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「助けて」が言える子が、未来を生き抜く。SELとEQが教えてくれたこと

こんにちは、ディーン千賀子です。
「英語とキャリアの“分かれ道”案内人」として、英語塾・ホストファミリー・教育セミナーなどを通じて、300家庭以上の親子をサポートしてきました。

今日は、先日開催された親子セミナー「君が志望校を決める前に、お金と仕事の話をしよう。」第4回の振り返りとして、新聞記者の谷田朋美さんとの時間から得た大切な気づきを、みなさんと共有させてください。

無料連続親子セミナー全体情報はこちらです。次回は5/18なので申し込んでみてくださいね。

人事として18年働いてきて得たことは「人は誰でも働けない時がくる」「それは突然やってくる」ということです。

その時にどうすればいいのか、今回は長年身体の不調を抱えながら働いてこられた谷田さんにお話を伺いました。

第2回~第4回までを総合した感想対談をリアル孟母ベティさんを行いましたので、良かったらこちらもご覧くださいね!


「弱いままで、楽しく働く」ってどういうこと?

今回のセミナーテーマは、まさに逆転の発想でした。

弱いままで、楽しく働く
完全じゃない状態でも、自分らしく生きていく

新聞記者であり、大学講師、研究員、ヨガインストラクターでもある谷田朋美さんは、「体調が良い日なんてない」と語りながらも、自分のペースで、人生を丁寧に重ねてこられた方です。

「痛みや不安があるままでも、自分らしく社会とつながる」
この言葉は、今の子どもたち、そしてその親である私たちにも、大切なメッセージを投げかけてくれました。

「助けて」が言える力は、実は“高度なスキル”

このセミナーを終えたあと、リアル孟母ベティさんと一緒に、ある問いが浮かびました。

なぜ、日本では「助けて」が言いづらいのか?
「助けて」と言える子に、どう育てていけばいいのか?

結論から言うと、「助けて」と言えるのは、EQ(Emotional Intelligence=心の知能指数)の力。そして、それを育てるにはSEL(Social Emotional Learning=社会性と感情の学習)の視点が必要なのです。

EQの4つの力で「助けて」が言えるようになる

SELを学ぶアメリカの子どもたちは、次のようなEQの力を自然に育てています。

✅ 1. 自己認識(Self-Awareness)

「つらい」「限界かも」と、自分の感情や状態に気づける力。
→ 自分のしんどさに“気づく”ことがスタート。

✅ 2. 自己管理(Self-Regulation)

「言ってもいいんだ」「言っても大丈夫」と、感情を整える力。
→ 恥ずかしさや不安を超えて、声を出せる心の調整力。

✅ 3. 社会的スキル(Social Skills)

助けてほしい相手を見極め、適切に伝える力。
→ 「誰に、どう言うか?」がわかる対人スキル。

✅ 4. 共感力(Empathy)

「この人なら受け止めてくれる」と感じられる信頼関係を築く力。
→ 「助けて」が言える背景には、“受け止めてくれる誰か”の存在がある。

SELってなに?アメリカでは“当たり前の教育”

SEL(社会性と感情の学習)は、感情理解・人間関係・協働・自己管理などの非認知能力を育てる教育です。

たとえば、

  • 「今の気持ちはなに?」と感情に名前をつける

  • 「どうしたら仲間に入れるかな?」と自分の役割を考える

  • 「助けてほしい」と言える練習をする

うちの家族でも話題になったセサミストリートのSEL教材には、「スーパーヒーローごっこ」に入れなかった子が、“悪役になる”という役割を選んで仲間入りするエピソードが登場します。

「入れてもらえない」じゃなくて、「どうやったら入れるか」を考える力。
これこそが、社会を生きる本当のスキルなのです。

アメリカで「助けて」が言える理由

私は18年間、米軍基地の中で人事として働いてきました。
その経験の中で、アメリカでは「助けて」と言いやすい文化があることを肌で感じてきました。

  • 教会や地域が支え合うコミュニティ文化

  • ミールプレップ(産後支援の食事提供)などのサポートの自然さ

  • 「もらうこと=恥」ではなく「余裕がある時は与える」の循環思考

  • 職場での「遠慮なく言ってね」の声かけ文化

こうした文化の中で、子どもたちも小さいうちから「困ったら言っていいんだ」と学んでいきます。

なぜ今、SELとEQが日本の子どもに必要なのか?

日本では、「人に迷惑をかけないこと」が美徳とされ、「助けて」は言いにくい空気があります。
でも、これからの時代は、そんな“我慢型”の子よりも、「ちゃんと助けを求められる子」の方が生きやすくなるはずです。

  • チームで孤立せずに働ける力

  • 自分の限界を知り、心を守れる力

  • 誰かを助け、また助けてもらえる力

IQだけで生き抜ける時代は、もう終わり。
今こそ、EQとSELを“家庭でも育てる”という発想が必要だと思います。

親として、いまできること

私たち親ができることは、特別な授業を用意することではありません。

  • 「今日はどんな気持ちだった?」と聞いてみる

  • 「つらいときは言っていいんだよ」と伝えてみる

  • 誰かを助けたときに「ありがとう」をしっかり伝える

それだけで、子どもの中に「助けて」と言えるための土台が、少しずつ育っていくと信じています。

さいごに:弱さを力に変える社会へ

「強くなりなさい」じゃなくて、「そのままでも大丈夫」って言える社会。

子どもたちが、完全じゃない自分を受け入れながら、自分らしく働ける未来をつくっていくために、まずは私たち大人が、価値観の“視座”を上げていきたい。

「助けて」が言える子は、未来のどんなチームでも、居場所をつくれる。
その力を育てる子育て、一緒に始めてみませんか?

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あなたのお子さんの未来に、今日の“気づき”がやさしくつながっていきますように。

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