日常 ~桜城市編①~
瑛です。
架空の都市を作るコラボレーション企画『ようこそ、桜城市へ』もオリジナルキャラクターを投稿してくださるクリエーターが徐々に増えています。
そこでコラボレーション第一弾として、投稿されておられるクリエーターのオリジナルキャラクターと僕(瑛)のオリジナルキャラクターと共演させてみます。
「お、はよ~!」
桜の道商店街に繋がる道、六月一日志央莉が歩いていると、後ろから誰かが抱きついてきた。
「こっこ、おはようさん」
「お姉ちゃん~、寂しかった~!」
「お姉ちゃんちゃうって何回言えばわかるねん! ほんま長電話した上に寝落ちしてたやないか。おかげで朝充電どうしようかって不安でしょうがなかったやんか」
「お姉ちゃん~」
「人の話、聞きや!」
再び抱きついてきたこっここと皇瑚々愛の頭頂部をはたく志央莉。
桜の道商店街に入ると、突き当たりに志央莉達が通う桜城東高校が見える。
商店街の中は大半の店が準備や仕込み中で、シャッターが空いている店は数える程だ。
「お、おはようございます!」
「ほのっち、おはようさんや」
後ろから声が聞こえたので、瑚々愛を片側に引っ掛けたまま、志央莉は振り返った。
「皇先輩、朝から何をしてるんですか!?」
「抱きついている~! しおりんの腕、気持ちいい~」
「皇先輩は仮にも生徒会長ですよね。生徒会長が率先して風紀乱して、どうするんですか!?」
湊川帆乃華は志央莉の腕に抱きついている瑚々愛に詰寄る。
「ほのっち、怖い~!」
瑚々愛は志央莉に小首を傾げるが、それで彼女が同意してくれる訳は無い。
「あんたが悪いんやて」
志央莉にまたまた頭頂部を叩かれる瑚々愛だった。
放課後。
桜の道商店街の近く、たこ焼き屋の屋台が出ている。
栗色セミロングの青目で、緑の花柄ワンピース、黄色いアヒルが相棒の日々ちゃんがたこ焼きを焼いていた。
「あっ、日々ちゃんや」
志央莉が日々ちゃんに気づき、声をかける。
「いらっしゃいませ! あっ、四月一日、志央莉さん」
「ちゃうわ! エイプリルフール志央莉ってなんやねん、ハーフか! いやクォーターか! どっちでもえぇわ。ウチは六月一日って書いて『くさか』や、っちゅうねん!」
「……八月一日?」
珍しく帆乃華が瑚々愛より先に呟く。
「それは『ほづみ』って読むねん」
滅多に見られない帆乃華のボケに志央莉のツッコミも幾分か柔らかい。
「たこ焼き~、ちょうだい~!」
それを横目に瑚々愛が勝手にたこ焼きの注文を入れている。
「サービスのトッピングしまーす♪」
日々ちゃんの声にたこ焼きの方を見る三人。
「「「!!!!」」」
その瞬間、志央莉、瑚々愛、帆乃華はそれぞれ声にならない声を上げる。
なんとたこ焼きの上にホイップクリームが鎮座しているのだ。
「し、新商品……? ちゃうやんな」
「さ、流石にちょっと~」
「斬新すぎです」
「はい、お食べ、あひる」
そんな三人をよそに日々ちゃんは、ホイップクリームが鎮座したたこ焼きをそばにいた相棒の黄色いアヒルに渡す。
「止めろや、食べれるわけないじゃん!」
「あ、あひるが喋った!?」
あひるが喋るということに、驚きを隠せない日々ちゃん。
「あれ、喋るんや」
「色んなことが渋滞しすぎです」
志央莉と帆乃華はそれぞれ驚いていたが、そんなことに動じなかったのがいた。
「お腹空いた~、たこ焼きは~?」
瑚々愛は屋台に近づいて、日々ちゃんにそう訴えかけていた。
コラボレーション、第一弾は織の日々是好日様の日々ちゃんとあひるでした。
時間軸はだいたいこの当たりです↓↓↓
ここまでご覧頂き、ありがとうございました!
#桜城市
#ようこそ、桜城市へ
