【無料公開】GoogleのFileSerchStore(RAG)管理ツールを作りました。
こんにちは、Datan(データン)です。
Geminiの機能に、大量のドキュメントから回答を生成する「RAG(Retrieval-Augmented Generation)」があります。
ただ、API(File Search Store)を介してこれを利用するには、その都度プログラムを書く必要があり、面倒です。
「どのストアにどのPDFを入れたか一目で確認したい」
「特定のファイルだけをサッと削除したい」
「使うモデルを『Flash』から『Pro』に切り替えたい」
そんなことに対応するため、直感的に操作できるGUI管理ツール『Gemini File Search Store管理パネル』を作りました。Python製のデスクトップアプリです。これを個人利用、商用利用、改変、再配布など、自由に使えるMITライセンスで公開します。
1 できること
このツールで、次のようなことができます。
(1)RAGストアの視覚的な管理
APIキー(正確にはプロジェクト)上のストア一覧、および各ストア内のPDFファイル名を確認できます。
(2) ドキュメントの即時アップロード
新規ストアの作成だけでなく、既存ストアへのPDF追加もボタン一つです。
(3) 柔軟なファイル操作
特定のファイルだけを選んで削除できます。不要になった資料を整理し、常に最新のRAG環境を維持できます。
(4) 生成AIモデルの切り替え機能
「速度重視でFlashLiteを使いたい」「精度重視でProに切り替えたい」といったニーズに応え、GUIで即座に使用モデルを変更・保存できます。頻繁に生じるモデルの変更にも、プログラム修正なしに対応できます。
指定した使用モデルの設定は app_config.jsonに自動保存され、次回起動時も、前回の設定をそのまま引き継ぎます。
2 実物のスクリーンショット

左側に科目(ストア)の一覧、右側にはその中のファイルリスト。下部には質問入力欄と詳細な実行ログ。「今、何が起きているか」を把握しやすい造りにしています。
3 技術的なポイント
・google-genai SDK採用: 最新のSDKを使用し、FileSearch ツールの設定を最適化。
・絶対パスによるポータビリティ:実行ファイルがあるディレクトリを自動認識して設定ファイルを生成。環境を問わず安定して動作します。
強制的インデックス削除: ファイル削除時に force=Trueオプションを適用し、内部のチャンクデータもクリーンアップします。
4 インストール・使用方法
Python環境があれば、数分で使い始められます。
(1)リポジトリをクローン
https://github.com/prgtake/GeminiRagStore
(2)必要パッケージのインストール
pip install google-genai python-dotenv(3)APIキーの設定
GeminiAPIキーを環境変数(GEMINI_API_KEY という名称にしてください)に設定していない場合は、初回起動時のみ「Gemini API キーを入力してください」と表示されるので、下記の「Gemini APIキーの取得方法について」でコピーしたキーを貼り付けて「OK」を押します。
すると同じフォルダ内に作られる app_config.jsonにAPIキーが保存されるので、他人に見られないように管理してください。
(4)実行
python gemini_ragstore.py(※)EXEファイルも配布します
Python環境の準備が面倒な人のためにEXEファイルも配布します。
※個人開発なので、初回実行時にWindows Defenderの「青い画面(警告)」が出るので、「詳細情報」→「実行」をクリックしてください。
5 ライセンスについて
MITライセンスで公開しています。個人利用、商用利用、改変、再配布など、自由にお使いいただけます。
Copyright (c) 2026 Datan (データン)
GitHubでコードを公開していますので、ぜひスターやフォーク、改善提案などをお待ちしています!
https://github.com/prgtake/GeminiRagStore
6 おわりに
Geminiの File Search Storeは非常に強力です。その「中身」を簡単に管理するツールがあれば、開発効率は上がり、活用シーンも広がります。
このツールが、皆さんのAI活用の一助になれば幸いです。
気に入っていただけたら、ぜひ「スキ」やシェアをお願いします!
