なぜ、いま中立金利を修正するのか~政府・日銀の損得〜
偽物対策で開設したXアカウントですが、色々な方からリポストして頂いたりした結果、急速に広まりを実感しています。本当に有難うございます。偽者の通報は適宜行って入るものの、どの道、X社の迅速な対応は期待できそうになく、最初からこうしておけば良かったと思うばかりです:
まだ、note告知は一投しかできていないのですが、、、沢山のフォロワーが付いて下さり、有難い話です。noteや出演情報等、告知媒体として活用していければと今は基本的に考えています:
浮上し始めた中立金利推計という争点
さて、、、中1日の投稿となり恐縮です。FOMCや年末年始カレンダーの都合もあり、「出せる時に出す」を12月は心がけていきたいと思います。Xアカウント開設時に合わせて覗いてくださる方も増えたようなので、少しお知らせしておくと、当noteのコラムは1本がやや長めです。ただ、「直ぐに読まなければならない」というものでもなく、気が向いた時に読んで頂ければ良い内容が殆どです。月5~10本読んだと仮定して、コラム以上・新書未満のような読後感になるように心がけております。
本題に入ります。既報の通り、植田総裁の名古屋講演を境として12月の日銀利上げが既定路線化し、その後の連続的な利上げを期待する声も強まってはいます。しかし、円安・金利上昇の併存は収まる気配がありません。
債券方面からは「2%は通過点」という主張も目立つようになりました。以下のような記事は為替に多いですが、いよいよ債券もボラティリティのある世界に入ってきたな・・・と感じさせます:
過去のnoteでも論じてはいますが、従前から日銀が言及している「極めて低い実質金利」の修正が進めば、少なくとも円安の大きな一因にアプローチできるのは事実ですから、円安それ自体は止まる可能性が高いとは思います(しかし、従前申し上げている需給構造の変容については未解決ですが):
もっとも、これは「国際金融のトリレンマ」内における選択の問題でしかありません。「円安の代わりに金利上昇を我慢します」という話を国民が「嗚呼、良かった」と受け止めるでしょうか。痛みの種類が変わることを解決とは呼びません。この辺りは別途、機会を変えて議論させて頂きます。
日銀の利上げについては重要な論点は「次、いつやるか」ではなく「2026年、何回できそうか」に移っていると感じます。上記noteでも論じたように、22年初頭の実質金利水準への回帰を目指すならば、(諸条件は一定として)最低2回、理想的には4回程度の利上げは欲しいように思いますが、市場がそこまで確信するには至っておらず、円安・金利上昇が定着しています。
こうした状況下、「利上げの有無」と同時に浮上しているのが「中立金利の水準」、俗に「利上げの終点」をどこに見込むかという論点であり、この修正が検討されているという報道が出始めています。今回は中立金利にまるわる現状整理や日銀の狙いについて議論してみたいと思います。
ここから先は
この記事は noteマネー にピックアップされました
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

