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仕事を辞めた後、何もする気になれなかった

前回の投稿では、
働くことに限界を感じてしまい、
会社を辞める決断をした時のことを書きました。

今回はその続きとして、
仕事を辞めた後の自分がどんな状態だったのか
について書いていこうと思います。

前回のお話はこちら⬇️

それでは本編に入ります。


何もしなくていい時間

仕事を辞めた直後、
最初に感じたのは解放感でした。

「もう無理をしなくていいんだ…」

その安心感がとても大きかったのを覚えています。

・会社へ行くことを考えなくていい
・人間関係に気を遣わなくていい
・仕事のことを考えながら眠る必要もない

今までずっと気になっていたことや
不安だったことを考えなくても良くなったことで
気持ち的にはホッとしていました。

ただ、自分のメンタル的に仕事を辞めたのは
良かったものの、この時は特に何かやりたいことがあったわけではありませんでした。

「これからどうしよう…」

そんな不安はありましたが、それ以上に
「今は何も考えたくない」
という気持ちの方が強かったのだと思います。

幸いにも物欲があまりない性格だったこともあり、
多少の貯金は残っていたので、
「とりあえずは…」
と期間を決めずに休むことを決めました。


好きだったものを取り戻すように

仕事を辞めて1週間が経つと、
落ち込んでいた気分も多少マシになってきました。

ただ、今度は何もしないでいることが
退屈になってきたので、
今まで余裕がなくてできなかったことを
まるで取り戻すかのようにやりました。

・アニメを観る
・映画を観る
・ゲームをする
・夜更かしをする
・アウトドアを楽しむ

社会人になってからの休日といえば、
家事をやった後に疲れて寝るだけの
生活を送っていたので、
好きなことにたっぷりと時間を使えるのは
純粋に嬉しかったです。

「これがやりたかったんだよな!」

そんなふうに思いながら過ごしていました。

時間を気にせず、好きなものに触れて、
自分のペースで生活する。

最初のうちは本当に楽しかったと思います。


それでも満たされなかった

ただ、そんな理想的とも思える生活も、
続けるうちに少しずつ違和感を
感じるようになっていきました。

確かに楽しい。
好きなこともできている。
それなのに、どこか満たされない。

「自分は何をしているんだろう?」

そうやって考える時間が増えていき、
何かをやった後の虚無感も強くなっていきました。

働いていなかったことで自己肯定感が下がり、
好きだったことや趣味にも
身が入らなくなっていったのです。

何もしていない自分に焦りを感じ始め、
あんなにも休みたかったはずなのに、
今度は"休み続けること"そのものが
苦しくなっていきました。

“自由”になったことで、
自分自身と向き合う時間が増えていき、
「このままじゃ駄目だ」
という気持ちが強くなっていたのだと思います。


何がしたいのか

休んでから1ヶ月が経過すると、
何もしていない自分が嫌になり、
ようやく自分が何をやりたいのかを
考え始めるようになりました。

「なぜ、仕事を続けることができなかったのか?」

そんな問いがずっと自分の中でぐるぐると
回り続けましたが、答えは出ませんでした。

誰かの役に立ちたかったという気持ちは
嘘ではなかったですし、仕事内容が難しくて、
手がつかなかったわけでもありません。
人間関係が悪かったわけでもありません。

「じゃあ、なんで…」

何が嫌だったのかすら、
うまく言葉にできませんでした。

この時の私はまだ、
"自分軸で生きることの大切さ"
理解できていなかったのです。


分からないまま進むしかなかった

自分のことを考える時間が増えたからといって、
急に何かが変わることはありませんでした。

ですが、収入源がなかった私は、
いつまでも休むという選択肢を
取ることはできなかったので、
1ヶ月を越えたあたりで転職活動を
始めるようになりました。

転職サイトに登録して求人を漁り、
自分が就けそうな仕事に応募しました。

大学中退、スキルなし、空白期間ありで、
直近の勤務歴は3年。

正直、「次の仕事を見つけるのも大変だろうな」
と思っていましたが、
幸いなことにそこまで難航することなく、
再就職することができました。

ちなみに2社目は
アミューズメント系の運営会社でした。

ただ、この時はまだ自分が
やりたいことは何かが分からなかったので、
とにかく前職で嫌だったことを避け、
仕事に取り組むようになりました。


気がついたこと

働き出してみると、意外にも
すんなりと順応することができました。

以前の会社と比べ、そこまで忙しくなかったことも関係あるのでしょうが、会社の空気も穏やかで、
余裕もって仕事ができる環境だったことが
大きかったのだと思います。

ただ、それでも自分から
積極的にコミュニケーションを
取ることはありませんでした。
気がつけば、どこか一歩引いたような距離感で
人と接するようになっていたのです。

そんな態度だったからか、
職場に馴染むことはできませんでした。

そんな私を見かねてか、ある日の営業帰りに
「現場を見ることも仕事のうちだよ」
そう言って上司は私を会社が運営している施設へ
連れて行ってくれました。

そこで見たのは、
みんなが楽しそうにしている空間でした。

笑っている姿。
楽しそうに会話をしている様子。
「ありがとう」と言って帰っていく姿。

そこにはたくさんの笑顔や楽しそうな空気があり、
それを見ていた自分も自然と顔が綻んでいました。

“人が楽しそうにしているのを見るのが好き”
そう気がついた瞬間でした。


最後に

仕事を辞めた後の私は、
決して前向きだったわけではありません。

「何もしたくない。
でも、このままではいけない」

そんな気持ちの間でずっと揺れていました。

それでも、好きだったものに触れたり、
少しずつ動き出したりする中で、
自分の中にある「好き」や「心地良さ」に
気づけたことは大きかったと思います。

やりたいことは
急に見つかるものではないのかもしれませんが、

自分が何を嫌だと感じるのか。
何を心地良いと思えるのか。

そういう小さな感覚の積み重ねが
“自分”を知ることに繋がっていくのかもしれません。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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