コードはAIの時代へ。でも産業保健プロダクトは“人間がつなぐ”しかない──フロントエンジニアの戦略【社員インタビュー】
AIめっちゃ使う。でも、普通に怖いです。
前職で社内SEとして「なんでも屋」的な開発を経験した後、純粋に「作っているものが目に見えるのが楽しい」という理由で、フロントエンドエンジニアの道へ進んだ長嶺(ながみね)さん。
現在、iCAREで健康管理クラウド「Carely」の開発を担う彼が語るのは、「記憶力がないから記録を徹底する」という切実な理由から生まれた仕事の習慣、そしてAIにコードを書く作業が奪われる未来を見据えた、キャリア戦略でした。
本インタビューでは、長嶺さんの飾らない本音を通して、iCAREの開発現場のリアルと、変化の時代にエンジニアが持つべき視点に迫ります。

【プロフィール】
情報系大学院を卒業後、ユーザー系SIerに入社。Webアプリケーションの設計から開発、テスト設計や運用を一貫して担当。2021年、株式会社iCAREにフロントエンドエンジニアとして入社。健康管理クラウド「Carely」の開発を担当。デザインシステム構築やフロントエンドの開発生産性向上にも従事。
全部覚えられないので、全部記録します
── まずは簡単な自己紹介をお願いします。
長嶺(ながみね) iCAREでフロントエンドエンジニアをしています。ユーザーが触れる瞬間に「使いやすい」と感じられる体験を作ること、そしてデザイナーの意図を汲み取って丁寧に実装することを大切にしています。また、デザインシステム構築やフロントエンドの開発生産性向上にも取り組んでいます。
── 前職ではどのようなお仕事をされていたのですか?
長嶺(ながみね) 前職はSEとして、社内システムの開発や運用に携わっていました。その経験の中で、フロントエンド、バックエンドと幅広い工程を経験しました。
── 長嶺さんのキャリアは“弱点”から始まったとお聞きしました。
長嶺(ながみね) はい、僕は記憶力が弱くて。前職のSE時代、言われたことを忘れて上司に怒られることが多くて…。
だから、「記録に残す」ことを習慣にしないと仕事にならない。Slackでもタスク管理でも、とにかく全部書く。これはもう、生き残るためのクセみたいなものですね。
裏側が見えないのに、表だけ完璧に作れって?
── フロントエンドに興味を持ったきっかけはなんでしょう?
長嶺 単純に、「作っているものが目に見えるから楽しい」。でも、それだけじゃ続かなくて。
フロントエンドって、“見えてる部分”より“見えない仕様”で苦しむことが多いんですよ。GraphQLの裏側が分からなくて詰まったり、バックエンドの意図を読み違えたり。
「裏側は知らないけど、表だけ完璧に作れ」って、けっこう無茶だなって(笑)。
── それ、どう乗り越えているんですか?
長嶺 最終的には“人に聞く”しかないです。バックエンドの人に細かく仕様を聞いたり、デザイナーと「これ本当にこう?」「無理だよ?」とすり合わせたり。結局、フロントは“技術の話”だけじゃなくて、“人とどう噛み合わせるか”がほとんどですね。
AIめっちゃ使う。でも、普通に怖いです。
── 開発にAIは使われていますか?
長嶺 使いまくってます。コード生成、PRレビュー補助、実装方針の相談、FigmaのスクショからHTML組ませるなど。便利だし、もう戻れないです。
でも正直、怖いですよ。「僕より優秀じゃん」と思う瞬間が増えていて。
コードを書くだけの仕事は、確実にAIのほうが得意になる。だから、「好きだから続ける」だけじゃ生き残れないなと感じています。

「UIをやりたい」というより
「コードだけの人にはなれない」
── 今後はどのようなキャリアに挑戦したいですか?
長嶺 PLみたいなマネジメントも選択肢にはあるんですけど…正直、人とのコミュニケーションは苦手なんです(笑)。だからUIデザインの領域を深めて、“エンジニア × デザイナー”の中間みたいな動きをしたいです。
「UIが好きだから」だけじゃなくて、“コードだけの人”では淘汰される未来が見えるから。必要に迫られている感じですね。
iCAREは良い会社です。でも…
── 最後に、iCAREに興味がある方へメッセージをお願いします。
長嶺 人間関係の良さは本物です。Slackで聞けば、フェローをはじめ、誰かしら必ず助けてくれます。
でも、良い面だけじゃなくて、技術的な負債もあるし、やることは山ほどあります。“ぬるい環境”を期待するとギャップがあると思う。
それでも、「うまく言語化できないけど、いいものを作りたい」そんなタイプの人には合う会社だと思います。
僕も器用じゃないですが、同じように悩みながら前に進める仲間が増えたら嬉しいですね。
「つなぐ」仕事のこれから
長嶺さんの話から見えてくるのは、「フロントエンド=UIを作る人」ではなく、“技術・仕様・デザイン・人間関係”の全部をつなぐ存在 という姿です。
そして、AIがコードを書く時代には、その“つなぐ力”こそ価値になる。
弱さから始まり、迷いながら選び直してきた彼のキャリアは、
むしろ今の時代を象徴しているのかもしれません。
コードを書く楽しさを追求しつつも、新しい領域に挑戦したい—そうお考えのあなたにとって、長嶺さんのように挑戦を続ける仲間と成長できるiCAREは、最適な場所かもしれません。
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ぜひカジュアルに、私たちの挑戦についてお話ししましょう。
【記事・カメラ:アオキタカユキ】
