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クラゲ展示の裏側へ。加茂水族館バックヤードツアー体験記

鶴岡市立加茂水族館(東北エプソンアクアリウム かもすい)のバックヤードツアーに参加してきました。
普段は見られない展示の裏側や、クラゲがどのように飼育されているのかを見学した様子をレポートします。

↓バックヤードツアー以外も含む水族館全体の見学レポートはこちら


バックヤードツアーは当日申し込み

コースと開催時間は館内掲示で確認。
写真は土曜日12時時点の受付状況です

バックヤードツアーは1日7回開催されており、全部で3つのコースが用意されていました。どれも所要20分ほど。
どの時間にどのコースが実施されるかは、当日、館内に掲示されます。

1. クラゲドリームシアターコース
2. T-JERI(クラゲ研究所)コース
3. 魚類コース

私が参加したのは、T-JERI(クラゲ研究所)コースです。

ツアーは当日申し込みで、各回先着12名まで。館内入口近くのインフォメーションで申し込みできます。
早めに定員に達することもあるようなので、私は入館後すぐに申し込みをしました。
参加費は1人あたり500円、現金払いのみでした。

いよいよツアー開始!

集合時間には2Fの有料プログラム案内板の前に集まりました。
しばらくすると、先端にクラゲのぬいぐるみのついた案内棒を手にした職員さんが現れて、「ツアーに参加される方〜」と声をかけてくださいます。

そこで事前に配布された参加証の確認があり、ツアー参加者にはワイヤレス受信機が配られました。
この受信機のおかげで、職員さんから少し離れていても説明がしっかりと聞こえます。

いざ、ツアースタート!
職員さんの後ろに一列になってついていき、バックヤードへと向かいます。

マイクロアクアリウムの裏側

最初に案内していただいたのは、小さなクラゲを展示している「マイクロアクアリウム」のバックヤードです。

バックヤードエリアに入ると、まずはツアーの留意事項の説明がありました。

  • 写真や動画の撮影OK

  • SNSの投稿もOK

  • 水槽の上からスマホを落とさないように気をつけてください(スマホが壊れちゃうので)

との内容でした。

この説明を聞いて、私を含め少し緊張していた参加者がスマホを取り出し、それぞれ思い思いに写真や動画を撮り始めます。

展示水槽の裏側

クラゲの種類によって適した水温も異なるとのことで、水槽ごとに細かく水温管理されていました。

バックヤード側から水槽を覗いていると、展示エリアのお客さんと水槽越しに目が合ってドキッとすることも・・笑

また、展示水槽エリアの奥にある「中間水槽」がずらりと並ぶスペースも見学させていただきました。

中間水槽は展示デビュー前のクラゲたちが過ごす場所です。ミニサイズのかわいらしいクラゲたちが大事に育てられていました。

とある中間水槽。デビューが楽しみ!


普段は入れない3階「クラゲ研究所」へ

続いて、普段は関係者しか入ることのできない3Fに上がり、クラゲ研究所も見学させていただきました。
こちらも今年4月のリニューアル時に拡張されたエリアとなります。

クラゲ研究所の入口
まさに研究所という雰囲気
研究所では、「ポリプ」と呼ばれるクラゲになる前の段階からクラゲの赤ちゃんを育てています。
クラゲの赤ちゃんの水槽がずらり
壁には国内外の水族館関係者からのメッセージ
こんなに広く繋がっているとは!
クラゲのイラストもたくさん、素敵!

加茂水族館では、世界各地に生息する約100種類のクラゲを常時展示しています。

それぞれのクラゲの生息環境に近い温度を再現できるよう、研究所内には室温の異なる「恒温室」が6部屋設けられていました。
この恒温室で様々な種類のクラゲの赤ちゃんがそれぞれに適した環境で育てられています。

このような設備を備えているのも、世界でも加茂水族館だけなのだそうです。

恒温室。クラゲが暮らしやすい温度ですくすくと育ちます

たくさんのクラゲを生かすための「餌」

多くの種類のクラゲを飼育するためには、それぞれが食べる餌も常に用意しておかなければなりません。
中には何を食べるのかがまだ分かっていないクラゲもいて、そのようなクラゲの給餌は試行錯誤でされているとのことでした。

クラゲの餌を保管する大きな冷蔵庫

そして、クラゲの中には、ほかのクラゲを食べる種類もいます。
その餌となる一種が「ミズクラゲ」です。

なんと、大水槽「クラゲドリームシアター」で泳ぐミズクラゲは、やがてほかのクラゲの餌になるのだそう。
あの美しい水槽は展示水槽であると同時に、ほかのクラゲの餌となるミズクラゲの生け簀の役割も担っていました。

クラゲドリームシアターのミズクラゲたち

大水槽のミズクラゲは皆、「クラゲ研究所生まれ、クラゲ研究所育ち」とのこと。

「ポリプ」と呼ばれるクラゲになる前の状態から、1日経過ごとに違うビーカーに移し替えられながら大切に育てられています。

ミズクラゲになる前の「ポリプ」がいる水槽
ポリプの水槽の隣に、1日目のクラゲのビーカー、
2日目のクラゲのビーカーと順に並んでます

クラゲ研究所で生まれ、育ったクラゲが、別のクラゲの命を支える。

職員さんもおっしゃっていましたが、まさに自給自足です。
華やかな展示の裏側に命の連鎖があることを知りとても印象に残りました。

裏側を知って、クラゲの見え方が変わった

私たちが約100種類もの美しいクラゲを見られるのは、職員さんたちが日々積み重ねられている地道な研究と飼育の工夫があってこそなのだと知りました。

さらに、水族館の裏側まで惜しみなく見せてくださる懐の深さも素敵で、今回のツアーを通してますます加茂水族館のファンになりました!

これから加茂水族館に行かれる方には、バックヤードツアーのご参加をオススメします!


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