ダンジョン第81階層【実録】『最強ギルドを地獄へ引きずり込め!破滅の証拠と底辺モブの悪魔的脅迫』
前回の物語はこちら👇️👇️👇️
01:ロジカル・カウンター・ディフェンス〈論理的防壁の反撃〉
敵の本陣。
第一議定聖域(第一会議室)。
緊迫した空気の中で、俺の大胆な提案がさらに緊張感を増していく。
鮫島長老(役員)が、俺の提示した呪縛の血盟書(提案書)を見ながら、渋い顔をしている。
1分ほどの重苦しい沈黙が流れた後。

静かに鮫島長老(役員)が口を開いた。
「確かに、良いお話ですね」
「しかし、そういう提案であれば、他のギルド(企業)でも可能ではないですか」
「別に、田中工業に頼む必要もないと思いますがね」
冷徹な最強ギルド(大企業)の論理。
鮫島長老(役員)は一旦、こちらを値踏みするように強気な態度を示してきた。
俺も想定していた回答だ。冷静に反論を打ち付ける。

「鮫島長老(役員)。まずは整理をさせてください」
「この話には、2つの重要な理の急所(キーワード)があります」
「1つ目は、田中工業が伊藤統括導師(部長)の手によって、不当に不可逆の盟約(契約)を解除されている経緯があるということです」
「その理由が、因果を歪める汚濁供物(賄賂)の要求に応じなかったというならば……どうでしょう」
圧倒的…………………………!!
「2つ目は、他のギルド(会社)では現在、戦線補給(供給)が滞る可能性もあるということです」
「私ども魔導指導学校(資格学校)においては、常に未覚醒の信徒(生徒)を抱えております」
「その中でも優秀な信徒(生徒)を、常にレベルや人間性も理解しながら、魂の臨床録(カルテ)で厳密に管理しております」
「この2つのことから、鮫島長老(役員)が言われる『田中工業への配慮』と『どこにでもできる』というお話は、少し視点が違うように思います」
俺は一つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!
「発動せよ……!」

ロジカル・カウンター・ディフェンス〈論理的防壁の反撃〉ッ!!
完璧な論理の構築で、逃げ道を一つずつ確実に塞いでいく。
俺はさらに、畳みかけるように強烈な揺さぶりをかける。
02:アルティメット・スレット・ネゴシエーション〈究極の脅迫交渉〉
ここで俺は極度の緊張をごまかすため、無駄に余裕を見せようとする痛々しいルーティンに走った。
ふんぞり返って足を組もうと勢いよく足を跳ね上げた瞬間。
分厚いテーブルの裏側に、自らの膝の皿を思い切り強打してしまう。

「ぐはぁッ!」
骨が砕けるような激痛に、声を出せず白目を剥いて椅子の上で悶絶する羽目になる。

『おい、おっさん!』
『シリアスな脅しの最中に自らの膝を粉砕するとか、ただの自爆テロだ ワン!』
『一人で勝手に悶絶して、会議室の空気を完全に野戦病院に変えてる ワン!』
魔犬ツンの容赦なきジャッジメント・サタン〈魔犬の正論〉が俺の心臓を鋭く抉る! 痛恨的……………………………!!
俺は膝の激痛を腹の底に抑え込み、二つ目の物理刃(自分軸)を心の中で高らかに詠唱した!
「いでよ……!」

アルティメット・スレット・ネゴシエーション〈究極の脅迫交渉〉ッ!!
「私たちは、この盟約の対価記録(証拠)……」
「今後どのようにするかは、まだ決定していません」
戦慄的……………………………!!
「御社の対応次第では、今後世の中を騒ぎ立てる可能性も残っているのです」
「その点のご配慮も、ご検討ください」
悪魔的……………………………!!
俺の放った決死の脅迫刃。
その言葉を聞いた瞬間、余裕を見せていた鮫島長老(役員)の顔色が一気に変わった。
最強ギルドの威厳が、音を立てて崩れる瞬間だ。
慌てて、鮫島長老(役員)は言葉を選びながら弁明をする。

「な、何もそこまでの話をしているわけではないんだ」
「一般論として、メリットを確認したかっただけなんだよ」
「君の説明で、なぜ田中工業と御校を利用した方がいいかがよく理解できたよ」
完全に風向きが変わった。
そこで、たまらず隣にいた篠田先任導師(係長)が話に割って入る。

「この話については、一旦、個別でご相談させていただけませんか」
焦燥的……………………………!!
俺は、この場で一気に全てをまとめるつもりだった。
しかし、相手の上層部にとっては初耳の条件も多いはずだ。
これ以上踏み込んで即決を求めるのは、逆に警戒を強め、反発を招く恐れがあり難しいだろう。
03:タイムリミット・サスペンション〈期限付きの休戦〉
俺は少し譲歩する姿勢を見せる。

