絶縁とは何か/電気保安管理の基礎を知ろう!低圧・高圧の漏電や感電を未然に防ぐ絶縁の番人

絶縁とは
絶縁とは簡単に説明すると電気を通さない性能のことです。
電技第13条にて電路は大地と絶縁することが義務付けされています。
これは漏えい電流による火災や感電の危険性があるからです。
そのため、絶縁性能が保たれているという事は言うまでもなく重要な事です。
主任技術者としては常に気にしておきたい、気にしておくべき内容です。
低圧電路の絶縁性能
低圧電線路中絶縁部分の電線と大地との間及び電線の線心相互間絶縁抵抗は、使用電圧に対する漏えい電流が最大供給電流の1/2000を超えないようにしなければならない。

電気使用場所における使用電圧が低圧の電路は開閉器又は過電流遮断器で区切る事のできる電路毎に下記に適合する絶縁性能を有すること。
1.電技第58条によること
2.絶縁抵抗測定が困難な場合においては、当該電路の使用電圧が加わった状態における漏えい電流が1mA以下であること。

式)0.1MΩ=100(V)/1mA=100/1×10-3
式)0.2MΩ=200(V)/1mA=100/1×10-3
式)0.4MΩ=400(V)/1mA=100/1×10-3
上記計算式において漏えい電流が1mA以下の場合に電技第58条による絶縁性能と同等と判断する事が出来ると言われています。
また、停電点検時の絶縁抵抗測定ですがTr二次巻線から配電盤のブレーカ電源側までの区間はTr二次側に施設されているB種接地工事によって測定が不可能です。(B種接地線を外せば可能です)
↑絶縁抵抗計の接地極とB種接地工事で導通が出るためです。
接地極から接地線を離線して接地抵抗測定する時に同時に絶縁抵抗測定を実施すれば問題ありませんが時間の関係上厳しい場合もあるかと思います。
その場合、漏えい電流の測定に代えることでTr二次巻線の絶縁抵抗測定の省略が可能です。
もちろん漏えい電流が1mA以下である必要があります。

電気保安管理を行なっていく上で上記の基準値を主に扱っていくことになると思います。
基本的には電灯回路が0.1MΩ以上で良・動力回路が0.2MΩ以上で良です。
例外としては△ーY回路です。対地電圧が約240V、線間電圧が約400Vとなります。
対地電圧には0.2MΩ、線間電圧には0.4MΩが適用されます。
高圧電路の絶縁性能
ケーブル
高圧絶縁抵抗計による絶縁抵抗測定(G端子接地方式)


高圧電路
絶縁抵抗測定値については、下記の値を参考とする。
3KV電路では3MΩ以上・6KV電路では6MΩ以上であること。

