看護師の勉強が続かない理由と、毎日1時間続けられる思考法【Ankiを活用した実体験】
「よし、今日から勉強しよう」と思って参考書を開く。
——けど、10分後にはスマホを見てる。
気づいたら、また一週間が経っていた。
…正直、それ、めちゃくちゃ分かります。
私も昔、同じことを繰り返していました。
看護師になって数年。
“勉強しないと置いていかれる”という焦りはあるのに、
勤務の疲れ、生活のリズム、モチベーションの波。
どれか一つでも崩れると、勉強が止まる。
気づけば、「続けられない自分」に一番落ち込む——。
そんな時期が、私にも長くありました。
でも、あるとき気づいたんです。
「勉強が続かない」のは、意志が弱いからじゃない。
“考え方の設計”が間違っていたんだと。
看護師の勉強って、つい「覚えること」「努力すること」と思いがちですが、
実は、勉強を“仕組み化”しておくことが一番の近道なんです。
そして、その“仕組み”を作るきっかけになったのが、
後に私のキャリアを変えた**Anki(暗記アプリ)**でした。
私は今、認定看護師・特定看護師として現場に立っています。
でも勉強が得意だったわけでも、特別に時間があったわけでもありません。
実際看護学校での成績は下から数えるぐらいの順位だったし、補習授業も何回も受けてきました。
むしろ、「続かないタイプ」だったからこそ、
“続けられる方法”を徹底的に考えました。
このnoteでは、そんな私が試行錯誤の末にたどり着いた
**「勉強を毎日1時間、無理なく続けるための思考法」**をお伝えします。
もし今、あなたが
「やらなきゃと思うのに動けない」
「頑張っても3日で途切れる」
「覚えたそばから忘れてしまう」
そんな状態なら、このnoteはきっと役に立ちます。
キーワードは、“続ける努力”ではなく、“考える習慣”。
忙しい看護師でも、確実に知識が積み上がる勉強法を、
一緒に作っていきましょう。
第1章:看護師が勉強を続けられない3つの理由
1. 「時間がない」は“本当の理由”ではない
「時間がないから勉強できないんです」
——これは、看護師なら誰もが一度は口にしたことがあると思います。
でも、よく考えてみると「時間がない」というより、
“勉強をする時間の優先順位が後回しになっている” だけなんです。
勤務終わりはクタクタ。
家に帰ってご飯食べて、気づけばもう夜10時。
「今日は無理だな」「明日こそやろう」——その“明日”が永遠に続く。
私もそうでした。
ただ、認定看護師の勉強を始めてから分かったのは、
**「時間は作るもの」ではなく、「設計するもの」**だということ。
1時間を“まとめて”取るのではなく、
15分×4回でも立派な1時間。
隙間時間を細切れに積み上げる方が、
むしろ現実的で、続きやすいんです。
2. モチベーションに頼るから続かない
もう一つの理由は、「やる気が出たらやる」スタイル。
これ、絶対に続きません(笑)。
私も昔は「気分が乗らないから今日はやめとこ」とよく言っていました。
でも、気づいたんです。
“やる気”は結果から生まれるものであって、条件ではないって。
勉強を始めた瞬間にモチベーションが上がることはほとんどありません。
むしろ、「やり始めたから気分が乗る」んです。
なので、私は最初の3分だけ机に向かうことをルールにしました。
「3分だけやったら終わっていい」くらいの軽さでOK。
不思議と、3分が過ぎると「せっかく開いたし、もう少しやるか」となる。
この“始めるハードルを下げる設計”が、
続けるコツのひとつです。
でもそもそも机について勉強するという古いスタイルが続かない原因を作っていると思います。後述しますが、Ankiアプリはこれも解決してくれます。
3. 勉強=“努力”だと思っているから苦しくなる
看護師は真面目な人が多い。
だからこそ、「勉強=我慢」「努力=正義」と考えがちです。
でも、実はその考え方が、勉強を続けられない最大の原因なんです。
勉強を「努力」として捉えると、やればやるほどしんどくなる。
一方で、「考える時間」「自分を成長させるツール」と捉えると、
心理的ハードルがグッと下がります。
私が特定看護師を目指していた頃、
“暗記ノート”を作ることが目的になっていた時期がありました。
でも、それだと頭に残らない。
やがて「努力のわりに成果が出ない」という虚無感に襲われる。
そんなとき、**Ankiを使って“思考しながら覚える”**ように変えたら、
不思議と苦しさが減りました。
努力の代わりに、興味が生まれたんです。
勉強が続かないのは、
あなたの意志が弱いわけでも、時間がないわけでもありません。
「構造が整っていないだけ」。
次の章では、私自身が勉強を通じて体感した、
**“勉強の本質”と“考え方の転換”**についてお話しします。
第2章:認定看護師・特定看護師になって分かった“勉強の本質”
1. 「知識を詰め込む勉強」では現場で使えなかった
認定看護師を目指していた頃、
私はとにかく“覚えること”を最優先にしていました。
参考書を何冊も買い、
夜勤明けでも無理して勉強して、
付箋と蛍光ペンでノートを埋め尽くす。
