えっ、知恩院の守護神が🦊こんちゃんの親戚!?
皆さん、こんにちは! 今日は、私たちの「大巌寺」と、京都の「知恩院」をつなぐ、とっても不思議な縁(えにし)のお話を大巌寺宝物殿の案内役、カワウの🐧カワスケと白キツネ🦊こんちゃんがご紹介します!
🐧カワスケ: 「ねぇねぇ、こんちゃん!今日のお話に出てくる霊巌(れいがん)上人って、大巌寺の3代目の住職をされていた、あの上人さまだよねぇ?」
🦊こんちゃん: 「その通りだコン!霊巌上人は大巌寺を盛り立てたあと、知恩院の32世にもなられた、とっても偉いお方なんだコン。そんな上人さまと、ボクの遠い親戚(?)にまつわる伝説があるんだコン!」
⛄ 雪の朝、名僧と白狐の出会い
ある大晦日の朝。雪がしんしんと降るなか、知恩院の境内を巡拝していた霊巌上人の前に、ひとりの少年が現れました。 髪は濡れ、上人さまに向かって一生懸命に手を合わせています。
上人さまが「そなたは誰だ?」とお尋ねになると、少年はこう答えました。 「私は、ここに数百年前から住んでいる白狐です。」
少年(白狐)は、毎朝聞こえてくる上人さまの尊いお念仏が大好きでした。 でも、上人さまがもうすぐ江戸へ行ってしまうと聞き、「最後にお礼を伝えたい、そしてこれからは私の一族でこの山をお守りします!」と姿を現したのです。
☂️ 伝説の「傘」と火伏せの誓い
上人さまは少年の健気な心に打たれ、手元にあった傘に、こう書き記して授けました。
「濡髪童子 離苦得脱(りくとくだつ) 南無阿弥陀仏」
(濡髪童子が苦しみを離れ、悟りを得られますように)
少年は喜び勇んで北東の方角へ消えていきました。 すると翌日の元旦……なんと、渡したはずの傘が本堂の軒先に、しっかりと差し込まれていたのです!
🐧カワスケ: 「わわっ!霊巌上人からもらった傘を、お寺を守る『目印』にしたんだね。こんちゃんも、ボクがお魚をなくした時に目印を置いておいてくれたら助かるんだよぅ……!」
🦊こんちゃん: 「カワスケの忘れ物と一緒にしちゃダメだコン!この傘は、白狐一族が『絶対にお寺を火事から守るぞ!』という決意の証なんだコン。だから今でも知恩院では、この濡髪童子を『火伏せの守り神』として大切にしているんだコン!」

霊巌上人は、その後も近所で火事が起きるたびに「濡髪童子!」と名を呼んで念仏を称えたといわれています。
🦊こんちゃん:大巌寺の歴史を語る上でも欠かせない霊巌上人と、白狐の固い約束。 同じ白狐として、ボクも大巌寺を守るために、もっともっと修行に励むコン!
🐧カワスケ: 「ボクも火の用心するんだよぅ!……あ、でも今日の焼き魚の火加減は、こんちゃんに見ててほしいんだよぅ!」
🦊こんちゃん: 「もう!最後は結局ボク任せなんだから!……でも、皆さんも乾燥する季節、火の元には十分気をつけてくださいね。それでは、また次回だコン!」
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参考文献:雄誉上人伝記
https://note.com/daiganji/n/nf17f981afe60
