I.資産運用をなぜ始めたのか?(大学での講義Part1)資産形成・運用入門
今回は、私が「なぜ、資産形成・運用をはじめたのか?」
地方の大学での講義内容をお届けします。
目次は、以下のとおりです。

私が保有する個別株についても、ご紹介します!
株式投資をはじめた方が良い理由
巷でよく説明される、株式投資をはじめた方が良い理由は、
日本人の金融資産構成があまりに現金・預金に偏っているためです。
2024年3月末時点で、日本人の株式+投資信託の保有率は約20%です。
米国は53%、ユーロエリアは32%です。
現金・預金の保有率は50%です。日本人は何も考えずに預金してきましたが、今後は資産のバランスを取る必要があります。

デフレからインフレの時代へ
預金は、長らく続いたデフレ下では最適な選択でした。
しかし、今や完全にインフレになっています。
2022年度以降、3年連続で物価上昇率(インフレ率)は2%を超えています。この3年間で家計の負担は30万円増加しています。

現金・預金保有率が高いと数字に表われないので、気づきにくいのですが、
現金・預金はどんどん目減りしています。
2023年からの2年で5〜10%目減りしています。
1.なぜ、私が資産形成・運用をはじめたのか?
私が資産形成・運用をはじめた理由は、現金・預金比率が高すぎたことが一つです。仕事が忙しく過ぎて、何も考えずに預金していました。
しかし、これ以上の理由があります。
衝撃的なグラフに出会ったためです。
2022年に「人生100年時代の年金・イデコ・NISA戦略」という2021年12月に出版された本に出会いました。

このグラフは、日本企業が、社員の給料を低く抑えて株主への配分を上げていこうとする様子が描かれています。
このグラフの意味するところは、以下です。
株主になることが大切な時代
法人企業統計で2000年以降(図表1-17)をみると、企業が作り出す付加価値に占める賃金や福利厚生費など人件費の比率は低下基調です。一方、株主への配分(配当+純資産への内部留保)比率は大きく高まり、付加価値の配分は従業員から株主へシフトしています。この傾向は特に2010年前後以降で顕著です。ちなみに内部留保も結局は株主のもので、1株当たり純資産が増えると結果的に、株価は上がっていきます。株主への配分比率の高まりは世界的な傾向でもあります。
日本企業は、「従業員への支払い給与」より「株主への支払い」を優先しているためです。
そのため、私たち、普通の日本人も会社で働く従業員の立場だけでなく、
株式を購入する株主になった方が良いのです!!!
従業員の給与と株主の配当金
さて、私たちの多くが普段サラリーマンとして得ている給与と、会社が株主に支払う配当金はどのような関係にあるのでしょうか?
それは、以下の損益計算書(P/L)からわかります。
「売上総利益」から従業員に対する給料を支払います。
その後、最後の「税引後当期利益」から株主に対する配当を支払います。
株主は、年に2回の配当を貰うケースが大半です。
株主からすれば、配当以外にも会社が成長すれば、株価も上昇して、含み益が得られます。
株価の位置づけは、下の右図で示したフローの最後の箇所の「株主価値」の部分になります。

ピケティの世界(r>g)
そういえば、社会人になってから「21世紀の資本」というフランス人経済学者トマ・ピケティの本が大流行しました。
日本語版は2014年12月に発売されました。
この本で、
資本収益率(r)=株からの収益は、世界の成長率(g)=サラリーマンの給料を上回っている、ことを示しました。

私は、この内容を理解していたにもかかわらず、社会人になってから、官僚の多忙さを理由にして、株式投資に興味を持てずにいました。
まずはやってみよ
山本五十六氏の名言
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」が好きです。
そのため、思い立ったが吉日!!!
自分が資産運用をやってみることにしました。
何から開始すればよくわかりませんでしたが、2024年1月1日から拡充されたNISAの波に乗って、2024年4月に投資信託を購入することにしました。
初心者なので、個別株には手を出さず、投資信託から始めました。

NISAは1年間の成長枠が240万円、積み立て枠が120万円あるので、
成長枠(240万円)→インドの投資信託、オルカンの投資信託
積み立て枠(120万円)→S&Pの投資信託(1か月10万円の積み立て)
を購入しました。
この購入は、2024年4月時点で人口に膾炙していたベタな組み合わせです。
手数料が安いものを選び、以下にしました!!!
インドの投資信託
→楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド
オルカンの投資信託
→eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
S&Pの投資信託
→楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
3つの投資信託の成績
それでは、3つの2024年1月以降の成績のグラフは以下の通りです。
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド
2024年4月に購入し7月、8月にかけて+20%のリターンに近づいてきたので「お、これは凄いな!」と思っていたところ、世の中そんなに甘くなく、現在ではマイナスです 笑

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
徐々に上昇して、7月には+20%越えをしましたが、私が購入したのは2024年4月ですので、いまはマイナスです 笑

楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
これも、上のオルカンと同じような値動きだとわかります。
なぜなら、オルカンに組み込まれている銘柄は、ほとんどアメリカのIT会社のためです。これは、2025年1月ぐらいまでは良かったのですが、トランプ大統領の関税政策により、爆死中です 笑

2024年4月の投資信託の結果
完全にマイナスです。マイナス5~15%です。
投資信託は、長く分散して投資していくのが良いと言われています。
投資信託に「えいや!」で投資すると、資産運用に関心が芽生えました。
しかし、長期分散投資って、10年単位ですので、時間軸が長すぎます。
投資信託を購入するのは、夢が無くつまらないと思うようになりました。
また、後ほど、投資信託の短所は説明します。
2.私の失敗と反省
投資信託を購入した後に、私が学んだのは、以下の2冊です。
ここから、「配当」の概念を学びました。

ここでも、学んだことを実践して、失敗しました
(*´Д`) 笑
次回に続きます。

