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ダンジョン第33階層【実録】『奇跡の下剋上と悪魔の囁き!見習い魔導師が契約の収穫録を凌駕した日』

前回の物語はこちら👇️👇️👇️

01:テレパシック・フォローアップ〈遠隔念話追跡〉



昨日。


団長から送ってもらった本部宛の大審判(試験本番)の生還率(合格率)の結果。


現在、本部ではグループ全体での取りまとめているらしい。




俺の心の奥底。



「全体で、果たして俺たちの結果はどうだったのか」

強烈な魂の重圧(プレッシャー)で頭がいっぱいであった。


焦燥的………………………………!!


家に帰宅後。



下級回復薬(コンビニ飯)すら喉を通らない。

胃がキリキリと痛み続ける始末だ。



少なくとも。


泥臭く修練の刻(勉強時間)を重ねた信徒(受講生)。

一様に「生還」の確定(合格)を掴み取れたようにも思える。



だが中には、日頃の術式の適合率(スコア)が高くとも、本番の重圧に飲まれ実力が発揮できなかった者もいた。



極度の緊張をごまかす。

俺は体臭を気にして時折ワキのニオイを嗅ぐ。



漂う古の魔導師の残り香(加齢臭)を強大な魔力と勘違いする。

痛々しい行動に走る。

『おい、おっさん!』

『悪臭で現実逃避しても結果は変わらない ワン!』

『それは魔力じゃなくてただの老廃物だ ワン!』


魔犬ツンの正論。

俺の心臓に深々と突き刺す!

痛い。


その痛みで目が覚めた。


俺は通信魔導具(携帯電話)を取り出す。


一つ目の物理刃(アナログスキル)を詠唱した!



「発動せよ……!」



テレパシック・フォローアップ〈遠隔念話追跡(結果フォロー電話)〉ッ!!



信徒(受講生)へ一人ひとり連絡を入れる。

泥臭い行動だ。



私の声を聞き悔し泣きする者。

電話越しで淡々と敗因を分析する者。

大声で喜ぶ者。




寄り添うことで気持ちの通った対話ができた。



その中で全員とは言えない。

確かな信頼を少しは勝ち取った気がしていた。




02:エモーショナル・カウンセリング〈感情共鳴指導〉




その信頼関係もあり、生還の選別(合否)の結果。


「今後、どうしたらいいか」


信徒(生徒)から切実な相談が当然ついてくる。

悲痛的……………………………!!



「異次元おじさん……」

「私は今回、残念ながら努力が伴わない」

「試験に落ちてしまったんです」

「今後私はどうしたらいいですか」


通信魔導具(携帯電話)の向こう。


ある信徒(受講生)が消え入りそうな声で呟いた。

その声には、自身への失望と行く宛を失った不安が滲んでいた。


「確かに」

「残念な結果に終わった」

「君が泥臭く努力して頑張った過程は絶対に大切だったと思うよ」


私は優しく語りかけた。


俺は、無意識に自分の侵食される王冠(薄毛)を隠すために無い髪をかきあげる。

現実逃避する痛々しいルーティンだ。

すぐに気を取り直す。


二つ目の物理刃(アナログスキル)を発動した!


「喰らえ……!」


エモーショナル・カウンセリング〈感情共鳴指導(進路相談)〉ッ!!


基本指南書(マニュアル)を完全に無視する。


自分の魂の血(本音)である言葉で相手の道を開く。

一対一の秘儀(個別相談)だ!



驚嘆的…………………!!



「あなた自身」

「すでに答えを持ってるんじゃないのかな」

「まだこの技能を深く知りたい?」

「それとも仕事に役立てたい?」

「異世界転生(転職・キャリアチェンジ)をしたいのかな。」

「それによって方向性は大きく違う」

「もう1回次の大審判(試験本番)にチャレンジする」

「実践的な修練会(講座)を習う」

「全く別のチャレンジをしてもいい。」

「自分の心によく聞いてみることじゃないかな。」

「私が魔導師(講師)としてできるのは、君が技能を磨くなら全力で応援することかな」


すると、彼女の声色に光が宿った。


「私、試験はもちろんまたチャレンジしたいんだけど……」

「その間、時間があるじゃないですか」

「もっと高度な技能の勉強にも興味があるんです」

「異次元おじさんは、その担当じゃないの? 」

「もっと教えて欲しいです」



圧倒的信頼………………………!!



彼女は落胆の底にいるはず。

すでに新しい方向へ顔を向けていた。



泥臭いエモーショナル・カウンセリング〈感情共鳴指導(進路相談)〉


築き上げた信頼関係は、確かな前進を生んだ。


全員に電話をかけたことで深い相談もあった。


結果、この魔導指導学校(資格学校)でもう一度勉強したいという集団が確実に増えたのである。



03:セールス・オーバーライド〈営業力凌駕〉



それは決して俺一人の力ではない。



魔導女師(女性講師)の水谷さんや斉藤さん。



そして、取り巻く環境が前向きに変化した結果である。


その泥臭い相談の輪。

土壇場になってとんでもない奇跡を呼び起こしている。

また新しい60人もの信徒(受講生)たち。


別の修練の志願(申込)のチャレンジが追加されることになった!

俺は歓喜のあまり無駄に大げさなオーバーリアクションを取った。


一人でガッツポーズを決めようとする。



肩の関節をバキッと鳴る。

激痛でうずくまる痛々しい行動に走ってしまった。

だが、痛みに耐える。


三つ目の物理刃(アナログスキル)を発動した!


