発掘調査で会うと嬉しいもの、会いたくないもの┃埋蔵文化財発掘調査員のつぶやき④
皆さんこんにちは。
かろうじて埋蔵文化財発掘調査員をやっています「鯛のたい」です。
今回で4回目のつぶやきですね。
これまでの回を読んでくれた人、「すき」やフォローをくれた人、ありがとうございます。
励みになります。
まだの人はぜひ読んでみて下さい。そして「すき」を下さい。前回はこちら→
さて、今回は、発掘調査をしているときに、出会って嬉しいもの、会いたくないものです。
完全に個人の感想です。サクサク行きましょう。
【個人的に出会って嬉しいもの】
発掘調査で出会って嬉しいもの、せっかくなのでランキング形式で発表しましょう。
第5位は、

猫です。いるだけで癒されますよね。
人間は猫に支配されているって本当なんでしょうか。
続いて第4位は、

遺存状態の良い土器です。
やっぱり形が残っているものは嬉しいものです。
続いて第3位は、

明瞭な遺構のプラン(平面形のこと)です。
これが明確に確認できるだけで仕事の進み方が違います。はっきり残っているものは最高です。
第2位は、

水道設備です。
発掘調査は水をたくさん使います。手洗い、仮設トイレ、乾燥防止、遺物洗浄などなど。
水道が現場の近くまで引かれているかどうかは確認必須の重要項目です。
無いときは調査員がポリタンクで運びますからね。頼むから節水して。
そして、映えある第1位は、

木陰です。
日差しを遮るものがない発掘現場において、休憩時に休める木陰は神に等しいです。
母なる大地に感謝を捧げましょう。
なかなかいいランキングになりました。
次は出会いたくないものを見ていきましょう。
【個人的に会いたくないやつら】
第5位は、

蜂です。
言わずもがなの危険生物です。
殺虫剤よりコールドスプレーがいいと聞きました。
飛ぶやつよりも地面に巣をつくるやつが怖いです。
続いて第4位は、

謎の骨です。
骨が出ると、人骨の可能性があるため、警察官が来ることもあります。
骨には様々な情報があり、考古学的にたいへん価値のあるものなのですが、発掘現場で出るとその作業が一時的にストップするので少し厄介です。
あと、人骨なんて掘り出したら祟りが怖い。
続いて第3位は、

謎の金属片です。
不発弾の可能性もありますし、作業がストップします。
場合によっては、骨と同じように警察官や自衛隊のお世話になります。
骨と違って物理的に怖い。
次に第2位は、

モグラです。
こいつは大悪党です(好きな人はごめんなさい)。
遺構の土(覆土といいます)というのは、周りの土よりもあとに埋まるので柔らかくなっています。なので、モグラさんは遺構の覆土をもりもり掘り進むんですよね。
半分堀り残した断面から顔を出し、ベルトを破壊し、掘った土で精査した地表まで汚していきます。許せません。毛皮にしてやる。
さて、第1位は、

熊です。
殿堂入りです。普通に怖いです。
会ったことはありませんけど。
【最後に】
これで個人的ランキングは終わりです。いかがでしたか?今回本当に内容がないですね。
こうして見てみると、発掘調査は環境が大切だということがわかります。
発掘現場は、春夏秋冬それぞれ姿を変えるので、これが全てというわけではありません。
皆さんも機会があれば発掘に参加し、いろいろ感じてみて下さい。特に冬がおすすめですよ!
今回は、これで終わります。
読んでくださりありがとうございました。
次回は、ちょっと真面目に、「発掘調査と人手不足」について話せれば思います。
それでは。
