福元聖矢(智辯和歌山3年)
和歌山三冠&県内23連勝で聖地切符
智辯和歌山の頼れるポイントゲッターに死角なし。今夏も不動の4番を担い、和歌山全5戦で打率.474(19-9)5打点3盗塁と大車輪の活躍を見せている。
入学直後からエース渡邉、リードオフマンの藤田らと熾烈なレギュラー争いを繰り広げ、気づけば昨春からチームは和歌山無敗。まさに横綱相撲で県内の連勝記録を23に伸ばすと同時に、最後の夏は「和歌山三冠」を引っ提げての聖地入りだ。
花巻東との聖地初戦を突破すれば、いよいよ次は東洋大姫路・済美の勝者と激突する。特に東洋大姫路は昨秋も今春も近畿大会決勝で競り負けている相手だけに、意地と意地がぶつかり合う大注目の一戦でしかない。
センバツ準Vの屈強4番打者
智辯の4番は本当にかっこいい。#智辯和歌山#智弁和歌山 pic.twitter.com/ZMpvurTjGi
— Nina (@Nina_cbcbcbnw) March 31, 2025
惜しくも準優勝に甘んじたが、世代トップクラスの打撃センスを世に知らしめる活躍で魅了したセンバツ2025。
待望の一発は夏に持ち越しとなったものの、横浜のエース奥村頼人から放ったフェンス直撃打は、あと50cmもすればスタンドインという特盛のタイムリー3ベースだった。
試合中盤に大きく水をあけられたなかで4番が見せた、意地の一発だ。
これで名実ともに横浜の“全国から追われる断トツ1強”が確定した。その牙城を崩すべき現時点での対抗1番手は智辯和歌山、リベンジするには今度こそ福元の一発は欠かせない。
センバツ2025での活躍は、下部の特集コーナーにて掲載。ぜひ最後まで読み進めてくれ。
福元聖矢:プロフィール
「ふくもと せいや」2007年生まれ
兵庫県猪名川町出身
猪名川中学校(大阪箕面ボーイズ)
180cm90kg 右投げ左打ち 高校通算18発
ポジション:ライト キャッチャー ファースト
飛距離:中学2年にして100m超
一塁到達3.81秒(夏の和歌山2024vs南陵)
三塁到達12.29秒(和歌山新人戦2023vs南部)
大阪箕面ボーイズ時代のチームメイトで
神戸弘陵から福岡ソフトバンクのドラ1
村上泰斗は同郷の先輩後輩という間柄
中2で飛距離100m超
中学時代から強豪チームの正捕手として、非凡な打撃センスを発揮していた福元聖矢。
中学2年にして100mの柵越えを放ってのけた、天性の飛ばせる能力が福元の真骨頂だ。
中学3年時には大阪を代表するスラッガーに成長し、同じく関西屈指の右腕と騒がれた福田拓翔(明石ボーイズ→東海大相模)を相手に演じた名勝負は語り草。
この大阪箕面時代は、小学生の頃から同じチームの長瀬大来と引き続きバッテリーを組んだ。
【幼馴染】長瀬大来との猪名川コンビ
そして長瀬も一度は智辯和歌山という狭き門を叩いたが、2年生の進級は大阪学院大高で迎えている。そこから1年間の制約を経て、晴れて3年生の春から公式戦の出場が解禁となった。
この春の時点で身長188cm、MAX146km。大阪学院大高の鍵を握る秘密兵器として、耳目を集め出している。
MAX146km『超大型スリークォーター右腕』 sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball...
— ドラ穴「ドラフト・レポート・アナザー」 (@hajimeou.bsky.social) 2025-04-04T07:36:17.079Z
身長は中学3年時と大差なく、当時から最速140kmを超えていた。ただ、中学2年時に右肘を痛め、思うように投げられなかった時期も。
その一方で、時として大阪箕面ボーイズの4番に座ることもあり、福元と一緒に選ばれた関西オールスター大会ではホームランを放つほど、実は元から打撃面の評価も高かった。
福元とは猪名川町立つつじが丘小学校に端を発する、同窓の間柄。ともに小学1年生で猪名川ヤンキースに入団し、3年生の頃からバッテリーを組んで来た腐れ縁だ。
二人揃って智辯和歌山に入学後は、奇しくも袂を分かつ形にはなったが、早ければ春季近畿大会での直接対決も有り得る。それこそラストサマーの甲子園対決が実現すれば、そこはもう1つのドラマでしかない。
ちなみに
当時のチームメイトで猪名川中学校の1学年先輩でもある村上泰斗は「自分もキャッチャーだったが、先発マスクは福元の方が多かった」という趣旨の内容を述懐している。
轟雷市ばりの存在感でスタメン奪取
智辯和歌山では入学直後の春の県大会でベンチ入りを果たし、代打ながら2試合に出場。背番号20番のスーパー1年生として耳目を集めた。
再び福元が注目されたのは、1年秋の新チーム発足後から。和歌山新人戦の初陣から4番を任され、大会中盤以降は本職のリード面でも評価を上げた。
この新人戦で抜群の結果を残した点は大きい。
何と言っても、全国有数の熾烈なレギュラー争いで知られる超名門の智辯和歌山だ、ダイヤのAで例えるなら「轟雷市」に近い存在と言っても過言ではない。
そこを踏まえ、後述する和歌山新人戦2023の全データを穴が開くまで熟読してくれ。
ちなみに智辯和歌山は、この新人戦で優勝を果たしている。しかし秋季和歌山大会のベスト8で敗退し、センバツ出場の望みを断たれた。
これは和歌山独自の大会システムに起因する。結論を述べると、新人戦で優勝してもすんなり近畿大会には進めない。
初聖地を逃した和歌山独自ルールの壁
例年8月中旬から開幕する新人戦は、和歌山の全チームが出場する。
ここで準決勝までの4チームは秋季和歌山大会1次予選が免除。同2次予選は実質ベスト16から開幕し、決勝まで進んだ2チームがセンバツ切符の権利を得られる。
つまり秋の和歌山大会は2度開催され、この2度目を勝ち抜かないと即センバツが絶たれる超絶シビアなローカルルールだ。
智辯和歌山は、この2次予選の2戦目をベスト8敗退の結果で終えている。
なおかつ新人戦でベスト4に入った全チームも相次いで姿を消す異例の状況に転じたのが、この和歌山新人戦2023だ。
それでも流石は全国屈指の名門校。ただでは倒れない。
パワーアップで巻き返した2年春
春から新たに据えたリードオフマンの福元聖矢が、チームを鼓舞するかのような積極的な打撃で大車輪の活躍を見せる。
以前までとは打って変わり、まさに超強力打線の存在を合戦の太鼓役のように知らせて周る広告塔として、ドデカイ狼煙を挙げ続けた。
ポジションも外野にコンバートと心機一転ながら、福元は自慢の肩でも魅せている。
福元聖矢:全データ
春季和歌山大会2023(準V)
代打で2試合に出場し、各1打席ずつの2打数0安打。入学直後に名門の登録メンバーを勝ち取るものの、ホロ苦い最初の春を味わうことに。
続く夏の大会は初戦敗退もあり出場機会ゼロながら、3年生が引退した新人戦で目覚ましい成長を遂げている。
秋季和歌山新人戦(優勝)
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松井稼頭央がPL学園時代に打ち立てた「大阪大会の奪三振記録」は未だ破られていない。
