会社員より幸せ。僕が年末に自分へ贈る 「ボーナス」 の正体
「ボーナスがない」 君へ。 12 月の虚しさを消す 「報酬の儀式」
12 月に入ると、タイムラインが少し浮足立ってくるのを感じませんか?
「ボーナス入ったから、欲しかった時計買った!」
「今年の冬のボーナスは過去最高額だった」
会社員の友人たちの、そんな投稿が目に入ってきます。
かつての僕は、この時期が来るたびに、少しだけ胸がチクリと痛みました。
フリーランスに、ボーナスはありません。
どれだけ頑張っても、誰かが「よくやった」と袋を渡してくれることはないのです。
「自由を選んだ代償だ」
「その分、毎月の単価が高いじゃないか」
頭ではわかっていても、世の中が「ご褒美ムード」に包まれる中で、自分だけが蚊帳の外にいるような孤独感。
それは、フリーランスという働き方の「不安定さ」や「孤独」を、まざまざと見せつけられる瞬間でもありました。
けれど、ある年の 12 月。
僕はふと、気づいたのです。
「待てよ。僕はフリーランスだ。つまり、僕こそが『株式会社自分』の社長じゃないか」
社長が社員(僕)を労わなくて、誰が労わるというのでしょう。
ボーナスがないことを嘆くのではなく、自分で自分にボーナスを出せばいい。
しかも、会社の業績や査定に縛られない、僕だけの基準で。
その日から、僕の 12 月は変わりました。
会社員の友人たちよりも、もっと自由で、もっと幸せな「儀式」が始まったのです。
「株式会社自分」 のブラック経営をやめる
フリーランスになりたての頃の僕は、典型的な「ブラック企業の社長」でした。
休みなく働き、稼いだお金はすべて「生活費」か「次の仕事のための機材」に消える。
「贅沢は敵だ」
「休む暇があったら手を動かせ」
そんな強迫観念に駆られ、自分自身を酷使していました。
でも、考えてみてください。
もしあなたが会社員で、社長から「うちはベンチャーだからボーナスなんてないよ。給料は全部経費に使え」と言われたらどうでしょう?
そんな会社、すぐに辞めたくなりますよね。
僕は、僕自身に対して、そんな酷い仕打ちを何年も続けていたのです。
「自分を大切にする」とは、甘やかすことではありません。
「自分の価値を正当に評価し、対価を払う」ということです。
フリーランスにとってのボーナスとは、単なる「臨時収入」ではありません。
それは、「今年も一年、この不安定な荒波を生き抜いた」という生存証明であり、「来年もまた、この自由な世界で戦うぞ」という契約更新の儀式なのです。
10 万円を 「浪費」 する、という戦略
僕が始めた儀式は、とてもシンプルです。
「年末に、10 万円を『浪費』する」。
これだけです。
ここで重要なのは、「投資」ではなく「浪費」と呼んでいる点です。
普段の僕たちは、お金を使う時に無意識に「リターン」を求めてしまいます。
「このパソコンを買えば、作業効率が上がる」
「この書籍を読めば、新しいスキルが身につく」
それはもちろん大切ですが、それはあくまで「設備投資」です。
ボーナスとは、もっとエモーショナルで、理屈抜きの「喜び」であるべきだと僕は思うのです。
だからこの 10 万円は、生産性とか、コスパとか、将来の役になんて言葉は一切無視して使います。
ずっと欲しかったけれど「仕事には不要だな」と諦めていた、ヴィンテージのランタン。
近所の回らないお寿司屋さんでの、一人忘年会。
なんの役にも立たないけれど、眺めているだけで心が躍るアート作品。
不思議なことに、こうして「無駄」なことにお金を使うと、心の中にあった「乾き」のようなものが、じゅわっと満たされていくのを感じます。
「ああ、僕は自分のために働いているんだ」
「僕の稼いだお金は、僕を幸せにできるんだ」
その実感こそが、何よりのエネルギーチャージになるのです。
さて、ここからは僕が実際に行っている「自分ボーナス」の具体的なルールと、そこから得られた意外な効果についてお話しします。
ただ散財するのではなく、来年の年収アップに繋げるための、ちょっとした「仕掛け」があるのです。
おおとろ流 「自分ボーナス」 の 3 つの鉄則
僕が実践している「自分ボーナス」には、絶対に守っている 3 つの鉄則があります。
これを守ることで、単なる無駄遣いが「未来への投資」に変わるのです。
現金で引き出し、新札で用意する
まず、銀行に行き、その年の「自分ボーナス」予算(僕の場合は売上の数 % と決めています)を現金で引き出します。
できれば、新札で。
そして、それを封筒に入れ、表面に「〇〇年度 冬季賞与」と筆ペンで書きます。
これを、自分のデスクに置いて、うやうやしく自分に手渡すのです。
「バカバカしい」と思いましたか?
