見出し画像

貯金はあるのに、車を買うのが不安。先に見たい家計全体のこと

先日、身近な人と車の買い替えについて話していました。

その人の話では、今乗っているのは、中古で購入してから10年近くたつ車。

そろそろ買い替えたいけれど、
「新車を買うほどのお金はないんだよね」
という話になりました。

ただ、お金がまったくないわけではないとのこと。

投資しているお金。
何かあったときのために置いている生活防衛費。
特に使い道を決めていない貯金。

出そうと思えば、出せないわけではない。

でも、車のお金を出すと、この先も大丈夫なのかが分からない。

そんな状態だったんです。

今日は、車を買うかどうかを考えるときに、車種や下取り価格の前に、まず家計全体を見た方がいいかもしれないと思った話をします。


新車なら、次の買い替えがラクになる?

その人が気にしていたのは、今の車の下取り価格でした。

中古で買って長く乗っているので、下取りはほとんど期待できない。

それなら一度新車を買って、ある程度のところで上手に乗り継げば、次の買い替えはラクになるんじゃないか。

そんな話でした。

たしかに、下取り価格を考えながら車を乗り継ぐ方法もあると思います。

  • 新車がいいのか、中古車がいいのか

  • 何年乗るのか

  • どのくらいの価格で売れそうなのか

そこを考えることも、車のお金を整える一つの方法です。

もちろん、その人の家計を全部見たわけではないので、外から正解を言える話ではありません。

ただ、話を聞いていて、私が少し気になったのは別のところでした。


次の車代は、どこから出すのだろう

今の車の下取りがほとんどつかないことよりも、次の車を買うためのお金を準備していないこと。

そちらにも、一度目を向けた方がいいのではないかと思ったんです。

新車を買って、下取り価格が残るように乗ったとしても、次の車が下取りだけで買えるとは限りません。

差額として必要になるお金は、やっぱり家計から準備することになります。

これは新車でも、中古車でも同じです。

車はいつか古くなり、買い替える時期が来ます。

だから本当は、
「次にいくらで売れる車を選ぶか」
だけではなく、

「次の車のためのお金を、これからどう準備するか」
も一緒に考える必要があるんです。


お金があることと、使って大丈夫なことは別

ただ、その人の場合、車を買うお金が本当にないのかというと、そうとも言い切れませんでした。

投資しているお金もある。
生活防衛費もある。
使い道を決めていない貯金もある。

もちろん、生活防衛費や投資しているお金を、安易に車代に回せばいいという話ではありません。

けれど、それぞれのお金を、何のために置いているのか。

どこまでなら車に使っていいのか。

車に使ったあと、教育費や老後、急な出来事への備えは大丈夫なのか。

そこが、話を聞いている限りでは少し見えにくいように感じました。

お金があることと、そのお金を使って大丈夫だと判断できることは、同じではありません。

貯金額だけを見れば、車を買えるように見える。

でも、家計全体が見えていなければ、
「本当にここから出していいのかな」という不安は残ります。

名前のついていない貯金は、何にでも使えるように見えます。

その一方で、何に使っても不安になりやすいお金でもあるんです。


車に使える金額は、車だけを見ても決まらない

車の予算を決めるためには、自分の家計が今どうなっているのかを、見えるようにすることが必要です。

  1. まず、今あるお金を確認する。

  2. その中から、何かあったときのために残すお金を分ける。

  3. 教育費や住宅、老後など、近い将来に必要になるお金を考える。

  4. 毎月の家計から、これからどのくらい準備していけそうかを見る。

  5. そのうえで、「今、車に使えるのはこのくらい」と考えていく。

車の価格だけを見て、買えるか、買えないかを決めるのではなく、

車を買ったあとも、今の暮らしを続けられるか。
この先必要になるお金も準備していけるか。

そこまで見て初めて、自分に合う予算が見えてきます。

下取り価格が高い車を選ぶことが悪いわけではありません。

少しでもお得に乗り継ぐ工夫も大切です。

でも、それだけでは、この先のお金への不安は小さくなりにくいと思います。


まずは、今あるお金を3つに分けてみる

車の予算を考える前に、今あるお金を、ざっくり3つに分けてみるといいと思います。

一つ目は、何かあったときのために、なるべく残しておきたいお金。

二つ目は、教育費や住宅、車など、これから使う予定があるお金。

三つ目は、まだ使い道を決めていないお金。

ざっくりでも大丈夫です。

まずは、「このお金は、何のために置いているんだろう」と考えてみる。

夫婦で別々に管理しているお金があるなら、お互いに分かる範囲で書き出してみる。

それだけでも、

本当にお金が足りないのか。
お金はあるけれど、目的が見えていないのか。

少しずつ分かるようになります。


新車か中古車かより先に、家計の現在地を見る

車のお金には、本当にいろいろな考え方があります。

新車を短いスパンで乗り換える人もいれば、中古車を長く乗る人もいる。

ローンをうまく使う人もいれば、現金で買うと決めている人もいる。

そこに車に対する個人の価値観も加わります。

どれが正解という話ではなく、
自分の家計や暮らし、価値観に合っているかどうかが大事なのだと思います。

お金があることと、そのお金を使って大丈夫だと判断できることは、同じではありません。

今あるお金と、これから必要になるお金が見えてくると、

「出せないわけではないけれど、なんとなく不安」
という状態から、

「ここは残しておきたい」
「この範囲なら車に使えそう」

と、自分で考えやすくなります。

そして、車に使える金額が見えてきたら、

次の買い替えに向けて、どんなふうにお金を準備していくのか

といったルールを決めておくことも大切です。

我が家も以前は、「少し貯金が増えたと思うと、車の買い替えで減る」といった「車貧乏」の状態を繰り返していました。

そこから抜け出すために決めたのが、車にかける金額の上限と、次の買い替えに向けた車貯金です。

新車がいい、中古車がいいという話ではなく、家計と夫の車へのこだわりを、我が家ではどう両立しているのか。

こちらの記事に詳しくまとめています👇


いいなと思ったら応援しよう!

きゅう|暮らしととのえLabo よろしければ応援お願いします! いただいたチップは今後の活動費として有意義に使わせていただきます!