【教員の原則】残業の正体は「とりあえず取っておく」という判断の先送りにあった
仕事が増える瞬間は、
大きな業務が降ってきたときではありません。
ほとんどの場合、
「とりあえず、取っておこか」
この思考から始まります。
・あとで見ようと思って積んだプリント
・念のため残している去年の資料
・いつか使うかもしれない指導案
・会議の資料
・図工の作品
・評価が終わった子どもたちの振り返り
気づけば、机も棚も、頭の中もいっぱいになる。
でも、仕事がしんどくなる理由は
「仕事量が多いから」ではありません。
判断を先送りした仕事が、残り続けているからです。
「とりあえず」は、仕事を終わらせない合図
「とりあえず」は便利な言葉です。
その場の判断を、後ろにずらせるからです。
でも、その瞬間、仕事は終わりません。
終わらなかった仕事は、
次の日も、次の週も、ずっと残ります。
しかも厄介なのは、
その仕事が目に見えなくなることです。
プリントの山の中に埋もれ、
データの奥に沈み、
頭の片隅で「気になる存在」として居座る。
これが、残業の正体です。
物が増えると、仕事も増える
物が増えると、管理が必要になります。
探す。
分ける。
確認する。
捨てるか迷う。
本来いらなかったはずの作業が、
確実に時間を奪っていきます。
私は、はっきり決めています。
使わない物は、捨てる。
使う予定が立っていない物は、
「可能性」ではなく「負担」です。
判断しない仕事は、必ず後で重くなる
仕事が回らなくなるときほど、
判断を後回しにしがちです。
・今決めなくていいか
・後でまとめてやろう
・忙しいから、とりあえず置いておこう
でも、判断をしなかった仕事は、
後で必ず、倍の重さで返ってきます。
私は、完璧な判断をしようとしません。
・今やる
・今はやらない
・誰かに渡す
・やらない
このどれかに、必ず振り分けます
保留という選択肢を、極力減らします。
仕事が回っている人は、「捨てる」が早い
仕事が回っている人ほど、
判断が早く、切り替えも早い。
使わない物を持たない。
曖昧な仕事を溜めない。
だから、頭の中が空きます。
空くから、必要な判断ができます。
「とりあえず」をやめるだけで、残業は減る
特別な効率化はいりません。
新しいツールも、アプリもいりません。
・取らない
・残さない
・抱えない
この原則だけで、
仕事の重さは確実に変わります。
残業の原因は、忙しさではありません。
「とりあえず取っておく」という、小さな判断の積み重ねです。
これをやめられたとき、
教室も、机も、頭の中も、
少しずつ回り始めます。
