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第45話:割り算ができるのに、オムツが外れていない長男の話

※ 実話です。


長男は5歳の年長だ。

公文にも通っていないし、特に教えてもいないのに、足し算引き算はもちろん、かけ算と簡単な割り算ができる。どこで覚えたのかよくわからない。

ただ、オムツが外れていない。文字は読めるが書けない。


頭がいいのは確かだ。ただその分、困る部分もある。


親戚の噂話をしていると、全部覚えている。大人同士で話していた内容を、後からそのまま再現してくる。誰が何を言ったか、どういう話だったか、細部まで記憶している。迂闊なことを話せない。

自分が話したことも全部覚えている。夜這いという言葉を使ったことがある。何の文脈だったか忘れたが、長男はそれを覚えていた。武田久美子の水着の話もそうだ。なぜその話をしたのかも覚えていないが、長男は覚えていた。



頭の良さと生活能力が全く連動していない。割り算ができる子供がオムツをしている。文字を読める子供が文字を書けない。親としてどう対応すればいいのか、正直よくわからない。

記憶力が異常で、でもオムツが外れていない。

これが自分の長男だ。


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