発達が遅かった息子を救った数字の力#4 「お風呂でかけ算」
このシリーズでは発達が遅いとまで言われていた息子が、数字を通じて飛躍的な成長を遂げた経験に基づく記事です。就学前から数的能力を家庭学習で伸ばしたい子育て世代へのヒントとなれば幸いです。
※書いてるうちに文字数がどんどん増えていってしまったため、細かく記事を分けてシリーズ化しております。アマゾンアソシエイトにも参加しておりますので、もし参考になりそうであればリンクを見て貰えると嬉しいです。
本記事ではかけ算の導入を紹介します。
未就学児が掛け算の概念を理解するのは容易ではないと思いますが、九九を記憶するのは意外と出来ます。未就学児がどう九九を覚えていくのか、その覚え方や仮定をご紹介します。
九九という呪文を覚える(3歳半~4歳)
九九を頭に入れてしまえば、掛け算の概念を理解する足掛かりになります。
つまり最初の目的としては、九九という呪文を取得するということです。
注意点としては第一回でも紹介したように100までの数字は認識している必要があるということです。九九は大きな数字が出てきてしまうので、大きな数字の順番や読みが出来ない状態では厳しいです。
準備するものその1:トドさんすうor九九のアプリ
準備するものはアプリとお風呂の九九シートです。
まずアプリについてですが、理想は下記の記事でご紹介した「トドさんすう」ですが、安価でということであればスマホアプリで九九のアプリや計算アプリをダウンロードしてください。
発達が遅かった息子を救った数字の力#3 「足し算」と救世主「トド算数」|ドルペン@3児のパパ・育児・資産運用・副業・外資系
重要なのは「ゲーム」として認識させることです。
トドさんすうであれば、下記にある「たまごうり」というコンテンツがフリーモードにあります。
これは表示された卵の個数(下記の例であれば12)を、指を使って四角の範囲を調整して、該当している卵の個数に合わせるというゲームです。

操作性が面白いため、子供は指を動かして卵を囲うというだけで面白さを感じてくれます。
そして色々と試すものの、偶然で正解することは容易ではありません。
ここで親の出番です。
実際に正解の例を一緒に見せてあげると、もっと手伝って欲しいという欲求が出てきます。
準備するものその2:九九の表
そこで登場するのが以下のお風呂の壁に貼る九九の表です。
トイレなどでも良いのですが、お風呂の壁に貼っておけば、お風呂に入った時にも九九を話題にできたり、1から10まで数える代わりに「今日は4の段をやってから出よう」という風に誘導ができます。

ここに先のアプリの問題の答えが書いてあるということを教えてあげましょう。
一緒に表が貼ってある場所まで行き、12を探します。
すると、2×6に12が書いてあることが分かります。
すぐにアプリが置いてあるリビングに戻り、2×6を作るのを手伝います。
そして正解であるということを味わいます。
この流れを何度か経験すると、
「答えを知るためには九九の表を見に行けばよいのだ!」ということに気が付くわけです。
ここから先は子供だけでループできるゲームになります。
何度も何度も繰り返すうち、徐々に九九を覚えていくのです。
九九の醍醐味
また、九九の面白い点が、答えが複数パターンあるということです。
例えば12であれば2×6だけではなく、3の段の3×4も12であるということに気が付くはずです。もっと言えば、4×3、6×2もそうです。
このようなことに気付くにつれて、
「ママ、2×6と3×4はどっちも12なんだよ?」
なんて教えてくれたりします。
つまり掛け算は組み合わせを変えるだけで同じ答えになるということが意識に組み込まれるのです。
さらに言えば、3×4と4×3が同じであるように、2×6と6×2も同じですので、掛ける順番が変わっても同じ答えになるということに気が付くわけです。
冒頭でお伝えしましたように、この時点においても、
子供がかけ算の意味を理解しているわけでは決してないということを理解してあげてください。
ここでの目的はあくまで九九を覚えるということです、それもゲームとしてです。
無料の九九アプリ候補
ちなみにトドさんすうを契約されていない方は無料のアプリで下記のようなかけ算アプリが沢山出てくるので、それでも構わないです。
ゲーム性と意味では単なる九九がメインになりますが、クリアするという点では同じようにゲーム性はあると思います。

手順まとめ
①子供に九九のアプリを触らせる
②正解するのが難しいことを感じてもらう
③正解を教えてあげる
④手伝ってほしがってもらう
⑤九九の表で該当箇所を一緒に探してあげる
⑥九九の表で見つけた答えをアプリで回答させる
⑦正解できたことを一緒に喜ぶ
⑧①~⑦を複数回繰り返す
⑨一人で九九の表を使って答えを探して回答することを繰り返す
⑩お風呂に表を貼っている場合はお風呂に入った時に1日1段読んでからお風呂を出るという習慣をつける←推奨!
この流れを何度も何日も繰り返すことで、九九はマスターできます。
このやり方が効果的だと感じるのは、あくまでゲームの延長であるという点です。子供はとにかくスマホやタブレットを触るのが大好きなので、そこを逆手にとって九九の世界に引き込んであげるイメージです。
体験談としては大体2~3か月で九九はマスターできる印象です。
まだ4歳前後の子供ですので、十分すぎるほど短期間だと思います。
かけ算の概念の理解
最後になりますが、九九は覚えたもののかけ算はいつ理解するのか?という問題があると思います。
これは日常生活における九九の活用が必要となります。
例えばパズルのピースを数えるような時。
長方形のパズルが多いので、分かりやすく数えていくことになるわけですが、例えば4×5の20ピースを数える場合、順番に数えれば20になります。
しかしそこで、4+4+4+4+4ということで20になるということを一緒に確認します。しかしこの5回足すというのが面倒なわけですよね。
そこで出てくるのがかけ算です。
「4×5ってなんだっけ?」という要領で子供問いかけてみてください。
すると「20」と答えてくれるはずです。
そう、これがかけ算であると。
同じようなシチュエーションはいくらでもありますので、ちょっとしたシーンでかけ算に持ち込んであげてください。「かけ算すごい!」と感じてくれるはずです。
まとめ
第四回はこちらで終了となります。
整理すると下記のようになります。
・九九のゲームがクリアできないことを感じて貰う
・九九の表を使えばゲームがクリアできることを体験させる
・九九の意味ではなく、九九と言う呪文を習得させる
・お風呂を出る前に九九を暗唱する
・生活の中でかけ算が活躍するシーンを見せてあげる
第五回は「新幹線とアナログ時計」をご紹介させて頂きます。
生活の中に数字を根付かせる小さな習慣が、子どもの好きや得意に繋がると実感しています。
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