10年周期のスーパースター列伝「大谷翔平に続くネクスト村上&岡本の爆誕は2004年世代が軸」
「ここぞで4番の一発が飛び出る」から野球は面白い。いつの時代も“希代”と呼ばれるホームラン打者が日本のプロ野球を盛り上げてきた。
まさに大谷翔平が今、それも世界最高峰のメジャーリーグで体現させている。来季からはNPBを代表する左右のスラッガー、村上宗隆と岡本和真もメジャーでの挑戦が確実的だ。
それは同時に、これまで日本球界の人気を牽引してきた「トップスター」を失うことにもなる。それでも来季の日本にはサトテルこと佐藤輝明がいるとはいえ、彼を脅かすだけの大砲不在、という状況は否めない。
そんな訳で今回は近年の3大スラッガーを引き合いに、10年周期でスーパースターが誕生する説に迫ってみた。
松井秀喜 1974年6月12日生まれ
日米通算507本塁打(国民栄誉賞)
中村剛也 1983年8月15日生まれ
通算481本塁打(NBP現役最多記録)
大谷翔平 1994年7月5日生まれ
日米通算328本塁打(超人二刀流)
???? 2003年or2004年or2005年生まれ
2000年代以降のプロ野球を象徴するホームラン打者といえば、やはり松井・おかわり・大谷のビッグ3だ。
おかわりくんこと中村は、松井が渡米した2000年代半ばに一躍ブレイク。その約10年後には、大谷がホームラン打者としての片鱗も示している。
それが今から10年くらい前のことだ。そろそろ次なる新芽が顔を見せ始めても可笑しくない。上記のビッグ3を踏まえると、次は2004年、それか前後の2003年か2005年生まれの世代から大物誕生という流れになる。
そこでピックアップしたのが3世代総勢10人の有望株だ。まずは、2004年生まれの2人から紹介する。
内田湘大 21歳(2004年9月22日)
元豪腕高校生「ネクスト誠也」
2022年ドラ2:利根商
高校時代は群馬歴代最速男(MAX149km)の異名を県内に轟かせた二刀流で、その記録を石垣元気が塗り替えたことは記憶に新しい。高校通算36発、当時から飛距離とスイングスピードが高評価されていたフィジカルモンスター系だ。
練習の鬼としても知られ、球団内からは内田自身も小学生の頃から目標としてきた鈴木誠也の姿を重ねる声が多く挙がるほど。実際に誠也とは、内田の入団1年目終了後のオフから自主トレをともにする、いわば師弟関係にもある。
3年目の今季は1軍で最終盤の6試合出場にとどまったが、サプライズ的なショートでの初スタメンは赤ヘル党の度肝を抜いた。来季は鈴木誠也もブレイクした、いわゆる勝負の4年目に突入する。
そんな内田といえば、実は自身も含めた2組の双子家庭という珍しい側面も。双子の兄とは利根商の野球部時代に一緒に汗を流し、弟と妹も双子で知られている。
内藤鵬 21歳(2004年10月5日)
天性のアーチスト「おかわり2世」
2022年ドラ2:航空石川
いわゆる典型的なプルヒッターながらも、それほど三振は多くないタイプだ。高校通算53発、当時は率も残している。入団3年目の今シーズンは1軍出場なし。それでもファーム122試合で79三振、決して大振り一辺倒という訳ではない。
ただ、持ち味の本塁打は3発と片鱗にまでいたらず。昨季までの2年間は怪我による長期離脱で本領を発揮できなかっただけに、鬱憤がたまるシーズンとなった。失策数の多さも懸念材料だ。
巻き返すには、やはり来シーズンの開幕ダッシュあるのみ。勝負の4年目で開花なるか、それとも単なるロマン砲で終わるのか。
すでに高校時代に記録していたスイングスピード160kmの真価が問われる。
なお両親は来日20年以上という中国人。家庭内では中国語を使う環境だったことから、ある意味で内藤はバイリンガルに近い。本人曰くリテラシー的には、会話のみネイティブレベルと語っている。
野球王国千葉から2人
残る8人は、2003年と2005年世代だ。前者は立石を筆頭に期待の大卒ルーキーを揃える世代ではあるが、伝説の千葉学芸コンビも忘れてはならない。
野球王国千葉から歴史的スラッガーが誕生するのか、それとも和製デラクルーズや新アフリカン三銃士といった大卒組の個性的な面々が一時代を築くのか。
実は苦戦する歴代大卒組の傾向についても交えながら、2003年世代のスター候補にスポットを当ててある。
翻って2005年世代といえば、佐々木麟太郎を取り上げるメディアばかりだが、決して一択ではない。
MLBのスカウト陣からも「ネクスト村上」と評価される注目株がいる。そんなラインナップを並べた読み応え充分の内容だ。
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松井稼頭央がPL学園時代に打ち立てた「大阪大会の奪三振記録」は未だ破られていない。
