【随時更新】企業の福利厚生 施策アイデア48選 ─ 最新事例大全
最終更新:2026年8月10日/現在48件収録(独自の情報収集により、新しい事例が出るたびにこのページへ追記していきます。今後も継続的に施策を積み増していく予定です)
無料の社食をあえてやめた企業、社内融資が住宅価格高騰の原因になって規制された会社、財布を持たずに出勤する制度、退職代行の費用まで会社が負担する事例まで──「福利厚生」というキーワードだけで、こんなに幅の広い施策が日々生まれています。このページでは、そのすべてをカテゴリ別に集めていきます。
自己紹介
こんにちは、Web365の野田です。 普段、Web365というフリーのWeb担当として、クライアント企業への Webから売上増を目標に、企業データ分析、Webサイト分析改善 (分析・制作・マーケティング)をワンストップでサポートしております。
はじめに
このまとめは、日々「福利厚生」というキーワードで情報収集して集めた、実際の企業の施策事例集です。プレスリリースやニュース記事の中から、具体的な制度・サービス導入の事例だけを抜き出し、カテゴリ別に整理しました。
一過性の記事ではなく、**新しい事例が出るたびにこのページ自体を更新していく「生きたデータベース」**として運用します。同じテーマで新しい切り口の施策が見つかり次第、該当カテゴリの先頭に追記していきます。
指標の解説です。ここに載っている施策は、求人広告や記事本文と無関係な広告枠を除いたうえで、カテゴリごとに具体性のある事例だけを厳選しています。
収録カテゴリ
食事・社食系
住宅・社宅
健康・女性ヘルスケア
福利厚生プラットフォーム/代行サービス
手当・保険・年金
働き方・休暇
AI・テック活用
D&I・同性婚対応
認定・アワード系
特殊・とがった施策
海外事例(番外編)
① 食事・社食系
社食・食事補助まわりは参入企業がもっとも多い鉄板ジャンルです。単に「社食を置く」だけでなく、非課税枠の活用や低コスト化を訴求する動きが目立ちます。
チューリング:オフィス移転を機に「キッチンレス社食」を導入。利用率9割で社内交流の活性化にも寄与(出典:PR TIMES)
MIXI:カフェテリアプラン「カフェテリアHQ」を導入し、新人事制度「トータルリワード」の一翼を担わせる(出典:PR TIMES)
関通ホールディングス:社員食堂DXに向けて「TwooCa社食決済」を導入(出典:毎日新聞)
コロプラ:福利厚生「無限バナナ」が運用開始から約4年で累計消費数14万本を突破(出典:PR TIMES)
クリエイトホールディングス:軽井沢のオフィスに、1品100円から利用できる健康社食「OFFICE DE YASAI」を導入(出典:信濃毎日新聞)
株式会社カイトル:食事補助制度がついた福利厚生プラットフォーム「miive」を導入(出典:PR TIMES)
ひとこと:件数が多いぶん差別化ポイントは「非課税枠の使い方」と「導入コストの軽さ」に集約されてきています。新規参入するなら、この2軸を外さない設計が無難そうです。
② 住宅・社宅
賃上げの代替として「社宅・住宅支援」を再評価する動きが目立つカテゴリです。
伊藤忠商事:一度縮小した社有寮を復活。同じ屋根の下で暮らすことで若手の対話力・仕事術向上を狙う(出典:日経ビジネス)
ひとこと:「社宅を新設する」という重い施策と、「社宅制度をアウトソースする」という軽い施策の両方が同時に増えているのが面白いところです。
③ 健康・女性ヘルスケア
「制度としての福利厚生」から「健康経営の実践」への文脈が強まっているカテゴリです。
GMO:月経・PMSによる経済損失が年3.4兆円という試算とあわせ、オンライン診療サービス「mederi for Biz」を福利厚生として導入(出典:Yahoo!ニュース)
エアトリ:自宅でできるがんリスク判定キット「bluedrop」を福利厚生として導入(出典:@Press)
アイダ設計:Craif社の尿がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を福利厚生として導入(出典:@Press)
電成社:同じく尿がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を福利厚生として導入(出典:PR TIMES)