でも、いざ現場に出てみると、
覚えたことが“使えない”。
患者さんを前にしたとき、
頭では分かっているのに、身体が動かない。
「知識としては知っている」けど、
「考えて判断する力」が足りなかった。
そのとき初めて気づきました。
——勉強って、“知識を増やすこと”じゃない。
**“思考の精度を上げること”**なんだと。
2. 「思考する勉強」に変わったきっかけ
転機になったのは、Ankiという暗記アプリとの出会いでした。
最初は、「効率よく覚えたい」という単純な理由。
でも使っていくうちに、Ankiはただの暗記ツールではなく、
“考える習慣”を支えるツールだと気づきました。
例えば、「カリウム高値の心電図変化は・・・」と心電図変化のみを覚えるのではなく、「何故こんな心電図になるのか・・・」と疑問点を問題として作成する習慣をつけました。
日々の疑問をカード化していくと、
単なる“記憶”ではなく、“考えた過程”が積み上がっていく。
Ankiのいいところは、
「思考の断片を“形”に残せる」こと。
そして、1日1時間でも、
それを繰り返していくうちに、
自分の中に“臨床判断の軸”ができていきました。
3. 続けるために必要なのは、努力ではなく“設計”
認定看護師・特定看護師の勉強を通して分かったのは、
続けること自体を目的にしないことの大切さです。
「毎日やらなきゃ」と義務感で続けても、
モチベーションは必ず切れます。
だから私は、“続けられる設計”を徹底しました。
📍 時間の設計:朝の15分+昼休み10分+夜の30分
📍 内容の設計:毎日テーマを1つに絞る(例:呼吸評価のみ)
📍 環境の設計:Ankiをスマホに入れて“どこでも復習できる”状態にする
この3つを整えるだけで、
「努力」ではなく「習慣」で勉強が続くようになりました。
4. “考える勉強”が、現場の自信に変わる
不思議なもので、勉強のスタイルを変えると、
現場での判断力にも変化が出てきます。
急変時のアセスメント、
医師とのコミュニケーション、
後輩へのフィードバック——
すべてに共通して必要なのは、
“考える力”と“根拠を言語化する力”。
Ankiで日々積み上げた「考えのストック」が、
そのまま現場での自信に変わっていきました。
「自分の判断を言葉で説明できる」
——この感覚を持てたとき、
ようやく“勉強が実を結んだ”と感じたのです。
✏️ まとめ
勉強は「知識を増やすこと」ではなく「思考の精度を上げること」
Ankiは、記憶ではなく“考える習慣”を支えるツール
続けるコツは「努力」ではなく「設計」
“考える勉強”は、現場での判断力・自信に直結する
第3章:Ankiを使った、看護師のための“1時間勉強ルーティン”
1. 1時間=「3パート」で設計する
看護師の勉強時間って、本当に限られてますよね。
夜勤明け、連勤、家庭や子育て——。
1時間も机に向かえたら奇跡です。
だからこそ、私は1時間を3パートで設計しています。
パート時間内容目的① 朝15分起床後すぐAnki復習(昨日のカード)“思考の再起動”② 昼10〜15分休憩中・通勤中新しいカードを3〜5枚追加“小さな積み上げ”③ 夜30分就寝前Ankiの復習+まとめノート記録“1日の定着”
この形にしてから、
「机に向かうぞ!」という気合いがいらなくなりました。
“ながら勉強”でもちゃんと積み上がる。
これが継続の最大のポイントです。
2. Ankiの使い方は“記憶”より“思考のログ”にする
Ankiというと「暗記アプリ」というイメージが強いですが、
実は思考の整理ツールとして使うのがコツです。
例えば、以下のようにカードを作ります👇
表(質問)裏(答え)「SpO₂が低下したとき、まず確認すべき3つの視点は?」呼吸努力・体位・酸素投与の有無「ドレーン排液が急に増えたとき考えられることは?」出血・ドレーン閉塞解除・体位変化「鎮静下患者の痛み評価に使えるスケールは?」CPOT・BPS
最初は地味ですが、
この“思考カード”を毎日3枚積み上げると、
1ヶ月で90枚、3ヶ月で270枚になります。
つまり、「自分の頭の中にある看護判断の引き出し」を
アプリの中に再現していくような感覚。
3. “続かない日”を想定してルールを作っておく
人間なので、勉強ができない日もあります。
夜勤明けや、どうしても気力が出ないとき。
そんなときに私がしているのが、
**「最低限のルールを先に決めておく」**ことです。
私のルールはこれ👇
1枚でもAnkiを開いたら“勉強した”とカウントする
3日以上空いたら、最初の10枚を復習してリスタート
サボったことを責めない(リセットせず“再開”)
要は、「勉強を途切れさせない」仕組みを
心理的な負担ゼロで作っておくこと。
この設計ができると、続けるのが一気にラクになります。
4. “現場に生きる勉強”にするコツ
勉強を続ける中で忘れてはいけないのが、
「勉強するための勉強」にならないこと。
Ankiカードを作るとき、
「今日の患者さんの事例」から1つ疑問をピックアップして
それをカード化するだけでOKです。
たとえば👇
なぜこの患者さんだけSpO₂が上がらない?