「確かに、分かりました」
「しかし、田中工業も伊藤統括導師(部長)による不当な契約解除から、王都の中枢(本社)からのクエスト(仕事)が入ってきていない状況にあります」
「断絶の境界線(期限)は設けさせていただきます」
「2週間でどうでしょう」
俺の突きつけた期限に対し、二人はこちらを見ながらヒソヒソと相談をしていた。
やがて、篠田先任導師から回答を得る。
「わかりました。この件については、その期限で進めましょう」
安堵的……………………………!!
全ての条件闘争(交渉)の条件については、話し合いにより大筋でまとまりつつある。
あとは、各自が陣営に持ち帰って同意を取ることだ。
俺は三つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!
「発動せよ……!」

タイムリミット・サスペンション〈期限付きの休戦〉ッ!!
なんとか、最悪の事態は免れ、田中工業の命脈を繋ぐ足がかりを得ることができた。
だが、この巨大な伏魔殿から無事に抜け出すまでは油断はできない。
04:ラスト・ワーニング・ブラフ〈最後の警告と虚勢〉
交渉が終わり、席を立ち上がる際。
最後に、鮫島長老(役員)から俺宛に不穏な言葉が投げかけられた。

「異次元おじさん」
「あなたは弱者の味方を気取って、優位に事を進めていると思っているかもしれませんが……」
「あまり、欲をかかない方がいいですよ」
氷結的……………………………!!
背筋が凍るような冷たい声。
これは、俺に対する最強ギルドからの明確な忠告(脅し)だ。
底辺のモブが調子に乗るなという絶対的強者からの牽制である。
だが、ここで怯むわけにはいかない。
俺も冷静に返答する。

「ご忠告ありがとうございます」
「条件闘争(交渉)とは、立場によって視点が違うものです」
「私も、王都の中枢(本社)の立場を勉強させていただきました」
俺は目を細め、四つ目の物理刃(自分軸)を心の中で高らかに詠唱した!
「いでよ……!」
ラスト・ワーニング・ブラフ〈最後の警告と虚勢〉ッ!!
「王都の中枢(本社)も、よくお調べになった方がいいですよ」
「幕引きするタイミングを間違えるととんでもないことになるのは……」
「世の常ですからね」
戦慄的……………………………!!
俺の放った言葉に、一瞬の火花が散る。

そして、鮫島長老(役員)と俺は、お互いに腹の底を探り合いながら、少し笑い合い、その場は収束していく。
恐ろしい化かし合いの宴が終わった。
俺は帰り道。
鮫島長老(役員)が残した言葉に、強い引っかかりを感じていた。
『あまり、欲をかかない方がいいですよ』
あの言葉は、俺たちを潰す「致命的なカード」を裏に持っているという暗示なのか。
それとも、ただの負け惜しみのブラフなのか。
俺には、それを確かめる術はない。

鮫島長老(役員)は、俺の挑発をどのように受け止めたのだろうか。
一抹の不安を抱えながら、俺は東都校の拠点へと戻った。
波乱を想定しながら、この条件闘争(交渉)はしばらく続く。 俺のMP(精神力)がゴリゴリと削られながら。
執着地点(ゴール)の見えないデスゲームが、まだまだ続くことになるのだ。
いざ、次なる階層へ。
【次回予告:ダンジョン第82階層】
最強ギルドとの極秘交渉からニ週間!
ついに運命の返答の時が来た!
しかし、伊藤統括導師(部長)の悪魔的な執念はまだ終わっていなかった!
水面下で蠢く更なる陰謀と俺たちを待ち受ける新たなる絶望の罠!
鮫島長老の残した「致命的なカード」が、ついに牙を剥くのか!?
先の見えないデスゲームに、異次元おじさんのMPは再び限界突破の危機に!
次なる死闘が今、幕を開ける!
最後までお付き合いありがとうございます。
【お知らせ】
異次元おじさんの魔道具店リニュアル!!
日々のクソゲー攻略の新しい禁断の書や魔道具がお手頃価格で出品中!!
他では絶対に手に入らない異次元おじさんの視点の魔道具が出品中!!
理不尽なクソゲーからの解放される逸品揃い!!👇️👇️👇️👇️
【迷宮の深淵へようこそ】
この 「クソゲー(社会)」 から強制ログアウトさせられた、時給1,100円スタートの男の生存戦略。

覚悟がある奴だけ、次のページをめくれ。
まさにこのダンジョンへの現在の最下層までの探索が一気にしたい冒険者はこちら👇️👇️
異次元おじさんの自己紹介はこちら👇️👇️
いいなと思ったら応援しよう!
執筆継続のためのMPの回復ポーション受付中!皆様のチップで私のやる気が爆上がりし、供物(生活費)という名の守備力も強化されます。頂いた支援は私の「PPR(個人再構築)」プロジェクトの運転資金として最適に配分され、記事のクオリティを劇的に改善します。ポチッと回復魔法を!