放送大学の放送授業を受けた感想: 初歩からの生物学(’24)

感想一覧: https://note.com/deft_aster9075/n/n0803d98563a1

授業について

この科目は自然と環境コースの導入科目です。
内容としては名前の通り、生物学に入門するものでした。

私の生物学の学習歴を述べると、高校時代は生物をさわりレベルしか履修したことがなく、大学時代に同様の科目を一応履修したことがある、という感じです。
前者に起因する知識面での不安があり、後者の知識も薄れつつあるので履修しました。

ネットで放送授業のレビューを見ると「初歩からの〜は難しい」というレビューをよく見かけます。
しかし、初歩からの生物学(’24)は全体的に前提知識がなくても理解できるように設計されていると感じました。
具体的な例を挙げるならば、生物の体内で起こる化学反応について、化学の領域に立ち入らないようにうまく説明されていました。
生態学で数式やグラフが少々出てくる場面もありますが、ほんの一部だけなのでどうにかなると思います…….多分。
そのような感じなので、そこまで心配しなくても大丈夫だと思います。

ミクロな世界 (生命情報科学) が専門の二河先生とマクロな世界 (環境生態学) が専門の加藤先生がそれぞれの専門分野に関連する授業を担当しており、生物学のミクロな世界とマクロな世界を両方概観できる科目だと感じました。
これらの先生がミクロな世界とマクロな世界をそれぞれ掘り下げて教えていくのが放送大学の生物学の授業なのでしょう。
メタな視点になりますが、両方の世界をカバーできる上手い教員配置だと感じました。
私は元々ミクロな世界に興味がありましたが、授業を受けてみて、やはりどちらかといえばそちらの方に興味があると感じました。

また、先ほど生態学で数式が出てくる場面があると書きましたが、その中の一つにロジスティック式 (ロジスティック関数) がありました。
ロジスティック関数というと、人工知能におけるニューラルネットワークで用いられるシグモイド関数の一つというイメージがありましたが、元々生態学の分野の数式だったようで、そこにリンクするんだという発見がありました。

他にも、先ほど化学の領域に立ち入らないように説明していたと述べましたが、それはすなわち、本来立ち入る必要があるものをうまくラップしているということで、深く理解するには化学の知識も必要なのだろうと感じました。
化学は大学受験で使いましたが、それ以降は知識のI/O (インプット/アウトプット) を行う機会がなく、忘却の彼方になっているので、化学についても初歩からやり直した方が良いのだろうと思います。

勉強方法について

上記のスタイルで進めました。
ただ、印刷教材が届いてから学期が始まるまでの間に体調を崩してしまい、この期間はあまり学習を進められませんでした。
それにより、面接授業の受講等により進められなかった分を年末年始等で巻き返す形になってしまったので、 (体調不良等ないのであれば) 印刷教材が届いたら学期が始まるまでにある程度進めておいた方が良いのだろうと感じました。

受講してみてどうだったか

前提知識を求められない科目でありながらも、生物学の概要を掴み、今後の生物学関連の学習の方向性を見出すことができたと感じます。
名前の通り、生物学の第一歩を踏み出したい人に良い科目だと思います。

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