英語力がなかったせいで、夢の仕事を逃した人を見た話──忘れられない人
こんにちは。ディーン千賀子です。
今日は「英語ができなかったために夢を逃した人を、目の前で見た」という、私にとって忘れられない経験をシェアします。
この記事は、将来お子さんの「選べる未来」を広げたいと思っている保護者の方、そして「英語って本当に必要なの?」と感じている中高生・大学生にもぜひ読んでいただきたい内容です。
私は長年、アメリカ政府関連の人材採用業務に携わってきました。書類を見て、面接をして、「この人を採用したい」と心から思った方を、“英語ができない”というたった1点だけで不採用にしなければならなかったあのときの記憶が、いまでも胸に残っています。
そして今は、英語とキャリア教育をかけ合わせたオンラインレッスンを通じて、未来にチャンスをつかめる子を育てたいと思い、日々子どもたちと向き合っています。

もう何年も前のことですが、どうしても忘れられない求職候補者がいらっしゃいました。
書類も完璧。
職務経験も豊富。
人柄も申し分なく、部署全体で「なんとか採用できないか」と真剣に話し合った方です。
でも、どうしても採用できなかった。
英語が、まったく話せなかったんです。
仕事の能力も高くて、意欲もある。でも。
その方は男性で、お子さんが3人。
そして4人目がもうすぐ生まれるというタイミングでした。
お勤め先の部署が閉鎖になることがわかり、応募されてきました。
家族がいるのにまもなく無職になる。
本人も焦っていたと思います。
私たちも、何度も何度も考えました。
「どうにかこのポジションを調整できないか」
「英語が不要なプロジェクトに入れられないか」
でも、どうしても英語でのコミュニケーションが必須だった。
その方の英語力は英検で言えば3級くらいです。
不自然に自己紹介が英語でできるかどうか、というところ。
英検なんてなくても良かったんです。
せめて、英語で自然にコミュニケーションできる会話能力があの方にあったら。
「今から頑張ります」では、間に合わない
断腸の思いで不採用の電話をした私に、その方は何度も言われました。
「子どもも生まれるし、絶対に頑張ります!」
「やる気はあります!」
……でも、本当に心苦しかったけれど、私はこうも思っていました。
「今までに、頑張っておくべきだった」
英語力って、「急に1ヶ月で劇的に伸びる」ものじゃないんです。
準備してきた人と、そうでない人とでは、どうしても差がつく。
仕事も、部署ごと、会社ごと無くなる日だって来るのです。
だから、リストラが分かってから準備を始めたのでは遅いのです。
技術職・エンジニアにも英語は必要になってきている
この手のお話は実は1人2人やじゃないんです。
特に多いのが、男性の技術職。
エンジニアやIT系など、元々英語が必要な印象が少なかった職種です。
でも、今は違う。
グローバルなやり取りが当たり前になっている。
システムマニュアル、会議、メール──すべて英語で進む。
若くて英語ができる人材が、スキルよりもポテンシャル採用されていく。
中堅層でスキルがあっても英語ができない人が、下に回されてしまう。
その構造は、もう止まらないくらい現実になっています。
「10年スパン」で準備をするのが、いちばんの近道
私は今、英語を教える子どもたちにもこの話をしています。
「英語ってね、今すぐ役立つものじゃなくて、“未来のチャンス”に気づいたときに必要になる武器なんだよ」って。
私自身、英語ができたおかげでつかめたチャンスが何度もあります。
その逆も見てきました。
英語力で“夢の仕事”を逃す──
本人にとって、一生残る後悔になることだってあるんです。
英語ができることで、選べる選択肢が“10倍”になる
私の教室では、「収入」や「将来の選択肢」の話もしています。
グローバル企業の年収帯
時給の差
TOEICスコアが昇進要件になっている現実
世界の情報の6割以上が英語で書かれていること(日本語の情報は全体のたった2.5%)
子どもたちにこれを話すと、「えっ!?」と驚く顔をします。
実際に自分でネット検索をさせ、調べて夏休みに発表させると、全然理解度が違う。
そして、子どもの心に「英語をやりたい!」というエンジンがかかるんです。
「英語、やらなきゃ」と“自分で”気づいた子は強い
大人がどれだけ言ってもピンとこない。
でも、自分で調べて納得した子は、一気に火がつくんです。
「Siriに英語で聞いて調べた」
「英語の情報の方が詳しかった」
そうやって気づいた子は、英語を“勉強”ではなく「未来のツール」として捉えるようになります。
ですので私の教え子さんには、1年ほどで英検4級くらいから2級くらいまで駆け上がってしまう子がたくさんいます。
中学からじゃ、遅いこともある
「うちは大工になるから英語いらん」ならそれもOK。
でも、もしオフィス系・技術系・ホワイトカラーを目指すなら?
英語は、絶対に必要です。
そして、英語力は中学からだと足りない。
高校・大学・就職と続く「長いキャリアの階段」を見据えたら、
今がその第一歩なんです。
英語が使えるようになるまでは、1000時間+1000時間かかります。
この時間プランについては、また別の記事で紹介させていただきますね!
まとめ:親も、英語を“人生の選択肢”として捉えて
「何のために英語をやるのか?」
これは親が言語化してあげるべき問いです。
「チャンスが来たときに逃さないため」
「選べる未来を増やすため」
「生活を楽しむため」
そのために、毎日少しずつ英語に触れること、
今じゃなくて“未来”を見て準備していくことを、
私たち大人が伝えていきましょう。
私たち親世代の経験を、次の世代の“羅針盤”にしていきましょう。
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