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【第二回】なるべく低予算でゲーミングPCを作ろう!【GPU編】

今回は二回目となります。一回目は前回の記事

をご覧ください。

前回はCPU編ということで、ゲーミングという用途において如何にこの世にありふれたベンチマーク指標が意味をなしていないか。
また、シングルスコアという視点で見ればCore i3も十分に視野に入るということについて話しました。
今回はGPU編となります。

我々消費者はNVIDIAから逃れられないのか?
そもそもGPUはPCではどのような扱いを受けるのか?

今回はこれらに焦点を当てていこうと思います。

なお、今回もすべて私論です


そもそもGPUとは?

GPUは(Graphics Processing Unit)というPCにおけるパーツの一種とみなされます。前回扱ったCPU編では当たり前すぎて話しませんでしたが…

PCはCPUがなければ原理的に動作しません。

これはどういうことでしょうか?難しい説明は情報工学の専門家に任せるとして、我々一般人は次のような認識で十分です。すなわち、CPUはPCの心臓であり脳である。
現代のすべてのコンピュータは非常に大きなデータの読み書きを行うためにCPUは主記憶装置(メモリ、RAM)と補助記憶装置(ストレージ)にデータを主に保存して動作します。しかし―—かなり暴論ですが―—なんならCPUだけでコンピュータとしてのタスクを遂行することは理論上可能です。

ただし、現代のコンピュータは歴史上登場して間もないコンピュータと違って、高解像度のモニター上に、アイコンなどの静止画を描画したり、その静止画を一秒間に何十回と切り替え続けて動画を再生したりします。

歴史上、あるいはCPUの動作原理上、こういった「描画処理」はあまりにも高負荷であり苦行とも呼ぶべきものであったため、描画処理専門のパーツ(ユニット)をPCに搭載することにしました。これをGPUと言います。

なぜゲーミングPCにはGPUが必要なのか?

さて、上ではGPUの歴史的な経緯をCPUの特性と結びつけてざっくりお話ししました。
しかし、これだけでは直接的な疑問の解決になりません。それは、なぜ高性能を謳うゲーミングPCは高性能なGPUを積んでいるのかということです。

実は、ここにも人類の工夫の歴史が見え隠れします。

人類は、GPUという機械を「機械」という単位として見つめてみると、CPUよりも「単位時間あたりに実行できる計算量」が桁違いであることに気づきました。
この特性を利用して、描画処理以外にCPUよりもGPUが得意そうな計算タスクをGPUに行わせる技術が発達していきます。
これをGPGPU(General Purpose GPU)と呼びます。

GPGPUは特にゲーミング環境においてその真価を発揮することが多いです。故に、ゲーミングPCは高性能なGPUを要求する場合がほとんどであるということです。

特に、ほとんどの3DCGなどを処理する際にはGPUが前提として議論されます。

ではGPUなら何でもよいのか?

消費者という観点からみて、GPUには大まかに次の分類があります。
まず最初に、PCの動作チップ上に存在するGPU(内蔵GPU, CPUとともにGPUがパッケージ化されてチップとして搭載されている)の場合と、俗にグラフィックボードと呼ばれるデスクトップパソコンなどに取り付けられる大型のGPUの場合。
前者はノートパソコンでよく見られます。

※以後、グラフィックボードと書いたとき、それはデスクトップPCに積まれるGPUを指すこととします。

また、グラフィックボードには、NVIDIAかNVIDIA以外か。という大きすぎる超えられない壁が存在します。

結論から話すと、ゲーミングPCに搭載するべきはNVIDIA製のグラフィックボード一択です。

NVIDIA製グラフィックボードはなぜ王者なのか

GPUはCPUの奴隷です。

これは覆りようのない事実であり、現代PCの動作原理のひとつです。

GPUは単体で動作することのできないユニットであるがため、CPUに命令されて初めてタスクをこなせます。
しかし、GPUへの命令はそう簡単ではありません。

GPUはコンピュータとしてみるとあまりに異質な構造であるがため、命令するためにはそれなりに高度なプログラミングと、「GPUに最適化された命令」を行う必要があります。

ここで、NVIDIAという企業の大きさが直接かかわってくるのですが……

NVIDIA製グラフィックボードが一度でも業界のデファクトスタンダードとして扱われてしまって長い時が経ってしまっているため、ゲーミング用途のGPGPUなどの技術が軒並みNVIDIA製グラフィックボードに最適化されてしまっているという現実があります。

故に、事実上NVIDIA製グラフィックボードはゲーミングPCとの相性が最強ということです。

不朽の名機、RTX3060(12GB VRAM)

NVIDIA製グラフィックボード、特にRTXシリーズには明確に「最高傑作」と呼ばれるものがあります。

それがRTX3060です。

ここで、RTXシリーズのナンバリング規則について簡単に説明しておきます。
RTXシリーズのナンバリングは4桁で、3060や4050などがあり、前半二桁は20,30,40,50があり、後半二桁は50,60,70,80,90があります(2026/04/16現在)。
前半二桁が世代を、後半二桁が世代内でのグレードを表し、どちらも数字が大きければ大きいほど高性能となります。

では、3060は中途半端では?と思われるかもしれません。

確かに、その疑問には一理あります。当然、「最新の3Dゲームを4K画質で180FPS出したい!」という人にとってRTX3060は力不足です……ですが、そんな贅沢な環境が欲しい人はゲーミングPC作りにケチるべきではありません。
これはいわば、「安い焼き肉店の食べ放題で上ロースを食べたい」的なミスマッチです。

RTX3060でも、適当な3DゲームならFHD画質60FPS環境で快適にゲームできるでしょうし、むしろ価格に対するパフォーマンスは歴代最高と言っても過言ではありません。
なんなら、MMDならRayMMDを導入しても120FPSは設定次第で出せます。

これは次回の【メモリ編】で扱う予定ですが、現代のコンピュータはすべてデータを読み書きするという特性上、PCのユニットにはデータを保存しておくためのRAM(あるいはレジスタ)という読み書きの高速なデータ容量が備わっています。
その中でもGPUに搭載されるRAMをVRAMと呼びますが、RTX3060は同グレードのGPUでも珍しい12GB VRAMモデルがラインナップされています

これは数々のゲーマーの体感ですが、「VRAM8GBってちょっとキツめかなあ……でも、12GBくらいあると安心だよね」という、実家のような安心感を与えてくれるGPUがこのRTX3060なのです。

また、RTX3060は地味にデータ転送速度を表すバス幅も広く、「なぜX060のなかで3060だけこんなに優遇されてるんだ?」的な疑問が尽きません。

総括

ゲーミングPCに載せるためのGPUはNVIDIA一択で、価格的に最適なのはRTX3060、金が有り余ってるなら買えるだけ高性能なGPUを買うべきというのが今回の結論になります。

また、GPU選びは同時に電源ユニットにも気を配らなければなりません。

このシリーズで以後【メモリ編】【SSD編】と【マザーボード編】を続けることは確定していますが、【電源ユニット編】まで書くかはまだ未定です。

しかし、私的にはCore i3 12100FとRTX3060の組み合わせは凄くちょうどよい具合だと思っています。
確かにハイエンドにはとどかないものの、世の中にあるほとんどのタイトルで苦労することはないレベルをオールウェイズ出してくれるので、私イチオシの組み合わせです。

次回は【メモリ編】で会いましょう。

ではまた。

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