ひとこと:健康診断の枠を超えて「がんリスク検査」まで踏み込む企業が出てきたのが、このジャンルの最新の動きです。
④ 福利厚生プラットフォーム/代行サービス
自社で制度を作るのではなく、外部プラットフォームを導入する動きが引き続き主流です。
ホットランドHD:「カンリー福利厚生」を導入。「築地銀だこ」などで働く全従業員約6,000名が対象(出典:HRzine)
アカカベグループ:「カンリー福利厚生」を導入し、全従業員約2,400人が利用可能に(出典:chiba-tv.com)
株式会社ロココ:福利厚生プラットフォーム「miive」を導入(出典:毎日新聞)
大日機工:次世代型ウォレット「TwooCa」を導入(出典:PR TIMES)
静岡トヨタ自動車:オンライン診療を福利厚生に組み込む「SOKUYAKUベネフィット」を導入(出典:毎日新聞)
レオパレス21:miive導入により「ハタラクエール2026」の「優良福利厚生法人・総合」に初選出(出典:PR TIMES)
ダイタングループ:全従業員約1,100名を対象に「カンリー福利厚生」を導入(出典:@Press)
ひとこと:このカテゴリは「導入した」ニュースの母数がそのまま市場の伸びを表しています。SaaS型の福利厚生代行は明確に伸長中です。
⑤ 手当・保険・年金
税制や資産形成と絡めた「手当の再設計」が増えています。
アトム法律グループ:「Claude利用促進手当」を福利厚生として導入(出典:アットエス)
朝日不動産:「推し」を仕事の活力にする「推し活手当」を導入(出典:ニコニコニュース)
西武信用金庫:がん保険を組み込んだ福利厚生プランを導入(出典:ニッキンONLINE)
早川電工:酷暑対策として、独自の「ととのい手当」を新設(出典:クラフトバンク総研)
社会保険労務士法人とうかい:リモート主体の働き方と相性の良い健康支援サービスを自社の福利厚生として導入(出典:PR TIMES)
ひとこと:資産形成系はニュースになりにくいテーマですが、SmartHR×Finatextのような「人事データ連携」を切り口にすると急に話題性が出るようです。
⑥ 働き方・休暇
休暇制度そのものの「呼び方」や運用を見直す動きが興味深いです。
TAKARA&COMPANY:ウェルビーイングと生産性向上の両立を狙い、独自の週休3日制度「トライDay休暇」を導入(出典:HRプロ)
Stayway:厚生労働省の「えるぼし認定」最高位を取得し、リモートワーク環境に合わせたカフェテリアプラン(選択型福利厚生)を導入(出典:Stayway)
高千穂交易:「ハタラクエール2026」で2年連続「福利厚生推進法人」に認証。フレックスタイム、時間単位有給、週休3日制、副業制度などを整備(出典:PR TIMES)
東急:フレックス制による"昼食抜き"の課題解決のため、オフィス内で日替わり弁当を対面販売する「社食DELI」を導入(出典:日本橋経済新聞)
長崎県:「生理休暇」を「健康管理休暇」に名称変更したところ、利用する職員が1.5倍に増加(出典:Yahoo!ニュース)
ひとこと:「生理休暇→健康管理休暇」の名称変更だけで利用率が1.5倍になった長崎県の事例は、施策の中身より"呼び方"の重要性を示す好例です。
⑦ AI・テック活用
福利厚生そのものというより、AI利用に伴うコスト管理・行動管理の一環として語られる事例が中心です。
テスラ:従業員のAIツール利用に週200ドルの上限を設定(海外・コスト管理側の事例)(出典:GIGAZINE)
Meta:福利厚生の食事クレジットを不正利用した従業員24名を解雇したと報じられる(出典:GIGAZINE)
NVIDIA:あえて無料の社食・福利厚生を薄くし、現金還元を重視する経営方針を貫いていると話題に(出典:BigGo ファイナンス)
ひとこと:日本国内では「AIで福利厚生を最適化する」ようなサービス紹介は多いものの、企業自身の実例としては海外のコスト管理・行動管理系の事例が目立ちます。国内の実例が増えてきたら追記していきます。
⑧ D&I・同性婚対応
同性婚の法制化を見据えた企業の対応整備が、このタイミングで一気に増えています。
同性婚の法制化を見据えた企業向け手引書が公表され、配偶者に関する福利厚生見直しなど具体的な対応がまとめられる(出典:Yahoo!ニュース)
