爪バキバキで 帯揚げ傷む問題
帯揚げというのは袋帯や名古屋帯を使用した時に必要な物なので、コンサートなど 夜に 少し気張って出かける時ぐらいにしか使わない。
普段ワタシは殆ど 半幅帯を「矢の字」に結んでいる。なんで 矢の字なのかと言うと、力の入らない ゆるゆる結びでも 帯締めで留めてしまえば 何とかなるから。年がら年中こんな感じで、すごーく気が向いた時だけ、半幅で割り角出しにするが、アレは上手いことしないと だらーんと下がってくるので なんか面倒やなと思ってしまう。そして実は 左右対称に仕上げなければならない「カルタ結び」や「文庫」が 大の苦手ですの トホホ・・・・。
1か月前から着たかった 総絞りの小紋を着て コンサートに行った。いつもの交響楽団の 定期公演。

普段は ええ加減でガサツなワタシだが、着物を着る 特に帯揚げを使うレベルの着方をする時には、慎重になる。ワタシは髪が長いので、床に落ちた 長~い抜け毛を 足袋にくっつけない様 床掃除をしたり、ファンデーションが付着、洗って 拭いたつもりでも 何となく湿っている、そんな手で触らないように気を遣ったりする。
こういうお出かけの前日までには、あの難行を クリアしておかなければならない、それは洗髪&染髪。終了後 疲労でヘトヘトになり 何も出来なくなる アレよ。
洗髪による疲労をクリアし、万全の体制で お出かけに臨む。往年のヒーローみたいに 風になびかせる気持ちで 颯爽と着物を羽織る。誰かに見せる訳でなし、後ろに回し 腰の辺りからジリジリ引き上げる なんて~ 色っぽくて面倒な真似はしない。が、着物を傷めない様にだけは 気を付けてるよ。
で、そんなタイミングで 重大な問題にぶち当たる。
爪が 欠けておる・・・
冬は誰しも お肌が乾燥する。特に春の気配がやって来ると、冬の間に溜め込んだ乾燥と 花粉症による肌荒れがミックスされ、爪がパキパキ 欠け易くなるのだ。そして この欠けて細かいヒビの入った爪に いち早く反応するのが、帯揚げさん なのである。
まあ大抵は、結んでいる時に爪が引っかかる。結ぶ前の段階、帯枕に帯揚げを被せて くるんでいる時に やっちまう時もある。そして、
糸がぴーーーって出る

ウチの帯揚げには 結構な高確率で この糸引けがある。大小さまざまで、気にする程大きくないモノもあるが、見る度に ヘコむ。
そもそも 爪が欠けるきっかけを作るのは、お出かけの前日までに済ませる 洗髪なのだろうと ワタシは思っている。乾燥して脆くなっている爪に 髪の毛か引っかかることによって、ヒビ未満だったモノが ヒビそのものになり、やがて折れたり千切れたり してしまう。家事をやっていると、そういう細かいことに気を配る余裕が無い事もある。余程酷い状態であれば 爪切りで切ったり ヤスリで削ったりするが、細かい傷や欠けに 気付かないまま 放置してしまう事も多い。そして ちょっと気張ったおべべを着る時に初めて不具合が発覚する。

爪を伸ばし始めたのは 確か 中学ぐらいの頃からだった。母がいつも爪を長くのばしていたので、そういうモノだと思っていた。現在、皮膚は衰えたが、指先の整え方は 若い頃と変わらない。
こういう感じに細長く爪を整えるのでなく、角の丸いスクエアにするのが丈夫で良いわよ などと アドバイスをくれる人もいたけれど、これが習慣になっている為 暫く試したのち、結局コレに戻ってしまう。
因みに 爪切りとヤスリは かなり良いモノを使っているので、道具選びを 大きく間違えているとは思えず、ハンドクリームその他も嫌いではない。ひとえに ワタシ自身の爪の特徴、整え方、ズボラな性格や ライフスタイルが災いして 欠けてしまうのだろう。
糸ぴーーー被害は 帯揚げのみならず、帯締めの端っこや ストール、そしてレースの半襟や 手袋などにも広がっている。今まで 着物にこの被害が出ていないのが、奇跡としか言いようがない。いや、ひょっとしたら 引っ掛けているけど気付いていないだけかもしれない。
と 自分の事だから気楽に言ってるけど、
アパレルにいた若い頃、ワタシ 一体どうしてたんやろ?
若くたって 爪は折れたり欠けたりしていた筈。矢張り 加齢で乾燥度合いが増したのか、若しくは 歳をとって 注意力が無くなったとか?
この冬、いい加減ワタシも学習したので、着物を着る前や 出がけにストールを巻く時など 気を付ける様にしていたつもり。
なのに・・・・・・
