防災┋つなぎ&まもり#41:水はあるのに、使えない
水は出るのに、困る。
これ、どういう状態か分かりますか?
止まっているわけじゃない。
でも、自由に使えない。
そんな“中途半端な不便さ”が、
一番生活を苦しくします。
防災というと、
「水が止まる」ことは想像しやすいですよね。
でも——
水は出るのに、使えない。
朝の準備。
トイレ。
食事のあと片付け。
いつも通りの生活が、少しずつ崩れていく。
それが、渇水という災害です。
私たちは1日で、
どれくらい水を使っていると思いますか?
答えは、
1人あたり約200〜300リットル。
ペットボトルにすると、
100本以上になります。
もしこの水が、
「使っていい量が決まる」としたら——
あなたの生活は、どこから崩れますか?
■ マガジン案内
この「やさしい防災note」は、
防災を“日常の言葉”で、やさしく伝えるシリーズです。
つなぎ&まもりの会話と、中の人の視点で、
「無理なく続く備え」を一緒に考えていきます。
■ 会話パート
なび
「なるほどです…!最近、節水の話が増えてきてますよね。
“断水ではないけど制限がかかる可能性”って言われてて…」
まもり
「え、水が出るなら大丈夫じゃないの?って思っちゃうかも…」
つなぎ
「そこがポイントだね。
“出るけど自由に使えない”状態が、一番生活に影響が出やすいんだよ」
まもり
「それ、仕事にも影響出そう…
お店って水めっちゃ使うし、営業できなくなっちゃうよね…」
ことな
「家でも困るよね。
洗濯とか、お風呂とか…子どもいると回せなくなると大変だし」
なび
「はい…実際に過去の渇水では、学校の休校や工場の停止もありました」
まもり
「え、そんなに…?
お風呂入れないとかだけじゃないんだ…」
つなぎ
「うん。それとね——」
つなぎ
「一番困るのは、トイレなんだよ」
ことな
「…あ、それは困る。
家でもすぐ影響出るよね」
なび
「はい。水が制限されると、
トイレが流せなくなるケースもあります」
まもり
「え、トイレってそんなに水使うの?」
つなぎ
「1回流すのに、だいたい6〜10リットルくらい。
回数が重なると、かなりの量になるんだ」
ことな
「それ、子どもいると回数も多いし…
我慢させるのも難しいよね」
なび
「衛生面の問題もあって、
感染症のリスクにもつながります」
まもり
「うわ…それはちょっと怖いかも」
つなぎ
「だからこそ——」
「簡易トイレの備えが大事なんだよ」
■ やさしい専門パート
水の問題というと、「断水」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、渇水は少し違います。
水は出る。
でも、「自由に使えない」。
それが、いちばん困る状態です。
水は、生活のさまざまな場面で使われています。
・お風呂
・トイレ
・食事(調理や洗い物)
これらはどれも、
「止めることが難しいもの」です。
だからこそ——
水の量が制限されると、
生活全体のバランスが崩れていきます。
つまり渇水は、
👉 水がなくなる災害ではなく
👉 生活のバランスが崩れる災害です
■ 行動ポイント
ことな
「じゃあ、どう備えたらいいかな?
家の中でできること、知っておきたいな」
つなぎ
「難しく考えなくて大丈夫。
“今の使い方を少し変える”だけでも、立派な備えになるよ」
まもり
「例えばどんなこと?」
つなぎ
「例えば——」
・歯みがきはコップで
・食器はまとめて洗う
・シャワーはこまめに止める
・簡易トイレを備えておく
なび
「それだけでも、かなりの水が守れます」
つなぎ
「特にトイレは、“我慢できない”からね。
水とは別で備えておくと安心だよ」
つなぎ
「それともう一つ大事なのが——」
👉 「飲む水」と「使う水」を分けること
ことな
「なるほど…
家の中でもできること、ちゃんとあるんだね」
つなぎ
「そう。
お風呂の残り湯なんかも、立派な“備え”になるよ」
■ まとめ
まもり
「仕事でも影響出るって思うと、ちょっと怖くなってきた…」
なび
「はい…“気づきにくい災害”だからこそ、早めの意識が大事です」
ことな
「家の中のことも、ちゃんと考えておかないとだね。
いつも通りができなくなるのって、思ったより大きいし」
つなぎ
「うん。
特別なことをしなくてもいい。
“いつもの使い方を少し変える”だけで、未来は変えられるよ」
■ あとがき
あなたの生活の中で、
「水を一番使っている場面」はどこですか?
水は、“あるのが当たり前”になりやすいものです。
でも——
その当たり前が少し変わるだけで、
生活は大きく揺らぎます。
今日の中で、ひとつだけ。
水の使い方を見直してみませんか。
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