【週初エッセイ】 卒業シーズンに、 手放したいものを書き出す
人間関係と習慣の整理術
3 月になると、街に桜の便りが届き、卒業式の話題が増えます。
新しい年度に向かうこの時期、ふと「何かを区切りたい」「このまま続けていいのだろうか」と感じることはありませんか。
僕は、毎年この時期になると、そうした気持ちが強くなります。
人間関係にしろ、習慣にしろ、卒業したいと思うものが頭のなかにちらつく。
そのとき僕がやるのは、手放したいものを書き出すことです。
卒業したいと感じていた頃
会社員時代、年度末になると「この付き合い、もうしんどいな」と感じる人間関係がありました。
義務感で続けていた飲み会、苦手な人との無理な距離感。
卒業したいと思いながら、言い出せずにいたものです。
フリーランスになってからも、毎年 3 月には「この習慣、もうやめていいのでは」と感じるものが浮かんできます。
続けているだけで意味が薄れている情報収集、惰性で参加しているオンラインイベント。
卒業シーズンは、そうした手放したいものに気づきやすい時期だと、僕は感じています。
書き出すと形になる
週次レビューや Obsidian のデイリーノートで、「今週やらないこと」を書く習慣があります。
ある年、3 月の区切りに合わせて、「手放したいものリスト」を書いてみました。
☑ もうエネルギーを割きたくない人間関係
☑ 惰性で続けている習慣
☑ 心に引っかかっている「やらなきゃ」の思い込み
書き出してみると、「これは本当に手放していいのか」と迷うものもあれば、「もういい」とすっと決められるものもありました。
頭のなかのモヤモヤが言葉になって並ぶ。
それだけで、一つひとつに向き合いやすくなった感覚があります。
全部をすぐに手放せたわけではありません。
それでも、書き出すこと自体が整理の第一歩になりました。
人間関係の卒業
フリーランスになって、物理的に会う機会が減った人とは自然と距離ができました。
そのなかで、ふと気づいたことがあります。
「会わなくなっても、心のなかでは大切にしている」関係と、「会わなくなって、むしろ楽になった」関係。
後者については、無理に繋がろうとしなくていいと、自分のなかで卒業を決めました。
悪いことではありません。
その関係に、もうエネルギーを割かなくていい。
そう決めることで、本当に大切にしたい人に余白が生まれた気がしています。
習慣の卒業
「毎日〇〇する」と決めていたことを、週に数回に減らしたり、やめたりした経験があります。
「続けなきゃ」という思い込みが強く、手放すまでに時間がかかりました。
やめてみると、心が軽くなった。
習慣も、人間関係と同じように卒業していいものがある。
そう思うようになってから、惰性で続けているものに、ときどき「まだ必要?」と問いかけるようにしています。
書き出すだけでも、 心は軽くなる
卒業シーズンは、学校の卒業だけでなく、人間関係や習慣にも区切りをつけるのに向いた時期だと思います。
その第一歩として、手放したいものを書き出してみる。
書くことで、頭のなかが整理される。
本当に手放したいものが、少しずつ見えてくる。
全部をすぐに手放さなくても、書き出すだけでも心が軽くなることがある。
今週、もし何かを区切りたいという気持ちがあるなら。
一度、手放したいものを、紙でも Obsidian でも、どこかに書き出してみてください。
そのリストが、あなたの卒業シーズンのささやかな始まりになるかもしれません。
ひとりごと
卒業シーズンに手放したいものを書き出すという習慣は、僕にとって週次レビューの延長のようなものです。
「今週やらないこと」を決めるのと同じように、「今年度で卒業したいもの」を書き出す。
それだけで、新しい年度への一歩が、少しだけ軽くなる気がしています。
このエッセイを読んでくれたあなたも、もし心のどこかに卒業したいと思うものがあるなら。
一度、書き出してみてください。
その一手間が、あなたの春の始まりを少しだけ楽にしてくれるかもしれません。

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