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電気工事施工管理とは?電気工事士との違い・未経験からの始め方


はじめに

「施工管理」という言葉を耳にすることはあっても、具体的にどんな仕事なのか、実際にどんな1日を過ごしているのかはイメージしづらいですよね。

特に「電気工事施工管理」となると、電気工事士との違いも分かりにくく、転職や就職を考えている人にとっては不安が大きいかもしれません。

この記事では、現役の施工管理者の目線から、電気工事施工管理の仕事内容・必要なスキル・未経験からなる方法・キャリアアップの道 をわかりやすく解説していきます。

電気工事施工管理とは?

まずは基本的なところから。

施工管理とは、建設現場における「品質・工程・安全・原価」の4大管理を担う仕事です。

4大管理


つまり、実際に工事を行う職人さんではなく、工事が計画どおりに、安全に、予算内で進むように調整・管理する立場です。

電気工事施工管理の特徴は、建物の「電気」に関わる部分を担当すること。
建物の照明・コンセント・防災設備・空調の電源・通信配線など、ほぼすべての設備に電気は関わります。建築物の“血管”ともいえる電気を、正しく安全に流すための仕組みを整えるのが仕事なのです。

ここで混同されやすいのが「電気工事士」との違いです。
電気工事士:実際にケーブルを引き、器具を取り付け、電気を流す作業を行う人
施工管理者:作業そのものはせず、職人さんに指示を出し、進捗や品質を管理する人

このように役割は大きく異なります。施工管理者は「現場を動かす司令塔」である、とイメージするとわかりやすいでしょう。

電気工事施工管理の仕事内容

実際の仕事をもっと具体的に見ていきましょう。大きく分けると次の4つに整理できます。

① 品質管理
• 設計図や仕様書どおりに施工されているかチェック
• 配線の太さ、結線の仕方、絶縁テープの処理などを確認
• 完了後は検査機器を使って通電試験を実施

② 工程管理
• 工事全体のスケジュールを作成
• 他の業種(大工、配管、空調など)と作業がぶつからないよう調整
• 天候や資材納期の遅れなど突発的なトラブルにも対応

③ 安全管理
• 作業員が感電や墜落といった危険にさらされないよう安全対策を指導
• 毎朝の安全ミーティングで危険予知活動(KY)を実施
• 労災事故が起きないよう現場を巡回

④ 原価管理
• 工事費用が予算を超えないよう資材・人件費をコントロール
• 発注者からの追加要望に応じて見積もりを作成
• 工事完了後の精算処理

こうした業務に加えて、施工管理者は膨大な書類作成も担当します。施工計画書、工程表、施工要領書、検査報告書、写真管理…。PC作業も多く、「現場+事務」の両方をこなすのが特徴です。

1日の流れ(例)

施工管理者の一日をイメージしやすいように、例を挙げてみましょう。
• 8:00 朝礼・安全確認:現場で作業員と打ち合わせ、作業内容を共有
• 9:00〜12:00 巡回・検査:配線の取り回しや取り付け状況を確認
• 12:00〜13:00 昼休憩
• 13:00〜15:00 打ち合わせ:設計者や他業種との調整、工程会議
• 15:00〜17:00 書類作成:写真整理、日報、翌日の工程計画
• 17:30 現場終了・撤収確認
• 18:00〜20:00 事務所で資料作成(繁忙期は残業になることも)

現場によって差はありますが、体力と頭脳の両方を使う仕事だとイメージすると良いでしょう。

未経験からなるには?

では、未経験からこの仕事に就くにはどうすればいいでしょうか。

学歴・経験は必須ではない

施工管理は人材不足が深刻で、未経験者でも採用されるケースは多いです。特に20代〜30代前半であれば「ポテンシャル採用」が期待できます。

資格は後から取れる

入社時に資格がなくても問題ありません。多くの人は働きながら次の資格を取得します。
• 第二種電気工事士:電気工事の基礎資格
• 第一種電気工事士:大規模な電気工事も可能
• 1級・2級電気工事施工管理技士:施工管理者として必須級の資格

まずは「電気工事士」資格を取り、実務を積んでから施工管理技士に挑戦する流れが一般的です。

就職先の選び方
• ゼネコン:大規模工事が多く、やりがい大。残業は多め。
• サブコン:電気設備専門会社。技術力を磨きやすい。
• 工事会社(地場企業):地域密着型。住宅や店舗工事など小規模案件中心。

自分のライフスタイルに合った会社を選ぶことが大切です。

向いている人・求められるスキル

施工管理は「現場をまとめる立場」です。次のような人が向いています。
• 人と話すことが苦にならない
• 責任感が強く、段取りを考えるのが好き
• 新しいことを学ぶ意欲がある
• 体力にある程度自信がある

逆に「一人で黙々と作業したい人」や「人と交渉するのが苦手な人」にはやや不向きかもしれません。

キャリアアップと将来性

施工管理のキャリアは、資格と経験によって大きく広がります。

キャリアステップ例
• 電気工事士 → 施工管理補助 → 施工管理 → 現場代理人 → 現場所長
• 資格取得(施工管理技士1級)で大規模プロジェクトを任される
• 経験を積めば独立して会社を立ち上げる道もある

年収イメージ
• 未経験入社:350万〜450万円
• 施工管理技士取得後:500万〜700万円
• 所長クラス:800万〜1000万円超
ちなみに私は、所長クラスの給料貰ってます🫢

また、今後は再生可能エネルギー施設、データセンター、EV充電設備など電気工事の需要は拡大していく見込みです。安定性のある職種だといえるでしょう。

まとめ

電気工事施工管理は、
• 職人ではなく「現場をまとめる司令塔」
• 品質・工程・安全・原価を管理する重要な役割
• 未経験からでも挑戦でき、働きながら資格取得が可能
• 将来性が高く、キャリアアップ次第で年収も大きく伸びる

決して楽な仕事ではありませんが、その分やりがいは非常に大きいです。

「現場を動かす立場として活躍したい」
「電気や建設業界に関わりたい」

そんな方にとって、施工管理は大きなチャンスとなる職種です。

おわりに

この記事を読んで「施工管理の仕事が気になる!」と思った方は、まずは業界の求人や資格の情報を調べてみてください。

未経験でもスタートラインに立てるのが施工管理の魅力です。
私自身も最初は右も左も分からない状態から始めましたが、経験を積むごとに現場を動かす楽しさ、建物が完成したときの達成感を強く感じるようになりました。

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