絶縁抵抗測定を知る/それってちゃんと測れてる?
絶縁抵抗測定
絶縁抵抗とはその回路の絶縁性能を数値化したものです。
絶縁:電気を通さない性質
つまり、絶縁抵抗が低いと漏電が発生しやすい状態であるという事です。
低圧でも高圧でもこれは共通の考え方です。
電気使用場所はほぼ低圧です、絶縁低下は人の感電や漏電火災に直結します。
ELBやアースの施設により被害を軽減することは可能ですがそもそも絶縁低下を未然に防ぎましょう。
また、高圧の絶縁低下に関しては構内停電や一部停電等の広範囲に影響が及びます。
工場であれば回転機械付近での作業中に停電が発生すると事故につながります。
また、最悪の場合には波及事故(周囲一帯の停電)に繋がる恐れもあります。
交通機関や病院・工場等への被害は甚大なものになると容易に想像がつきますよね。
最悪の場合には損害賠償を請求される事例もあるので慎重に管理して下さい。
絶縁抵抗測定をする上での注意点ですが、電圧を印加する時は周知して下さい。
低圧であればピリッするくらいですが高圧で感電すると結構痛いらしいです。
低圧の絶縁抵抗測定について知る

これは絶縁とは何かでも説明しました。低圧の絶縁抵抗の判定基準です。

上図より低圧回路に使用する絶縁抵抗計は測定電路に応じた電圧が出力できるものを使用すること
基本的に電圧が高い方が正確な測定値が表示されます。
ただし、回路電圧より高すぎる電圧を印加すると回路に接続されている機器の破損に繋がります。
測定回路を知る/回路形成はされてる?

上図のように測定対象回路又は機器が実質的に接地されている必要があります。
実質的に接地とは:接地工事が施されている又は接地機器と接触している
基本的は配電盤や分電盤にてブレーカの負荷側を測定します。
測定手順は以下の通りです。
バッテリーチェック(バッテリーが少ないと正しい値が表示されない事があります。)
無限大チェック・ゼロチェック(正常に動作するかの確認)
接地側を盤内のアースに取り付け
ゼロチェック(接地側のアースが効いているかの確認です。)
測定

高圧の絶縁抵抗測定について知る。
高圧及び特別高圧の電路については、大地及び他の電路と絶縁されている事が確認できること
高圧絶縁抵抗の規程と言えばこんなもんです。
これって低圧も一緒だろと思いますが調べた限りの規程を共有します。
詳しい方いらっしゃいましたら「お問い合わせ」より情報提供ください!
絶縁抵抗測定値については、下記の値を参考とする。 3KV電路では3MΩ以上・6KV電路では6MΩ以上であること。
個人的にですが、6MΩって低いような気がします。◯GΩは欲しいところです。
R=6600(V)/0.2(A) =33KΩを下回るとGRが動作する。
高圧又は特別高圧の機器及び電路については1000V絶縁抵抗計を使用して測定する。
1000Vにて測定すると記載されていますが、実際の電路は6600Vが多いかと思います。
統計上、1000V〜5000Vにて測定する場合と5000V〜10000Vにて測定する場合では点検以降の絶縁低下の発見率が変化するとされています。
測定電圧を上げる事で電流が流れやすい状態を作り絶縁低下を発見しやすくします。



