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ダンジョン第41階層【実録】『大魔女との共闘と孤独!深夜の魔導設計書と東都校大掃除計画』

前回の物語はこちら👇️👇️👇️



01:アイソレート・ディターミネーション〈孤独なる決意〉


東都校の魔導女師(女性講師)たちとの重苦しい深層対話(面談)が終わり、お互いの意見は出尽くした。

彼女たちの淀んだ態度を振り返ると、今後の改革に対する相当な反発が予想される。

もし、影響力のあるリーダー格の増田に同調しボイコットにでも発展すれば、致命的な運営不可能状態へと直結してしまう。

破滅的…………………………!!

信徒(生徒)に影響を出さずに、いかにしてこの腐敗した魔境(組織)に道筋をつけるか。

俺は、まずは彼女たちの意見を組み入れ、少しずつ信頼を勝ち取るフェーズを作らない限り現状打破は厳しいと判断した。

俺は己の心に、 アイソレート・ディターミネーション〈孤独なる決意(方針の乖離)〉 を深く刻み込んだ。

一方で、大魔女(現場責任者)の考えは俺と完全に対照的であった。

彼女が管轄する契約狩猟官(営業)に関しては、一時的に奉納の戦果(営業成績)が下がろうとも、人員を刷新する腹積もりだ。

新しい手法が定着するまでの損害は、容認していくと割り切っている。

最悪、西都校から人員を赴任させれば代替は利くからだ。

圧倒的……………………………!!

これが、魔導指導団(教務)と契約狩猟官(営業)の決定的な違いである。

俺が管轄する魔導指導団に関しては、過激な路線は取らずいかにソフトランディングに落とし込むかが鍵となる。

信徒(生徒)に迷惑がかからないようにすることを第一優先とする。

思考を巡らせていると、大魔女が冷たい声で確認してきた。

「大体分かったの。ねえ、聞いてるの」

俺は我に返り、慌てて返答する。

「はい」

「契約狩猟官(営業)についてはお任せいたします」

「私の魔導指導団(教務)プランは、明日までにまとめたものを提出します」

「金曜日に臨むということでよろしいでしょうか」

大魔女は渋々といった表情で了承のサインを出した。

「分かったわ」

最近、この冷徹な上司と話す量が格段に増える。

少しずつバディ感が高まってきているように感じた。

彼女の威圧的な姿勢の裏には、重い責任感という確かな筋が通っている。

責任者ゆえの深い孤独。

それを垣間見た一瞬だった。


02:ミッドナイト・ドキュメント・フォージ〈深夜の魔導設計〉

西都校へ帰還した俺は、絶対領域(アビス・フィールド)を離れる。

地下修練場(教室)へと逃げ込んだ。

激しい消耗でMP(精神力)は限界を迎えていた。

明日の提出に向けて過酷な ミッドナイト・ドキュメント・フォージ〈深夜の魔導設計(資料作成)〉 を始めなければならない。

そこへ、魔導指導団の団長(窓際管理職)の山本がやってきた。

「東都校はどうだった」

「いや、思った以上にひどかったですよ」

「今思うと、この西都校が随分とマシに見えます」

「私がいない間に何か異変はありましたか」

「別に特になかったけどね」

俺は少し安心して、魔導女師(女性講師)の水谷と斉藤の様子を伺った。

二人の穏やかな笑顔を見て、大きなトラブルは起きていないと判断した。

おれは慌てて、自分の席へと戻る。

絶望的………………………!!

東都校の惨状を立て直す。

具体的なプランを提示しなければならない。

言葉で理想を語るのは簡単だ。

大魔女が納得する魔導設計書(企画書)に落とし込むのは至難の業だ。

俺は極度のプレッシャーから、無意識に全身の関節を「ポキキキッ!」と不気味に鳴らして己を鼓舞する。

威嚇しようとする痛々しいルーティンに走った。

しかし、勢い余って首の筋をピキッと違える。

涙目で必死に激痛を堪える羽目になる。

『おい、おっさん!』

『関節鳴らして強者ぶろうとした挙句に首を痛めるとか、ただの自業自得だ ワン!』

『疲労困憊のポンコツ挙動で、完全に周囲からドン引きされてる ワン!』

魔犬ツンの冷酷無比な言語刃が、俺の心臓を鋭く抉る!

痛恨的…!

俺は首の激痛に耐えながら我に返る。

一つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!

「発動せよ……! 」

シャドウ・ワーク〈勤務時間外の調査〉ッ!!

まずは、タスクリストの作成からだ。

東都校の荒れ果てた修練場(教室)を、綺麗な修練の場へと浄化する。

そのためには、備品や魔導板(パソコン)の厳密な管理台帳を作成し、運用方法をまとめたオペレーション・グリモワール(業務手順)を策定する必要がある。

最も重要なのは、東都校の魔導女師(女性講師)たちへ。

この大掃除が・・・・

「何のメリットになるのか」

それを明確にすることだ。

俺の目的は、信徒(生徒)たちに最高の環境を提供することだ。

その情熱をすべて魔導板(パソコン)に叩き込む。

日付が変わる頃。

ようやく資料の骨格を組み上げた。


03:テンパレート・アビス・フィールド〈緩和された絶対領域〉


翌朝。

俺は出社する。

朝一番に大魔女の元へ向かい、本日の予定を確認した。

「本日、どこかで10分ほどお時間をいただけないでしょうか」

「午後1時から3時の間なら、いいわよ」

「それでは、1時からでお願いいたします」

短いやり取りを終え、俺はその場を立ち去った。

その際。

俺の頭にある疑問がよぎった。

大魔女の周囲に常に展開されている絶対領域(アビス・フィールド)の刺すような冷気が、今日はほとんど感じられなかったのだ。

驚愕的…!