なぜ輸液量の指示が昨日より減ってる?
なぜこの鎮静方法が選ばれている?
この“なぜ”をカードにすることで、
知識が臨床に直結する勉強になります。
5. 勉強を「続ける人」と「やめる人」の分かれ道
看護師の勉強は、「意識」よりも「設計」で決まります。
「毎日やらなきゃ」と思う人 → 続かない
「1枚でも開けばいい」と決めた人 → 続く
この違いはシンプルですが、続けるほどに大きな差になります。
そして1年経ったとき、
Ankiに溜まった“自分だけの知識と経験のデータベース”が、
あなたの看護の軸になります。
✏️ まとめ
1時間を「朝・昼・夜」で分けて“続けられる設計”にする
Ankiは暗記ではなく“思考を記録するツール”として使う
勉強できない日も“1枚開く”だけで継続扱いにする
現場の疑問をカード化して“実践につながる勉強”にする
第4章:勉強が続く看護師に共通する“考え方”と、あなたに伝えたいこと
1. 続く人は、完璧を目指していない
「毎日1時間勉強しているんですか? 本当に?」
——よく聞かれる質問です。
正直に言うと、できない日もたくさんあります。
夜勤明けは、ベッドに倒れ込むように寝る。
疲れすぎてスマホを開く気力もない日だってある。
でも、そんなときに自分を責めることはしません。
なぜなら、**続ける人の共通点は「完璧を捨てていること」**だからです。
1日サボったらリセットではなく、
「昨日は休んだから、今日は再開しよう」——それでいい。
続けるとは、**“再開できる人でいること”**なんです。
2. 目的が“資格”から“自分の成長”に変わると、続く
私が認定看護師を目指していた頃は、
「合格しなきゃ」「落ちたらどうしよう」という焦りばかり。
でも、途中から気づいたんです。
勉強の目的を「資格」から「自分の成長」に変えた瞬間、
心がすごく軽くなった。
“この学びを明日の看護に活かしたい”
“患者さんの変化をもっと正確に見たい”
“後輩に根拠を持って説明できる自分になりたい”
こうした動機に変わると、
勉強が“作業”から“喜び”に変わるんですよね。
3. “考える看護師”は、自分の軸を持っている
現場で信頼される看護師って、
必ずしも一番知識がある人じゃない。
それよりも、
「なぜそう考えたのか」を説明できる人です。
「この患者さんはこういうリスクがある」
「この判断をしたのはこういう根拠がある」
——この“考えの軸”を持っている人こそ、
現場を支える存在になっていく。
その軸は、Ankiやノートの中に書き溜めた
“自分の考えた証拠”の積み重ねから生まれるんです。
4. 続けるための最後のヒント:考える“余白”を残す
勉強を続けるとき、一番大事なのは
**“余白を残すこと”**だと思っています。
ぎっしり詰め込んだ勉強は、一見頑張っているようで、
思考のスペースがなくなってしまう。
だから私は、Ankiカードにも
「?」マークを残すことにしています。
「なぜ?」
「本当にそう?」
「ほかの方法は?」
この“問い”を残しておくと、
翌日の自分がそれに答える——。
その繰り返しが、“考える看護師”を育てていく。
5. あなたへ伝えたいこと
「勉強が続かない」「時間がない」
——そう感じるのは、みんな同じです。
でも、1枚のカード、1つの問い、たった10分の積み重ねが、
数年後のあなたを変えていきます。
認定看護師や特定看護師という肩書きよりも、
“考えながら成長し続ける看護師”であること。
それが、
どんな現場でも通用する“本当の力”だと、私は思います。
✏️ まとめ
勉強を続ける人は「完璧」を目指さない
目的を「資格」から「成長」に変えると続く
「なぜそう考えたか」を説明できる人が信頼される
“問い”を残すことが、考える看護師を育てる
このnoteはAnkiがいかに自分の成長につながったかを伝えるような内容になっていますので、Ankiの具体的な活用方法は別記事で記載していこうと考えています。
まずは試しにダウンロードをしてもらって、自分なりの問題を作ってみてください。自分で作った問題は愛着が出て、明日への勉強の活力にもなると思います。
ただ、iPhoneでのダウンロードは有料になります。
有料製品ですが、私はこのアプリがなければ絶対に認定看護師にはなれませんでした。
パソコンへのダウンロードは無料でできます。
一度パソコンにダウンロードして、使用感を試してみてもいいかもです。
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