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「高校からでも十分間に合う理由」

中高一貫校では、中学の段階で高校範囲を先取りしている。
では、高校受験組も中学のうちから先取り学習をした方がいいのか。

この疑問はよく出ます。

結論から言うと、私は無理に先取りする必要はないと考えます。

理由はシンプルです。
費用対効果が悪いからです。

まず、自学での先取りは想像以上に時間がかかります。
理解に時間がかかるうえ、指導がない分、非効率になりやすい。

さらに重要なのは、
その努力が内申にも入試にも直結しないという点です。

学校の成績に反映されるわけでもなく、
高校受験の問題で直接問われるわけでもない。

そうなると、やっている本人にとっては
「何のためにやっているのか分からない」状態になりやすく、
ストレスだけが蓄積していきます。



それなら、その時間をどう使うべきか。

答えは明確で、
入試対策に集中するべきです。

・基礎の徹底
・頻出分野の強化
・過去問対策

これらに時間を使った方が、
合格可能性は確実に上がります。

「少しでも上の学校に行きたい」
「万全の状態で受験したい」

そう考えるなら、なおさらです。



では、中高一貫校との差は埋まらないのか。

ここも心配されがちですが、
実態はそれほど悲観する必要はありません。

多くの学校では、高校から入学した生徒に対して、
1年間で追いつくカリキュラムが組まれています。

最初の1年は確かに大変です。
ただ、周りも同じ条件なので、
クラス全体で一気に引き上げられていきます。

結果として、2年次以降は
内部進学組と同じ授業・同じ試験になります。

つまり、
「追いつけない」という構造にはなっていないのです。



それでも不安がある場合はどうするか。

この場合はタイミングが重要です。

おすすめは、
私立入試が終わってから入学までの約2ヶ月。

この期間なら、受験のプレッシャーもなく、
純粋に先取りに集中できます。

例えば、映像授業(東進など)を使えば、
自分のペースで進められるため、

数学・英語であれば
高校1年分程度は十分に進めることが可能です。



まとめると、

・中学段階での無理な先取りは非効率
・まずは入試対策を最優先
・高校入学後でも十分に追いつける
・不安なら「入試後」に短期集中で対応

この順序が、最も合理的です。


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