むしろ、ほんの少しだけ温かみすら感じる。

もしかすると、大魔女もこれまではたった一人で全てを背負い、強烈な孤独の中で気を張っていたのかもしれない。

それが何の因果か。

俺という底辺のバディを得たことで、少しだけ気持ちが晴れやかになったのだろうか。

俺はそんな状態を、密かに テンパレート・アビス・フィールド〈緩和された絶対領域(上司の軟化)〉 と名付けた。

あくまで勝手な憶測に過ぎない。

だが、今日俺が肌で受けたその空気は、決して悪いものではなかった。

奇跡的……………………………!!

そして、約束の午後13時。

俺は携行食(お弁当)を急いで胃に流し込む。

大魔女の部屋へと向かった。

扉を開ける。

大魔女はこちらに視線を向ける。

無言のアイコンタクトで絶対領域(アビス・フィールド)の奥へと合図を送ってきた。

最近では、言葉を交わさずとも、この僅かな仕草だけで彼女の意図がスムーズに理解できるようになっている。

俺は意を決して、彼女の対面に腰を下ろす。

大魔女が、静かに開口一番の問いを発した。

「で、出来上がったの」

俺は手元のファイルを開く。

二つ目の物理刃(自分軸)を心の中で強く詠唱した!

「発動せよ……! 」

プロファイリング・リサーチ〈深層分析(事前調査)〉ッ!!

「はい」

「こちらをご覧ください」

大魔女の表情に、微かな変化が走った。


04:サバイバル・アーキテクチャ・プレゼン〈生還構造の提示〉


俺は彼女の目を真っ直ぐに見据えて続ける。

「結論から申し上げます。」

「信徒(生徒)に一切の影響が出ないようにする」

「魔導女師(女性講師)陣の資質について」

「当面は問わないことといたします」

「その上で、究極の断捨離」

「大掃除プロジェクトを立ち上げます」

空前絶後的………………………!!

大魔女は、驚く様子もなく静かに資料へと目を落としていた。

「究極にシンプルにする」

「合理的な運営の仕方を定着させます」

「個人の感覚にとらわれない」

「強固な管理方法です」

俺はさらに言葉に熱を込めた。

これが俺の導き出した。

 サバイバル・アーキテクチャ・プレゼン〈生還構造の提示(改革案の承認)〉 の全貌である。

「そして、ここからが重要です。」

「後進の発掘です!」

「新しい人材」

「もしくは現状でくすぶっている魔導女師(女性講師)を、我々の手で育成します」

「古参の講師たちが新しいやり方に抵抗する」

「火を見るより明らかです」

戦慄的…………………………!!

「だからこそ、我々が理想を掲げる」

「新しい講師を育て上げることで、組織内のロールモデルを確立するのです」

「そうすることで、古参講師の離脱へのリスク分散を図ります」

「特に、影響力の強いリーダー格の増田さんには、何としてもその『信』を取りに行きます」

俺は三つ目の物理刃(自分軸)を心の中で高らかに詠唱した!

「いでよ……! 」

アルティメット・サクリファイス・オファー〈背水の陣の直訴〉ッ!!

大魔女は、俺の熱弁を最後まで黙って聞いていた。

そして静かに顔を上げる。

凄みのある声で短く答えた。

「大体、分かったわ」

「それで進めてちょうだい」

「ただし、報告だけは絶対に忘れないようにね」

「私が知らないなんてことが、絶対にないように」

小悪魔的…!

「分かりました」

俺は深く頷いた。

最近、この大魔女とのヒリヒリするようなやり取りが心地よくなってきている。

以前の怯えるだけの関係から、心の通ったコミュニケーションが取れ始めていると感じていた。

だが、油断は禁物だ。

もともと彼女は、見た目においては完全に俺のタイプである。

自分を厳しく律していく。

彼女の魅力と支配力に絡め取られる。

完全に盲目の虜になってしまいそうだ。

俺は、大魔女の奥底にある真の狙いに魅了されつつある己の心に、強くブレーキをかけた。

致命的…………………………!!

この周到な準備と決意を持って。

明日、俺たちはついに決戦の地、東都校へと向かう。

狂気的…………………………なのか!!


【次回予告:ダンジョン第42階層】


ついに決戦の地・東都校へと乗り込んだ俺と大魔女!

待ち受けていたのは、冷え切った視線と無気力な魔導女師(女性講師)たちの厚い壁だった!

俺の渾身の「大掃除プロジェクト」は、彼女たちの心を動かすことができるのか!?

それとも、リーダー増田の反逆により、早くも計画は崩壊してしまうのか!?

息の詰まる心理戦と、大魔女の冷徹な一瞥が交錯する!

次なる死闘が今、幕を開ける! 次階層を見逃すな!

最後までお付き合いありがとうございます。

一気にこれまでの概要を知りたい方はこちらから👇️👇️


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