「いでよ……!」


セールス・オーバーライド〈営業力凌駕(講師の売上超え)〉ッ!!


信徒(受講生)の未来を案じて親身に相談に乗った。

その行動が、莫大な宝物庫(売上)の数字へと転換する究極の錬金術だ!



驚天動地………………………!!


結果は前代未聞だった。

徹底的な収穫至上の掟(営業第一主義)を掲げる魔導指導学校(資格学校)だ。


「初めて、魔導師(講師)が各探索者(営業マン)の獲得数字を上回る」




圧倒的な数字を叩き出したのだ!


規格外的…………………!!


それは、本来のこの学校が強要する、ダーク・テレパシー・コール〈暗黒念話営業(強引な勧誘)〉。


そのスタイルとは全く異なる。



新しい信徒(受講生)の「本物の信頼関係」だった。

純粋で新しい宝物庫(売上)を意味していた。




俺はあくまでも、深層対話(面談)。


彼らの将来を心から心配したまでだ。

だが、その真摯な向き合い方。


結果的に本人たちが自分で決断をする。

自立への道を開く。

自ら進んで新たな試練へチャレンジする。


ポジティブな循環へと完全に変わっていったのである。



この日。


俺たちはシステムの歯車であることをやめた。

人と人との繋がりによって、組織の悪魔的丸投げ体質(責任回避の組織文化)を実力でねじ伏せた。



このセールス・オーバーライド〈営業力凌駕(講師の売上超え)〉が、確実に組織を揺るがしていた。


この結果。


これは奉納の選定営業コンペ)の呪縛(ノルマ)を最終日に達成することになる。



04:アブソリュート・ドミネーション〈絶対的支配の重圧〉



そして、2日後。



魔導指導団の団長(教務主任)宛。


本部から一通の手紙が届いた。



その中。


今回の大審判(試験本番)における全体の結果と順位が詳細に記載されていた。

その結果の紙があった。


執務の間(執務室)の宝物庫(売上)の掲示板。



大々的に張り出されていた。


どき…………………………。

どき…………………………。


俺は息を呑んでその紙を見上げた。


そこには、試験の1級、2級。


一番上に俺たちが所属する魔導指導学校(資格学校)の名前が堂々と記載されていた。



1位だ。


ぶっちぎりの完全勝利だ。


熱狂的………………………歓喜……………………………!!



俺は今までの理不尽と苦悩の連続の中。


この結果。


やっと一つの大きな扉を開いた。

深い充実感に包まれていた。



これからの茨の道が開いたことを意味する切迫感。


少し目が潤んだ。

だが、その状況の中。


しっかりと前を見る俺の眼差しは鋭く輝いていた。


「やったぞ……」

「俺は生き残ったんだ」


その結果の紙を眺めている俺のすぐ後ろ。

耳元で氷のように冷たく囁く人物がいた。


「あなた……………………」

「色々あったけど………………………」

「なんとか首の皮一枚繋がったわよね………」


振り返る。


そこには冷徹なる大魔女が立っていた。

相変わらずのアブソリュート・テリトリー(絶対不可侵領域)を纏っていた。

威圧的なオーラを放っている。



「それでも、これからが大変よ」

「私はそんなに甘くないわよ」

「でもね」

「今回は、評価してあげるわ」


一瞬。


「勝てる!」


思惑だった。

俺の背筋に嫌な汗が伝い落ちる。


戦慄的………………………!!

無慈悲的宣告…………………………!!


「そこで」

「あなたに『提案』があるの?」


懐疑的………………………破滅的………………………!!


来た。

いつもそうだ。



彼女が『提案』と言った時。


俺にとっては最悪の理不尽な呪い(無茶振り)しか待っていないのだ!

一瞬にして俺の心臓は深い谷へと突き落とされた。



アブソリュート・ドミネーション〈絶対的支配の重圧(大魔女からの提案)〉


俺に襲いかかる。



新たな絶望の試練。

待ち受けていたのであった。



【次回予告:ダンジョン第34階層】


生存の共同戦線(グループ)中で1位の圧倒的勝利をもぎ取った。

歓喜の頂点に立つ俺たち!

しかし、息つく暇もなく冷徹なる大魔女(現場責任者)から放たれた最悪の「提案」。

その言葉は、平穏を完全に打ち砕く新たなる地獄への片道切符だった!

次々と押し寄せる理不尽な呪い(無茶振り)の連鎖。

俺のMPはついに限界を迎えるのか!?

絶望の底で足掻き続けるおじさんの命運はいかに!

予測不能の次階層を見逃すな!

最後までお付き合いありがとうございます。


【迷宮の深淵へようこそ】


この「クソゲー(社会)」から強制ログアウトさせられた、時給1,100円スタートの男の生存戦略。

理不尽な魔境でMPを削られ、絶望の淵にいるならば、今すぐ「フォロー」ボタンを押し、私と共に泥臭く這い上がる同志となれ。

共鳴の「スキ」が、次なる階層の扉を開く鍵となる。

覚悟がある奴だけ、次のページをめくれ。

まさにこのダンジョンへの現在の最下層までの探索が一気にしたい冒険者はこちら👇️👇️

https://note.com/deep_lupine8918/m/m574c80fc192f

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異次元おじさんの自己紹介はこちら👇️👇️

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