「結婚の平等」に賛同する企業が700社を突破。配偶者向け福利厚生の整備状況を可視化するキャンペーンが進行中(出典:ニコニコニュース)
東京都:フェムテックを福利厚生として導入する企業への奨励金制度を開始(出典:東京都)
Novartis Japan:LGBTQI+のパートナーを法的配偶者と同等に扱うよう、社内制度・福利厚生の適用範囲を拡大(出典:Novartis)
「ワークプレイス改革EXPO」:生理用品・ケアグッズをオープンバー形式で提供し、DE&I姿勢を可視化する福利厚生の実践例が紹介される(出典:日本能率協会)
ひとこと:法制化を待たずに先回りして制度整備する企業が増えており、「配偶者の定義」の見直しが福利厚生設計の新しい論点になっています。
⑨ 認定・アワード系
福利厚生の充実度そのものを外部機関が評価する「アワード獲得」を広報に使う動きが定番化しています。
リゾーツ琉球:沖縄県内の宿泊業として初めて、厚生労働省の「えるぼし認定」2つ星を取得(出典:zakⅡ)
「ハタラクエール2026」:福利厚生の充実・活用に取り組む法人を表彰する制度で、レオパレス21(4年連続)など多数の企業が受賞・認証を発表(出典:PR TIMES)
Scene Live:「ノー財布出勤制度」で「ストレスフリーカンパニー」を3年連続受賞(出典:PR TIMES)
リロクラブ:「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に5年連続で認定(出典:毎日新聞)
ひとこと:アワード自体が「福利厚生ニュース」の供給源になっているので、今後もこのカテゴリの件数は安定して増えていきそうです。
⑩ 特殊・とがった施策
そのまま真似るというより、発想の参考になる異色事例です。
スズキ中兵庫販売:「嫌われる社員旅行」を、子育て世代や多様な働き方に合わせて選べる福利厚生へ再定義(出典:神戸新聞NEXT)
Scene Live「ノー財布出勤制度」:単なる福利厚生ではなく、心理的な負担軽減を狙った制度設計(出典:PR TIMES)
アイダ設計・電成社:尿がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を福利厚生として導入。健康診断の枠を超えた予防投資(出典:@Press)
吉岡興業(神戸市):抜け毛対策への補助や退職代行費用の負担など、独特な福利厚生で若手人材の確保を狙う(出典:Yahoo!ニュース)
ひとこと:とがった施策ほどメディアに取り上げられやすく、採用広報としての費用対効果は高そうです。
海外事例(番外編)
日本とは逆方向の動きも多く、比較材料として興味深いです。
サムスン電子:社内融資という福利厚生が住宅価格の高騰を助長しているとの批判を受け、対象住宅を専有面積85㎡以下に制限(出典:mk.co.kr)
NVIDIA:無料の社食・ジム・マッサージなし。黄仁勲CEOは「十分な給料を払っている」と現金還元重視の哲学を明言(出典:BigGo ファイナンス)
ホーチミン市工科大学:博士課程の研究員に授業料を100%補助するなど、手厚い待遇で人材獲得競争を展開(出典:Vietnam.vn)
ベトナム:労働者向け住宅補助金に対する税制優遇を求める提案が浮上(出典:Vietnam.vn)
ひとこと:日本の「制度を手厚くする」方向とは逆に、「現金還元に寄せる」海外の事例は、今後の日本企業の選択肢としても参考になりそうです。
まとめ
「食事補助」「福利厚生プラットフォーム導入」は鉄板ジャンルとして継続的にニュースが出続けている
一方で「健康経営」「女性ヘルスケア」は近い将来さらに伸びる可能性が高いテーマ
「ハタラクエール」のような認定・アワード制度への申請ラッシュは、福利厚生を採用広報の材料として使う企業が増えていることの表れ
尿がんリスク検査やノー財布出勤制度のような、健康診断や心理的ケアにまで踏み込んだ"とがった"施策も今後増えていきそう
このまとめは今後も継続的に更新・積み増ししていきます。気になる事例やご自身の会社の取り組みがあれば、ぜひコメントで教えてください。
作成日:2026年8月10日/データ収集:独自モニタリング「福利厚生」(2026年3月〜8月分)
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