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原因を考えないと終わらない

連日、熊のニュースが報道され、
温泉地などで宿泊キャンセルが多発しているそうです。

動物愛護の観点から考えれば、
共生の道を探り、命を奪う行動を避けることが望ましいのでしょうが、
現実問題として、
自分たちの暮らすすぐ近くに、巨大で、怪力で、敏捷で、獰猛で、積極的に人間を襲ってくる存在がいることは恐怖でしかありません。

年に数回のことであればまだしも、
現在の状況を見れば、起こっている問題に対して、一つ一つ対応も出来ておらず、ただただ後手後手に回り、被害を拡大させているだけです。

そして、ただ駆除さえしていても、
問題が解決しないこともそろそろ理解しなければなりませんよね。


建築の問題を解決するにも原因を考える必要がある

1 詐欺事件が横行

建築に関する事件としては、
【点検商法】などと呼ばれるリフォーム関連の詐欺が多発しています。

あちこちで警告されているにも関わらず、
まだまだ、多くの方が被害に遭っています。

気を付けようにも、手を変え品を変え、
様々な手管を使ってきますので、完全には防ぎきれないのがこの手の犯罪の怖いところです。

こうした場合には、
原因を考えてみることが大事だと思います。

まず、リフォームなどの詐欺に遭う方の傾向としては、

  1. 高齢者

  2. 一人暮らし

  3. 長年家の手入れをしていない

  4. かかりつけの工務店が無い

などが挙げられます。
高齢で一人暮らしであることを解消するには、ご家族が同居するなどのご協力が必要なので、なかなか対応出来ないかもしれませんが、3・4については、お一人でも対応出来ます。

3の手入れについては、
「高額な費用を投じて、大規模リフォームをしなさい」
という事ではなく、

誰が見ても古びた家に見えない程度

には家の状態を保っていた方がリフォーム詐欺を追い返しやすいと考えられます。

4のかかりつけ工務店については、
実際にかかりつけを探せない場合には、せめて、近くの工務店や建設会社の名前くらいは記憶しておき、
「家のことは全部○○建設に頼むから大丈夫です」

くらいは返答できるようにしておくと良いと思います。

2 空き家が増加

空き家と言うと、
地方の山奥にある朽ちたポツンと一軒家

を想像するかもしれませんが、

住宅密集地の狭小戸建て住宅もタワーマンションの一室も、空いていれば全てが空き家です。

ですから、
東京都などの大都会は空き家の割合は少なくとも、空き家の総数はかなりの数になります。

ちなみに、
「東京都は中古市場が活発だから大丈夫だ」

と言うのは売れる中古住宅(中古マンション)だけのお話しであり、空き家問題の解決にはあまりつながっていないと考えています。

では、空き家が増える原因は何かと考えると、
住宅の建て替えではなく、圧倒的に新築が多いからです。

高齢化が進み、少子化が進み、
人口が減っていくことが決まっている国であるにも関わらず、
畑を潰し、田んぼを潰し、山を切り崩し、森の木々を伐採し、新たな宅地を造成してまで新築住宅を造り続ければ、当然、家が余ってくることは想定通りです。

昔流行った〇〇ニュータウンなどの大規模な分譲地が、数十年経過したら活気に満ちた姿から、まるでゴーストタウンのように元気のない街、スーパーなどの店舗が軒並み閉店してしまった、

なんて珍しい話しではありません。

その街にはたくさんの空き家があるはずなのに、
また別の地域で大規模な分譲地が造成されていく・・・、

空き家を増やしにいっているとしか思えませんよね。

とは言え、
空き家の多くは元々安価で建設されている住宅も多く、とっくに耐用年数が過ぎている住宅も多いですし、集合住宅にしても、大規模修繕等に着手出来ない建築物も多いのが現状です。

いくら中古住宅市場を活性化させたいと言っても、
そうした耐用年数を過ぎたを簡易的なリフォームを施しただけで販売するのは非常に危険なので、
耐用年数を回復させるほど大規模修繕をするか、

または、

解体するか、
居住実態が無い住宅については、きちんと導いていく必要があるのではないでしょうか。

3 リフォーム難民が増加

グローバルに関して、議論と言うか、分断と言うか、偏見と言うか、
どんどん危ない方向に流れているように感じます。

きっと、
私の周りで起こっていないだけで、
トラブルもたくさん起こっているのでしょう。

きっと、
良い感情を持っていない方もいらっしゃるのでしょう。

しかし、少なくとも、
建設業界では外国の方々の協力無しでは回せていきませんよ!!

どれほど多くの外国人が建築現場で働いているか分かっているのでしょうか?

自分にとって都合のいいところしか見えていませんよね?

外国人を受け入れる要件や滞在可能な期間、帰化の要件、など見直さなければならない事はたくさんあるのだろうとは思いますが、これだけ日本人の若者が減少し、かつ、労働に対して拒否感を持っている現状では、日本人以外の助け無くしては回せないことは分かりきったことです。

面倒を避け、効率をばかりを追い求める風潮が強まっていますので、今後もますます日本人の職人は減っていくでしょう。

すでに、建築現場、
特に、リフォーム現場で人手不足が顕在化し、建設会社・工務店ではないセミプロ~素人の方々がDIY的な作業を施して引き渡す現場も出ています。

そんな風潮がわかりやすい事例として、

私が見た某動画アプリに投稿されていた動画では、
床のリフォームをするのに「垂木(たるき)」を使います!

なんて説明していました。

「垂木」は屋根に使う材料であり、床には使いません!!

床に使うのは「根太(ねだ)」ですので、言い間違えようがありません!!

そんな建築の「いろはのい」も理解していない人が現場でDIYするどころか、自身ありげに、解説動画を公開しているのですから世も末です。

この問題に関しては、
外国人に協力してもらうのが嫌であるならば、
リフォームを諦めて建替えるまで放置し続けるか、
リフォーム工事を全自動でやってくれるロボットが開発されることを祈るか、のどちらかを今はまだ日本人の職人がいる内に覚悟を決めていただくことになるかもしれません。

最後までお読みいただき、まことにありがとうございます