でも、やってみてください。
通帳の数字が移動するだけの振込とは、重みが全く違います。
物理的な「厚み」として成果を感じることで、脳が「報酬を受け取った!」と強烈に認識するのです。
「消えもの」 と 「残るもの」 をセットにする
使い道にもルールがあります。
予算の半分は「美味しい食事」や「旅行」などの体験(消えもの)に使い、もう半分は「時計」や「万年筆」などの長く使えるモノ(残るもの)に使います。
体験は、その瞬間の幸福度を最大化し、明日への活力をくれます。
そしてモノは、ふとした瞬間に目に入るたび、「あの年、頑張った証だ」という誇りを思い出させてくれます。
特に、毎日触れるもの(キーボード、マウス、椅子、ペン)にお金をかけるのはおすすめです。
それは仕事道具であると同時に、戦友でもあるからです。
「最高の道具を使っているんだから、最高の仕事をしよう」
そんなプライドが、自然と生まれてきます。
「来年の自分」 への手紙を添える
ボーナスを使って最高に気分の良い状態で、来年の自分への手紙を書きます。
「今年の君はよくやった。来年はもっと面白くなるぞ」
そんなポジティブな予言を、新しい手帳の最初のページに書き込むのです。
これが、驚くほど効きます。
年明け、なんとなく憂鬱な気分で仕事始めを迎えた時、この手紙を見ると「そうだ、僕は自分の意思でここにいるんだった」と、スイッチが入るのです。
「自由」 に値段をつける
フリーランスにとって、最大の報酬は「自由」だと言われます。
満員電車に乗らなくていい自由。
嫌な上司に頭を下げなくていい自由。
好きな場所で、好きな時間に働ける自由。
でも、自由は空気のようなもので、普段はその価値を忘れがちです。
だからこそ、年に一度、その自由に「値段」をつけてあげるのです。
「僕の自由には、これだけの価値がある」
そう確認する儀式が、自分ボーナスなのです。
ボーナスの金額は、いくらでも構いません。
1 万円でも、5 千円でもいい。
大切なのは、「自分で決めて、自分で自分に与える」という行為そのものです。
それは、「誰かに評価されるのを待つ人生」から、「自分で自分を評価する人生」への完全なる移行宣言でもあります。
今年の年末。
あなたも「株式会社自分」の社長として、一番の功労者である「あなた」に、最高のボーナスを贈ってみませんか?
その瞬間、あなたはきっと、どんな会社員よりも幸せな顔をしているはずです。
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ひとりごと
今年の僕のボーナスの使い道は、もう決めています。
ずっと行きたかった、海沿いの静かな宿での一泊二日ソロ合宿と、以前から憧れていた HHKB のキーボード(雪モデル)です。
キーボードなんて今のままでも十分仕事はできるし、宿に行かなくても家で寝ればタダです。
でも、この「無駄」こそが、僕の魂の栄養になるんです。
皆さんは、自分にどんなご褒美をあげますか?
ぜひ、コメント欄や X で教えてください。
「それいいですね!」と一緒に盛り上がりたいです。

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