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不動産投資|駐車場トラブル⁉︎『三方よし』の解決案



不動産投資8年目。
初めて法人で購入したアパート(物件NO.3)は、自主管理で運営しています。

購入後すぐに空きスペースを整備して、駐車場を1台分増設。
近隣のクリニックに貸し出しました。

その直後、税務署から「外部貸し出し扱いになる」と連絡があり、わずかに固定資産税が上がることに。
でも「これで一件落着」と思っていたのです。


…ところが、数ヶ月後に一本の電話が入りました。


大家さんのお仕事


今回は、そこで起きた小さなトラブルと、最終的に『三方よし』に落ち着いた解決エピソードをご紹介します。



入居者Aさんからの通報電話


ある金曜日の夜、私のスマホが鳴りました。

「102号のAです。最近クリニックに貸し出されている駐車場7番に、しょっちゅう車が停まってるんです。
大家さんは把握していますか?
多分、103号のBさんご夫婦の息子さんだと思います。
うちは夫婦で2台分、しっかり契約してるのに…
ああいうのってどうなんでしょうか?」

私は事情を聞き、Aさんに車のナンバーを教えてもらって一度電話を切りました。



お隣Bさん宅の無断駐車の真相


それから私はBさんに連絡しました。

「夜間、クリニックの駐車場に停まっているこのナンバーのお車にお心当たりはありませんか?」

Bさんはすぐに反応してくださいました。

「あ、心当たりあります!それうちの息子の車です。近くで一人暮らしをしているんですが、仕事帰りに夕食に寄ったり、朝に焼きたてパンを届けてくれたりしていて…。
営業時間外だから大丈夫かなと思ってました。
でもずっと気にはなっていたんです。
もし良ければ、あの駐車場をうちが正式に2台目として契約できませんか?」

息子さんが近くにいらっしゃるからと、このアパートを選ばれた70代のご夫妻です。
誠実なお人柄に、私も気持ちが和らぎました。

でも、契約!?
夜に寄るだけ...ですよね!?


「クリニックの先生のご意向もありますので、少し考えてもいいですか?」
いったん電話を切りました。



クリニックの先生、実は困っていた!


次に、クリニックの先生に連絡をしました。
アパートの駐車場を長期で利用したいと言われ、年払いで駐車場契約をしていただいているのです。

「最近よく停まってるなとは思ってました。
入居者さんのご家族かなと…。
うちのスタッフも“誰だろう”と話していて。
実は先日、スタッフの出勤時に車が停まっていて、さすがに困ったなと思っていました。
でも近隣駐車場より安く借してもらっているから文句も言えなくて…。」

「先生・・・!」


私は日曜日のうちにデパートに行き、月曜日の診療前に菓子折を持ってクリニックにお詫びに伺いました。



私からのご提案


それぞれの方にあらためて事情と要望をお聞きして、私は次のような提案をしました。



<クリニックの先生へ>

「診療時間と診療1時間前(スタッフの出勤時間)は絶対に駐車しない」ことを条件に、夜間のみの使用を認めていただけないでしょうか?
契約は現状のまま、日中の使用権限はクリニックのままとします。

先生は
「診療時間外なら構いませんよ。」
快く了承してくださいました。


<103号室 Bさんへ>

クリニックの診療に影響のないように駐車時間の厳守をお願いしました。
診療時間中は近隣のコインパーキングを利用いただくこと。
それからアパートの他の入居者さんに「ズルい」と思われないように、駐車場代の4割を負担いただく「夜間のみの駐車場契約書」を交わすことをご提案しました。

Bさんは
「ぜひそうさせてください。アパートの方にどう思われているかと気になっていました。」
とのことでした。



<アパート全体への通知文>

私はアパートの住人の皆さまに次のような書面通知を行いました。


「クリニックの駐車場7番は、現在103号室入居者さまが夜間のみの契約を結び、使用されています。
無断駐車ではありませんので、どうぞご安心ください。」


Bさんはこの通知を大変喜ばれました。



管理会社にはできるまい


もしこれを管理会社に任せていたら

・「無断駐車はNGです」で一方的に通告される
・102号と103号入居者さん同士の関係が悪化する
・クリニックから苦情の連絡が入る

…そんな展開になっていたかもしれません。


私の場合は、自主管理だったからこそ

・全員とLINEやSMSで直接連絡が取れ、
・仕事が終わった19時過ぎでもやり取りができ、
・時間をかけて、皆が納得する着地点を考えられました。


「決して安くはないお家賃に住む常識的な入居者さんばかり」であることも、このアパートで自主管理が成立する大きな理由です。


最初にお電話をくださった102号Aさんにも一連の経緯を丁寧に説明しました。



長年の主婦経験者だからこそ


アパートは、生活の場です。
ちょっとした火種が、ご近所トラブルに発展してしまうかもしれません。
一度トラブルになってしまうと、日々の空気がギスギスしてしまいます。
そうなる前に、皆が気持ちよく過ごせるよう調整できたことに、私自身ほっとしています。



少しだけ時間はかかりましたが、皆さんが納得してくださったことが何よりの成果。
しかも、駐車場収入は月額+4,000円アップ。
小さなトラブルが、ささやかな喜びに変わりました。


夫からは
「よくそんな面倒くさい対応するね」と感心されましたが、
「いやいや、私がこれまでにどれだけの”面倒くさい”に対応してきたと思ってるの?」
と心の中でつぶやいたのは言うまでもありません(笑)



トラブルは解決すれば“資産”に


トラブルは避けたいけれど、避けきれないのが現場。
不動産投資は“人との関わり”でもあると、改めて感じた出来事でした。

自主管理って面倒そう…と思われるかもしれませんが、“人と向き合う仕事”が好きな方には、案外向いているかもしれません。


これからも物件それぞれの入居者さんと丁寧に向き合いながら、関係を(お家賃も)維持していけたらいいな、と思っています✨




このアパートの駐車場「税務署からの思わぬ連絡」についての前回記事はこちらからご覧いただけます。

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