアチェンジしてもうイントロのフレーズは戻ってきません。
その後も一体何曲分のアイデアが詰め込まれてるんだと勘繰りたくなる展開の連続。
世界が荒れまくっております。

ワールズエンド・ダンスホール / ヒトリエ
WORLD'S END UMBRELLA / ハチ
初音ミクはこのプレイリストに必ず登場してもらうつもりでした。
1999展でも米山舞氏の描く2次元少女がキーキャラクターとしてあしらわれてますが、イマジナリーな人物というのは終末観の表現にはもってこいって感じですよね。
ボカロ文化を育んできた名Pたちもそう思ってたのか、世界の終わりを題材とした名曲も生演奏版も多数存在しました。

World's end Rhapsody / Nujabes
混沌パートのラストは、世界の終わりを片っ端からカメラで撮って集めた膨大なコラージュの切り貼りを見せられているかのようなNujabesの一曲。

見たかったかもしれない終末の景色

世界の終わりと最後の言葉 / Emi Evans
スマホゲーム「消滅都市」からの一曲です。
サ終済みです笑 ※訂正:オフライン版は提供されています
ある街の一角が忽然と消滅し、街の人々の亡念と戦ったり仲間にしながらその謎に迫るというあらすじの作品でした。
その第1.5章では、街どころか世界まるごと終わった世界線に放り込まれるんですが、その時のテーマ曲です。

End of the World / 浜崎あゆみ
これ、こだわりの収録です。
リリースは2000年ですが、セカイ系の思想って何もヲタクだけのものじゃなくギャルの皆さんにもあったんじゃないかと思わせる、まさにあの頃の終末感を思い出せる一曲。
余談ですが、Spotifyにはプレビュー機能が付いてて、曲ごとにジャンルを表すタグが幾つも付いてるんですけど、あゆの曲には「#ギャル」て、これ誰が付けてるんでしょうか?笑

Never Ending World / SEKAI NO OWARI
「世界の終わり」で集めたのに彼らが出てこないのは可笑しいだろうということで、ここで満を持して。
でも曲名的には世界終わらないんですが笑
この流れだと、他の曲よりももっと子供の目線から見えてくる終末感を連想します。
バンド名が日本語表記でなくなった当初は抵抗感があったんですが、前述した「洋楽に"世界の終わり"てあまり出てこない」を踏まえると、英断だったのかもと思ったり。

End of the World / Nao'ymt
安室奈美恵への楽曲提供で有名なトラックメイカーによる作品。
その音像やティザー映像も含めて最も「世界の終わり」を恐ろしいものとして具現化している印象です。
トム・ヨークのアートワークを担当しているスタンリー・ドンウッドの作品なんかを連想する、暗さと寂しさの同居。

帰ろう、終わらない世界に

世界の終わる夜に / チャットモンチー
絶対に含めたかった大好きな曲。
終わった世界と空っぽな私への絶望感を歌う、だいぶ暗い曲です。
「世界の終わり」を聴いて回ってましたが、ここで、果たして望んだ景色だったのかハッとさせられるクライマックスに突入します。

ワールズエンド・スーパーノヴァ / 安藤裕子
くるりの名曲ですが、ねえやんのカヴァーの方を選曲しました。
原曲から骨身に染みてる曲ですが、ねえやん版の彩りもまたファンタスティックで、救われる気持ちになるんですよね。
そろそろカヴァー曲集をまた作ってくれないかなぁ…

世界が終るまでは… / WANDS
ということで、ここでみんな大好きスラムダンクです。
大合唱して世界の終わりからの帰還を讃えましょう。
そういえばカタストロフィって言葉が歌詞に出てくるなぁ。
くすぐったい歌詞ですこと。

世界の終わりの終わり

世界の終わり - Primitive Version / Thee Michelle Gun Elephant
JPOPで終わりたくないな、やっぱり冒頭が格好良すぎるなということでミッシェルにアンコールで登場してもらいました。
どこまでも聴いていたくなる後奏ノーカットバージョンです。
今回聴いて初めて知ったのですが、この曲がメジャーデビューシングルなんですってね。
終わりから始めるって、伝説過ぎるだろ…

The End of the World / Skeeter Davis
アメリカのカントリー歌手であるスキータ・デイヴィスによる1962年のヒット曲を締めに。
検索する限り、英語圏での「End of the world」という曲名では大体この曲しかないんです、多くの世代や国境を越えたアーティストがカヴァーなんかもしてるみたいで。
で、曲の内容は失恋をメインテーマに据えてて、本当のところは、作詞家が父を亡くしたショックが契機になっており、シンガーも親友を亡くしていたことから強く共鳴して生まれた曲とのこと。

他人事みたいな感想ですが、なんてロマンチックなんでしょうか。
大切な人を失うときこそが世界の終わりのようなものだってことですよね。
セカイ系にリンクなんかしなくても、僕たち私たちは世界の終わりに立ちうる、あるいはもう立っているということ。


いかがでしたでしょうか。
今回はもう文字数無視で書いてみました。
5000字超えです、長くなってすみません。

引き続き、ご愛好のほど。

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大豆柴 まさかとは思いますが、もし戴けたのであれば、謹んで愛犬のおやつ代とします。笑

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