猫日和#13 『菊次郎6歳の夏』
8月1日は我が家のおとぼけ菊次郎さんのお誕生日。
彼は人間で言ったら40歳くらい。
立派な中年になったのだ。
不器用で大きなモフモフ菊次郎は、
相変わらずお腹の調子が悪いけれど、
元気に育ってくれた。
兄猫の寅次郎とにゃんプロをしたり、
妹猫のマミの毛繕いをしたり。
大きな体で、
のんびりマイペースに暮らしている。
菊次郎は、
ほとんど鳴かない。
その代わりなのか、
鼻息はすごい。
近くにいると、
『フンッ、フンッ』
寝れば、
立派なイビキもかく。
『グー……グー……』
鳴き声はほとんど聞かないのに、
菊次郎の存在は音でわかる。
そんな菊次郎さんも、
鳴く時がある。
それは消灯後。
みんなが2階に上がって寝る頃、
一階のリビングから――
『にゃおにゃおっ
にゃおにゃおっ』
一度、
なんで鳴くのか調べたことがある。
それは――
『みんなあそぼーぜぃ』
だった……。
いやいやいやいや。
お昼に遊ぼーぜ。
6歳になっても、
相変わらずちょっとズレている。
不器用で、
おとぼけで、
空気を読むのもちょっと苦手。
だけど、
寅次郎にもマミにも優しい、
我が家の大きなモフモフ。
菊次郎。
6歳のお誕生日、おめでとう。
これからも元気に、
いっぱい食べて、
いっぱい寝て、
遊ぶなら――
できれば昼間にしてください。
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