見出し画像

商業絵本出版記念 絵本上映会、編集担当岡本さんとのトークセッション、サイン会in新宿開催のお知らせ

5月30日(土)

新宿で絵本の出版記念イベントを開きます。
上映会、トークセッション、サイン会。
お申し込みはこちら


よりみちにとって絵本とは何か?


心の寒さをよけるように、描いていた

「さむいよ」
とつぶやく少年がいた。
発達障害の私は 描くことは、ずっと好きだった。

子どもの頃、ぽつりとひとりでいた。 その時、心の寒さをよけるかのように 絵を描いていた。 それが絵の原点な気がする。

でも 怖かったのは、「見せること」だった。 だって、見せると いろいろ言われるでしょ?

色は出ているのに、目には灰色しか見えない

うつで色が消えた時期。
ペンを動かすたびに 色は出ているのに
目には灰色しか見えない時があった。

「描け、描け」

そんな目なのに私の体は いや、魂は
それでも描くのをやめられなかった。

捨てた。 描いたものを捨てて、また描いていた。

あの頃の私は「描くことが怖い」と思っていた。
でも、違った。

怖かったのは、共有することだった

幸運にも10代で仕事としての絵の発注があった。 すると 絵を誰かに見せる。 活動として発信する。 世界に向けて、自分の内側をさらす。
これをするとどうなる?

そこには、必ず「喜び」と「軋轢」が同時にやってくる。

喜んでくれる人がいる。 引っかかる人もいる。 離れていく人もいる。

世界全員に好かれることは、ない。 それはわかっている。 頭では、わかっている。 でも、それが怖くて、臆病になる。

それで活動を辞めた人を私は知っている。 「私の世界を穢したくない」ってその人は言っていた。

そう、これは、発達障害だからというわけじゃない。 表現を人に届けようとした瞬間、誰もがぶつかる壁だと思っている。

ただ、私の場合は「人間関係が壊れること」への恐怖が ほかの人より少し大きかった。 だから、描いた絵を誰にも見せず、一人で捨て続けてきた時期があった。

自分の聖域を、世界に晒したくなかった。

傷は、いつのまにか癒えていた

傷は、いつのまにか癒えていた。 鳥が飛ぶように、気づいたら動いていた。

そのきっかけは書籍に書いてあるから、ここでは割愛する。 でも一つ言えることは

2023年、ある人のおかげ。 その人から

「よりみちさん、これ見せないともったいないよ」

その言葉に、何かが揺れた。

翼を広げろ そう、世界が言ったわけでもないのに 広げた私がいた。

数日後には、「よりみち」というアカウントが生まれていた。

見せた。 喜んでくれた人がいた。 引っかかった人もいた。 どちらも、あった。

でも、私が怖れていた「表現が人間関係を壊す」は 思っていたほど単純じゃなかった。

壊れたものもある。嫌われたこともあった。 でも、絵がなければ出会えなかった人もいる。

直近だと横浜のイベントだ。 そこでは25人以上の人たちの笑顔があった。


自伝を出した。そして、絵本へ。

2026年1月。
ついに、人生初の商業出版 『発達障害のよりみちが、それでも生きる理由。』を刊行した。

多くの方が読んでくれた。 温かい言葉が、届いた。
その言葉は、今も届いている。


当たり前だが、まだ無名の作家。
届く範囲はまだまだ。

それでも、出してよかった。

そう思えたのは、完璧に好かれたからじゃなかった。
「誰かに届いた」という事実が、私の中で何かを変えた。

そして今、本当の原点である「絵本」を届けられる日が来た。

今回の絵本の主人公は、「黄色い着ぐるみ」のあの子です。 孤独だった私が、ずっと抱えてきた分身。 あの子の物語を、やっと形にできました。

あなたにも、「見せたくないもの」がありますか。

描くこと自体は、怖くないのに。 誰かに届けようとした瞬間に、急に怖くなるもの。

それは弱さじゃないと、私は思っています。

喜びと軋轢が同時にくることを、体が知っているから。 臆病になるのは、当然なんだと。

でも、その怖さの向こうに、絵本がありました。

あなたにとっての「向こう側」は、何ですか。

制作の裏側はYouTubeでも公開しています。


メンバーシップ【よりみちの地図】では

ここから先は

85字

【よりみちの地図】は ここは、よりみちが “途中の空気” をそっと置いていく場所です。 イベントでふ…

よりみちの地図作りのさいしょのメンバーさん

¥500 / 月
1ヶ月無料 あと11人募集中

つぎの地図メンバーさん

¥980 / 月
1ヶ月無料

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?